DHLファステストラップアワード
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/05 15:50 UTC 版)
DHLファステストラップアワード(DHL Fastest Lap Award)とは、フォーミュラ1世界選手権(以下F1グランプリ)においてシーズン中最も多くのファステストラップを獲得したドライバーに贈られる賞である。別名は"最速ラップ賞"。
概要
2007年に創設され、F1グランプリのチャンピオンシップの成績に関係なく選出され、シーズン最終戦が終了した後ドライバーに授与される。スポンサーはDHLで、同社はF1グランプリのオフィシャルロジスティクスパートナーとしてF1マシンやその他機材の輸送を委託されている。[1]
選考方法
各レース毎にファステストラップを記録したドライバーに1ポイントが与えられ、ポイントが一番高いドライバーに賞が贈られる。2人以上のドライバーが同点で並んだ場合は2番目に速いラップタイムを記録した回数を比較し、それも同数の場合は3番目を比較して一人に絞り込むカウントバック方式がとられる。
歴代受賞者
| 年 | ドライバー | チーム | マシン | FL獲得数 |
|---|---|---|---|---|
| 2007 | フェラーリ | F2007 | 6 | |
| 2008 | フェラーリ | F2008 | 10 | |
| 2009 | レッドブル | RB5 | 3 | |
| 2010 | フェラーリ | F10 | 5 | |
| 2011 | レッドブル | RB7 | 7 | |
| 2012 | レッドブル | RB8 | 6 | |
| 2013 | レッドブル | RB9 | 7 | |
| 2014 | メルセデス | F1 W05 Hybrid | 7 | |
| 2015 | メルセデス | F1 W06 Hybrid | 8 | |
| 2016 | メルセデス | F1 W07 Hybrid | 6 | |
| 2017 | メルセデス | F1 W08 EQ Power+ | 7 | |
| 2018 | メルセデス | F1 W09 EQ Power+ | 7 | |
| 2019 | メルセデス | F1 W10 EQ Power+ | 6 | |
| 2020 | メルセデス | F1 W11 EQ Performance | 6 | |
| 2021 | メルセデス | F1 W12 E Performance | 6 | |
| 2022 | レッドブル | RB18 | 5 | |
| 2023 | レッドブル | RB19 | 9 | |
| 2024 | マクラーレン | MCL38 | 6 | |
| 出典: [3] | ||||
- 太字はその年のドライバーズタイトル獲得者。
備考
過去に4回カウントバック方式が適用されている。
- 2007年:ライコネンとフェリペ・マッサ。2番目のラップも3回で並んだ。
- 2009年:ベッテルとウェバー。
- 2010年:アロンソとルイス・ハミルトン。
- 2021年:ハミルトンとマックス・フェルスタッペン。
この賞を複数回受賞しているのはキミ・ライコネン、セバスチャン・ベッテル、ルイス・ハミルトンの3人で、全員ドライバーズチャンピオンを獲得している。
参照
- ^ [1]プレスリリース
- ^ “ドライバー・オブ・ザ・デー最多獲得はフェルスタッペン。ピットストップ・アワードもレッドブル・ホンダが制す”. autosport web (2019年12月4日). 2019年12月16日閲覧。
- ^ “DHL Fastest Lap Award” (英語). DHL. 2025年4月6日閲覧。
関連項目
DHLファステストラップアワード
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 09:17 UTC 版)
「2022年モナコグランプリ」の記事における「DHLファステストラップアワード」の解説
順位ドライバー獲得数 1 シャルル・ルクレール 3 2 マックス・フェルスタッペン 2 3 セルジオ・ペレス 1 1 4 ランド・ノリス 1 ソース: 注:いずれもトップ5まで掲載。 注:ファストテストラップアワードは同数の場合、カウントバック方式がとられている。
※この「DHLファステストラップアワード」の解説は、「2022年モナコグランプリ」の解説の一部です。
「DHLファステストラップアワード」を含む「2022年モナコグランプリ」の記事については、「2022年モナコグランプリ」の概要を参照ください。
- DHLファステストラップアワードのページへのリンク