DHLジャパンとは? わかりやすく解説

DHL

(DHLジャパン から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/23 23:26 UTC 版)

DHL
DHL International GmbH
ドイツのグループ本部
種類 有限会社
略称 DHL
本社所在地 ドイツ
ノルトライン=ヴェストファーレン州ボン
設立 1969年
業種 空運業
法人番号 9010701006154
事業内容 貨物運送事業,貨物フォワーダー
代表者 フランク・アペル(CEO)
従業員数 510,000 [1]
所有者 ドイツポスト
外部リンク www.dhl.com
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DHLの貨物輸送機(ボーイング757-200SF
DHLの配送車
DHLのボート

DHL(ディーエイチエル)は、航空機を主体とした国際宅配便、運輸、ロジスティクスサービスを扱うドイツの国際輸送物流会社。本社はドイツ連邦のボン。事業展開国・地域数は228。現在はドイツポストの傘下となっている。

ドイツ国内および国外の宅配運送、ロジスティクスサービス等を複数社体制で提供する世界最大の国際輸送物流会社で、傘下のDHL Global Forwardingは世界第二位の国際貨物フォワーダーである(2021年)[2]

ドイツポストがドイツ国内郵便事業を担当し、DHLが国際宅配・輸送・ロジスティクス事業を担当する。

日本では、DHLジャパン株式会社、DHLグローバルフォワーディングジャパン株式会社、DHLサプライチェーン株式会社の3社がある。

歴史

DHLはアメリカ合衆国カリフォルニア州1969年に創立された。会社名の由来は創業者であるAdrian Dalsey(1914-1994)、Larry Hillblom(1943-1995)、Robert Lynn(1920-1998年)の頭文字となっている。DHLは世界最初の国際宅配便であった[3]

3人はまず、アメリカ本土とホノルルとの宅配便を開始。そこからアジアオーストラリアを足がかりにして大成功を収めた後、アメリカとヨーロッパにも進出し、国際宅配便の大手企業へと成長した。

1998年にドイツポストが同社の株式の22.5%を取得したのを機に事実上ドイツポスト傘下となり、アメリカ合衆国の会社ではなくなった。

1999年にドイツポストはスイスの大手ロジスティクス企業であるダンザスを傘下に入れ、DHLにおいてロジスティクスサービスを提供する会社としてダンザスをDHL Danzas Air & Oceanへ名称変更。

2002年にはドイツポストが国際宅配便のDHLを100%子会社化。旧ダンザスとは国際宅配便DHL Expressの社名で区別される。

2003年にそれまで国際宅配便とは別ブランドとして提供していたDHL Danzas Air & OceanのサービスをDHL Expressのものとブランド統一。それに伴いDHL Danzas Air & Oceanは社名をDHL Global Forwardingと変更した。

2005年ドイツポストが、当時世界最大の3PL企業であった英エクセルの全株式を取得し、社員50万人を有する世界最大規模の統合物流企業が誕生。旧エクセルはDHL Supply Chainへとブランド変更した。

アウトソーシング

業務請負データは下記の通り。

  • 従業員:約285,000人
  • 営業所数:約6500ヶ所
  • 倉庫・ターミナル数:450ヶ所以上
  • 出入口数:240
  • 所有航空機数:420機
  • 車両数:76,200台
  • 配達国・地域数:220以上
  • 年間の積荷数:15億個以上
  • 配達都市数:120,000以上

DHLジャパン

ディー・エイチ・エル・ジャパン株式会社
DHL Japan,Inc.[4]
種類 株式会社
略称 DHLジャパン
本社所在地 日本
140-0002 
東京都品川区東品川1-37-8
設立 1972年
業種 空運業
法人番号 9010701006154
事業内容 貨物運送事業
代表者 代表取締役社長 トニー・カーン[5]
外部リンク www.dhl.co.jp
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ディー・エイチ・エル・ジャパン株式会社(DHL JAPAN)は、DHLインターナショナルの日本法人。本社は東京都品川区にある。

  • 沿革
    • 1972年6月 DHLインターナショナル日本支社として創業
    • 1979年8月 法人設立

2006年7月から「グリーンロジスティクス」と称する環境保護への取り組みの一環としてメルセデス・ベンツ・Aクラス燃料電池自動車"F-Cell"を借り受け、東京都内で配送車として2008年まで試験運行した。また2013年には電気自動車日産・e-NV200をモニター運行、2014年12月より環境プログラム「GoGreen」の一環としてe-NV200を導入している。

愛知県の中部国際空港に、資本提携関係にあるエア・ホンコンの機体(A300F型)を使用して定期貨物路線として貨物運輸を行っている。

2007年1月 Jリーグ浦和レッドダイヤモンズとオフィシャルパートナー契約を締結。AFCチャンピオンズリーグをはじめとした国際カップ戦でDHLのマークを入れたユニフォームを提供(Jリーグなど日本国内での試合では広告看板の掲出のみ)。2009年からは国内リーグ戦・カップ戦用ユニフォームのパンツ部分に広告を掲出している。

地方など自社で集配対応できない地域では、提携先の佐川急便が荷物の集荷及び配達を行っている[6]

航空事故

テレビ番組

脚注

関連項目

外部リンク



DHLジャパン

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DHL」の記事における「DHLジャパン」の解説

ディー・エイチ・エル・ジャパン株式会社DHL JAPAN)は、DHLインターナショナル日本法人本社東京都品川区にある。 沿革1972年6月 DHLインターナショナル日本支社として創業 1979年8月 法人設立 2006年7月から「グリーンロジスティクス」と称する環境保護への取り組み一環としてメルセデス・ベンツ・Aクラス燃料電池自動車"F-Cell"を借り受け東京都内配送車として2008年まで試験運行した。また2013年には電気自動車日産・e-NV200モニター運行2014年12月より環境プログラムGoGreen」の一環としてe-NV200導入している。 愛知県中部国際空港に、資本提携関係にあるエア・ホンコン機体(A300F型)を使用して定期貨物路線として貨物運輸行っている。 2007年1月 Jリーグ浦和レッドダイヤモンズオフィシャルパートナー契約締結AFCチャンピオンズリーグをはじめとした国際カップ戦DHLマーク入れたユニフォームを提供(Jリーグなど日本国内での試合では広告看板掲出のみ)。2009年から国内リーグ戦カップ戦ユニフォームパンツ部分広告掲出している。 グリーンロジスティクスの一環導入され燃料電池自動車(F-Cell) GoGreen一環導入され電気自動車(e-NV200)

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DHI-11 ヘル・ディガンナー第一次大陸間戦争時代の仕様。同時代においては特殊工作部隊に所属する事から機体呼称に「ヘル」の名を冠した。第一次大陸間戦争時代のヘルディガンナーは暗黒大陸特有の鉱物「ディオハリコン」を食料とする事でエネルギーを産出でき、機体の一部が薄緑色に発光する特色を持っていた。GRZ-03 ヘルディガンナーZAC2056年の惑星Zi大異変後も生き残った機体を、ZAC2057年以降磁気嵐対応型に改良したもの。後のEZ-11と同一の武装を施しつつも以前と同じく内部にディオハリコンが組み込まれており、装甲にはアイスブレーザーやガンギャラドに使用されていたアイスメタルの技術を応用し強化が施されていた。EZ-011 ヘルディガンナーZAC2099年からの戦いでは西方大陸の環境に合わせた仕様変更を受けた上で投入された。惑星Zi大異変の影響からディオハリコン技術が失われたものの、奇襲や破壊活動などで活躍した。荒涼とした大地の多い西方大陸においては最もその地形に適した機体と言われている。陸上での運動性は低いが、湿地帯や浅瀬では機動力が高く、背部にはロングレンジアサルトビーム砲を装備したことで狙撃任務にも用いられる。武装・装備は第一次大陸間戦争時代、は第二次大陸間戦争時代の装備呼称。4連装パラライザー / ARZ20mm2連装ビーム砲

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