メトロ (リヨン)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/16 04:26 UTC 版)
リヨン・メトロ | |
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基本情報 | |
国 | ![]() |
所在地 | メトロポール・ド・リヨン |
種類 | 地下鉄 |
開業 | 1974年12月9日 |
所有者 | SYTRALモビリテ |
運営者 | RATP開発 |
詳細情報 | |
総延長距離 | 34.4 km |
路線数 | 4路線 |
駅数 | 42駅 |
輸送人員 | 2億821.4万人/年(2023年) |
1日利用者数 | 82.9万人(2018年) |
保有車両数 | 73両 |
軌間 | 1,435 mm |
電化方式 | 直流750V |
最高速度 | 78 km/h |
通行方向 | 左側通行 |
路線図 | |
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リヨン・メトロ(フランス語: Métro de Lyon)は、フランスのリヨンを中心としたメトロポール・ド・リヨンで運行されている1978年に開業した地下鉄。現在4路線で構成されている。運営はRATP開発によって行われている。既存の鉄道路線との乗り入れはない。
概要
フランス第3の都市リヨンとその周辺地域(メトロポール・ド・リヨン)をカバーする公共交通機関の一つ。
フランス国鉄や日本の地下鉄と同じように左側通行となっており、他のフランス国内の地下鉄とは通行方式が異なっている。車体幅は2.90mとヨーロッパ各地を走る地下鉄の平均に比べると余裕がある。営業距離は30kmでそのうち80%は地下区間となっている。
1974年12月9日、クロワ・パケ駅とクロワ・ルース駅間を結ぶケーブルカーを鉄道に改良し、開業(現在のC線)。その後、1978年4月28日に空気圧式車両を用いたA線とB線の2路線の開業を機に、鉄道ネットワークとして広がった。1991年9月9日に自動運転方式となるD線が開業。
地下鉄およびその運営設備はすべてSYTRALモビリテが所有。運営は、2025年1月1日からTCLに代わり、RATP開発が公共サービス委託契約を通じて行っている[1]
路線網
A、B、C、Dの4路線で構成されている。
路線 | 開業年 | キロ程 | 駅数 | 区間 | |
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1978年 | 9.2km | 14 | ペラーシュ駅 〜 ヴォー=アン=ヴラン=ラ・ソワ駅 | |
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1978年 | 10.1km | 12 | シャルペンヌ=シャルル・エルニュ駅 〜 サン・ジェニ・ラヴァル=オピタル・リヨン・スドゥ駅 | |
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1974年 | 2.5km | 5 | オテル・ド・ヴィル=ルイ・プラデル駅 〜 キュイール駅 | |
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1991年 | 12.6km | 15 | ガール・ド・ヴェーズ=ジェラール・コロン駅 〜 ヴェニシュー駅 |
A線・B線

A線(ペラーシュ駅〜ローラン・ボンヌヴェイ=アストロバル駅)とB線(シャルペンヌ=シャルル・エルニュ駅〜パール=デュー=ヴィヴィエ・マール駅)は開削工法で建設され、1978年5月2日に開業した。これらはゴムタイヤ式となっている(詳しくはパリ地下鉄を参照)。
C線

C線は、リヨンのメトロで唯一鉄輪式・架空電車線で、一部区間は急勾配のためラック式となっている。ケーブルカーであった「クロワ=ルース=クロワ=パケ鋼索鉄道」を1974年にラック式の鉄道に改修した路線である。1978年リヨン・メトロに統合されC線となり、都心へ延伸された(オテル・ド・ヴィル=ルイ・プラデル駅〜クロワ=ルース駅)。1984年12月8日にキュイール駅まで延伸されている。C線は様々な工法で建設されている。傾斜が急な所は深いトンネルを利用し、平坦なクロワ・ルースでは開削工法などが利用されている。クロワ=パケ駅ではヨーロッパの地下鉄ではもっとも勾配があり17%となっており、その区間ではラック式鉄道となっている。営業距離は2.5kmである。キュイール駅手前は単線である。
D線

D線は有人運転で1991年9月4日にゴルジュ・ド・ルー駅とグランジ・ブランシュ駅間で運行を開始した。D線はゴムタイヤ方式の地下鉄で自動運転装置MAGGALY(Métro Automatique à Grand Gabarit de l’Agglomération Lyonnaise)も装備している。1992年12月11日にヴェニシュー駅まで延伸され、自動運転も開始された。1997年4月28日にはガール・ド・ヴェーズ=ジェラール・コロン駅まで延伸されている。 D線はリヨンでは最も深い路線で、工事ではトンネルボーリングマシンを使用し、ローヌ川とソーヌ川両河川の下を通っている。営業距離は13kmとリヨンメトロでは最も長い。
脚注
- ^ RATP開発は1993年からネットワークを運営していたケオリス・リヨンの後継企業(バスネットワークの運営は継続)
関連項目
外部リンク
「メトロ (リヨン)」の例文・使い方・用例・文例
- 彼氏がメトロセクシャルだとわかった。
- そのコスメトロジストはカリスマ的エネルギーを持っている。
- 私たちはメトロに乗れた。
- メトロノームの可動部分.
- ピアニストはメトロノームと拍子を合わせた
- この若いソプラノは、来月メトロポリタン・オペラでデビューする
- メトロポリタン美術館は、今月、ゴヤの作品を展示ている
- パリで、地下鉄システムは『metroメトロ』と呼ばれている、そして、ロンドンで、それは『tubeチューブ』または『underground地下鉄』と呼ばれる
- パラメトロンという,電気回路用の単位部品
- メトロスコープという,子宮を調べる医療器具
- メトロポリスサテライト構造という,工業国に第一次産品生産国が従属する世界構造
- メトロポリタン美術館という美術館
- リールメトロという,自動運転の軌道交通機関
- リールメトロという,自動運転の軌道交通機関用の車両
- メトロライナーという高速旅客列車
- ディメトロドンという化石動物
- メトロノームという楽曲の演奏の拍子の速度をはかる器械
- テノール歌手であるヌッツォさんはメトロポリタン歌劇場で歌ったことがある。
- しかし,アメリカの映画会社,メトロ・ゴールドウィン・メイヤー社(MGM)は,第6作目の映画である「ロッキー6」の制作を発表した。
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