メルセデス・F1_W06_Hybridとは? わかりやすく解説

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メルセデス・F1 W06 Hybrid

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/09 07:54 UTC 版)

メルセデス・F1 W06 Hybrid
カテゴリー F1
コンストラクター メルセデス
先代 メルセデス・F1 W05 Hybrid
後継 メルセデス・F1 W07 Hybrid
主要諸元
エンジン メルセデス・ベンツ PU106B Hybrid
タイヤ ピレリ
主要成績
チーム メルセデスAMG・ペトロナス・F1チーム
ドライバー ルイス・ハミルトン
ニコ・ロズベルグ
出走時期 2015年
コンストラクターズタイトル 1(2015年)
ドライバーズタイトル 1(2015年)
通算獲得ポイント 703
初戦 2015年オーストラリアGP
初勝利 2015年オーストラリアGP
最終戦 2015年アブダビGP
出走 優勝 表彰台 ポール Fラップ
19(38台) 16 32 18 13
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メルセデス F1 W06 Hybrid (Mercedes F1 W06 Hybrid) は、メルセデス・ベンツ2015年のF1世界選手権参戦用に開発したフォーミュラ1カー

2015年シーズン

開幕前のテストから好調で[1][2]、開幕戦オーストラリアGPをワンツーフィニッシュで幸先よく飾った[3]。しかし、第2戦マレーシアGPではタイヤを機能させることができず、フェラーリセバスチャン・ベッテルに逆転優勝を許した[4]。 そこから、前倒してフロントウィングを投入するなど開発のペースを上げ始めペースを取り戻すと[5][6]、ハミルトンが第6戦モナコGPから第12戦イタリアGPまで7戦連続でポールポジションを獲得するなど速さを見せた。一方で、同じ時期にチームはスタートという新たな問題を抱え、第9戦イギリスGPや第10戦ハンガリーGPなどで順位を下げるケースが目立った[7]。 また、第13戦シンガポールGPでは突如失速し、予選ではチームとしてシーズン唯一ポールポジションを逃し5、6番手に留まり、決勝もロズベルグが4位ハミルトンはシーズン初のリタイヤを喫した[8][9]。その後は再び調子を取り戻してロズベルグが6戦連続でポールポジションを獲得し、5戦でワンツーフィニッシュを飾って第15戦ロシアGPでコンストラクターズタイトルを[10]、そしてハミルトンが2年連続となるドライバーズタイトルを第16戦アメリカGPで獲得した[11]。最終的には前年を上回る12回のワンツーフィニッシュを飾り、ポールポジションも前年同様に18回獲得。信頼性の向上などもあってトータルで獲得したポイントも昨シーズンを上回った。

スペック

[12]

シャーシ

エンジン

  • エンジン名 メルセデス PU106B Hybrid
  • 気筒数・角度 V型6気筒・90度
  • 排気量 1,600cc
  • 最高回転数 15,000rpm(レギュレーションで規定)
  • バルブ数 24
  • 重量 145kg
  • 潤滑油 ペトロナス

記録

No. ドライバー 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 ポイント ランキング
AUS
MAL
CHN
BHR
ESP
MON
CAN
AUT
GBR
HUN
BEL
ITA
SIN
JPN
RUS
USA
MEX
BRA
ABU
2015 44 ハミルトン 1 2 1 1 2 3 1 2 1 6 1 1 Ret 1 1 1 2 2 2 703 1位
6 ロズベルグ 2 3 2 3 1 1 2 1 2 8 2 17 4 2 Ret 2 1 1 1

脚注

  1. ^ “メルセデスの速さに「びっくり」したボッタス”. espnf1.com. (2015年2月28日). http://ja.espnf1.com/williams/motorsport/story/192887.html 2018年11月7日閲覧。 
  2. ^ “エクレストンはメルセデス優勝を確信”. espnf1.com. (2015年3月8日). http://ja.espnf1.com/f1/motorsport/story/193715.html 2018年11月7日閲覧。 
  3. ^ “ハミルトンが乱戦とは無縁の勝利!”. espnf1.com. (2015年3月15日). http://ja.espnf1.com/australia/motorsport/story/194637.html 2018年11月7日閲覧。 
  4. ^ “武器に磨きをかけるメルセデス”. espnf1.com. (2015年4月6日). http://ja.espnf1.com/mercedes/motorsport/story/196605.html 2018年11月7日閲覧。 
  5. ^ “メルセデス、中国で新フロントウィング投入か”. espnf1.com. (2015年4月8日). http://ja.espnf1.com/mercedes/motorsport/story/196691.html 2018年11月7日閲覧。 
  6. ^ “メルセデス、フェラーリのPUアップグレードを警戒”. espnf1.com. (2015年6月2日). http://ja.espnf1.com/mercedes/motorsport/story/200951.html 2018年11月7日閲覧。 
  7. ^ “スタート問題への対処は必須とウォルフ”. espnf1.com. (2015年7月29日). http://ja.espnf1.com/mercedes/motorsport/story/205139.html 2018年11月7日閲覧。 
  8. ^ “ハミルトンがリタイヤもロズベルグは4位に巻き返し”. espnf1.com. (2015年9月21日). http://ja.espnf1.com/mercedes/motorsport/story/208033.html 2018年11月7日閲覧。 
  9. ^ “スランプに困惑するメルセデス”. espnf1.com. (2015年9月20日). http://ja.espnf1.com/mercedes/motorsport/story/207951.html 2018年11月7日閲覧。 
  10. ^ “ハミルトンの勝利でコンストラクターズタイトル獲得!”. espnf1.com. (2015年10月12日). http://ja.espnf1.com/mercedes/motorsport/story/209827.html 2018年11月7日閲覧。 
  11. ^ “ハミルトンが勝利で3度目の戴冠を飾る!”. espnf1.com. (2015年10月26日). http://ja.espnf1.com/usa/motorsport/story/210674.html 2018年11月7日閲覧。 
  12. ^ F1 W06 Hybrid”. mercedesamgf1.com. 2015年3月19日閲覧。



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