メルセデスAMG・F1_W13_E_Performanceとは? わかりやすく解説

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メルセデスAMG・F1 W13 E Performance

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/14 09:03 UTC 版)

メルセデスAMG・F1 W13 E Performance
カテゴリー F1
コンストラクター メルセデス
デザイナー ハイウェル・トーマス(メルセデスAMGハイパフォーマンス・パワートレインズ・マネージングディレクター)
ジェイムズ・アリソン(チーフテクニカルオフィサー)
マイク・エリオット(テクニカルディレクター)
先代 F1 W12 E Performance
後継 F1 W14 E Performance
主要諸元
サスペンション(前) カーボンファイバー製ダブルウイッシュボーン(プッシュロッド式)
サスペンション(後) カーボンファイバー製ダブルウイッシュボーン(プルロッド式)
全長 5,000(mm)
全幅 2,000(mm)
全高 970(mm)
ホイールベース 3600mm 以下 (411.48cm)
エンジン メルセデスAMG F1 M13 E Performance 1.6 L V6ターボ
トランスミッション カーボンファイバー製メインケース/前進8速+後退1速油圧式セミオートマチックシーケンシャル
燃料 ペトロナス
オイル ペトロナス製
タイヤ ピレリ
主要成績
ドライバー ジョージ・ラッセル
ルイス・ハミルトン
出走時期 2022
通算獲得ポイント 515
初戦 2022年バーレーンGP
初勝利 2022年サンパウロGP
最終戦 2022年アブダビGP
備考 主要諸元の出典[1]
出走優勝表彰台ポールFラップ
2211917
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メルセデスAMG・F1 W13 E Performance (Mercedes-AMG F1 W13 E Performance) は、メルセデス2022年のF1世界選手権参戦用に開発したフォーミュラ1カーである。

概要

マシンの名前は昨年マシンの「W12」に続き「W13」となった。レギュレーションの大幅改定に伴いマシンデザインが一新された。

中でも特徴はサイドポッドのデザインで、2月のバルセロナテストでは比較的コンベンショナルな形状のものを採用していたものの[2]、3月のバーレーンテスト以降は「ゼロポッド」とも評される、サイドのエアインテーク等が非常に小さくまとめられたデザインとなっている[3]。この「ゼロポッド」の開発には、イギリスの航空宇宙メーカーであるリアクション・エンジンズが関与しており[4]、「pre-Cooler」と呼ばれる冷却技術が応用された、円筒型水冷式インタークーラーが使用されている[5]

当初はフロアのキックポイントが大きく長かったことや、油圧やガスを使ったヒーブサスペンション禁止の影響を軽視したことなどから、ダウンフォース量は全チームの中で最大と見積もられていたものの、同時に最もポーポイズ現象が顕著に見られるマシンとなっていた。シーズン中盤に入っても状況は改善せず、アゼルバイジャンGPではドライバーのルイス・ハミルトンが激しい背中の痛みを訴え、決勝レース後には自力でマシンから出ることができなくなったほどである[6]。またパワーユニットについても「4メーカーの中で最も非力」との評価もある[6]。ただシーズン後半にはレッドブル型のフロアにアップデートしたことや、そのフロアに頼らない大きいリアウイングを使用したダウンフォースの発生などが功を奏し、ポーポイズ現象を大幅に抑えることに成功。持ち前のダウンフォース量を活かしてコーナーで躍動し、フェラーリを抑え、レッドブルに次ぐポジションを確保できるようになり、ブラジルGPではラッセルが自身のF1キャリア初優勝を挙げた。

2022年シーズン

スペック

シャシー

記録

key

No. ドライバー BHR SAU AUS EMI MIA ESP MON AZE CAN GBR AUT FRA HUN BEL NED ITA SIN JPN USA MXC SÃO ABU ポイント ランキング
2022 63 ラッセル 4 5 3 11 4 5 3 5 3 4 Ret 4 4 3 3 4 2 3 14 8 5 4 1 1 5 515 3位
44 ハミルトン 3 10 4 14 13 6 5 8 4 3 3 8 3 2 2 Ret 4 5 9 5 2 2 3 2 18

脚注

注釈

出典


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