ミラクル魔法瓶
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/18 05:08 UTC 版)
「PRICELESS〜あるわけねぇだろ、んなもん!〜」の記事における「ミラクル魔法瓶」の解説
中盤、「ミラクル魔法瓶」は売上の主流の家電事業中心へと舵を向け、魔法瓶事業から撤退し社名を「ミラクル・エレクトロニクス」へと変更した。しかし、終盤では金田一による経営再建によって魔法瓶事業へと復帰し、社名も元に戻った。 大屋敷 統一郎 (おおやしき とういちろう)〈40〉 演 - 藤木直人(幼少期:秋元黎) 1972年10月16日生まれ。当初はミラクル魔法瓶副社長だったが、腹違いの弟である金田一に社長の座を譲るという父の遺言を握り潰し、次期社長に就任する。財前と結託して金田一の解雇を行い、その後も金田一の行動を監視し報告させ、金田一の不当解雇に勘づく者も容赦なく解雇する。非情かつドライな人物で、昔ながらの付き合いがある取引先も経営が良くないとみると取引を一方的に打ち切るなど、徹底的に父の方針や業績を否定し覆し続けてきた。 榎本 小太郎(えのもと こたろう)〈25〉 演 - 藤ヶ谷太輔(Kis-My-Ft2) ミラクル魔法瓶営業企画部社員。重大な仕事上のミスを犯した時も取引先に一緒に出向いて謝罪してくれる、上司の金田一の人柄を尊敬していた。金田一の解雇後の境遇を知ってからも彼の様子を心配し、交友を続ける。しかし、その事で財前に釘を刺され、金田一の妨害を命じられてしまったため、金田一と距離を置き、複雑な心境を抱えながらも会社に従ってきたが、統一郎の社員や関連会社の人間達を会社の歯車同然に見なす態度への不満を会社内のチャット内で吐露し、それが統一郎と財前を除くミラクル・エレクトロニクスの社員1507人の総辞職および全員が金田一の元に集まる契機となった。 財前 修(ざいぜん おさむ)〈55〉 演 - イッセー尾形 専務。統一郎の太鼓持ちで巻き舌で喋る。隠蔽工作に余念がなく、金田一の解雇後の行動や彼に近づく者を逐一監視し社長である統一郎に報告している。統一郎の目につかない所で妨害も行っている。 自分以外の全社員が会社を去ったことに落胆する統一郎へ「全員ではありません!私がいます!」と忠誠を示した。さらに、統一郎以外誰も聞こえなかった巌の遺言について本当は自分も聞いていたが、金田一でなく統一郎こそが会社の未来を託すのに相応しいという考えから、あえて長年仕えてきた巌の遺言に逆らってまで統一郎を社長にし、金田一の妨害をしたと明かした。 大屋敷 巌(おおやしき いわお) 演 - 中村敦夫(第1・9話 / 特別出演) ミラクル魔法瓶を一代で築き上げた創業者。物語開始早々に病に倒れ、死ぬ間際に息子の統一郎に金田一が彼の腹違いの弟であること、金田一に会社を継がせるとの遺言を託して他界する。今際の際には統一郎に「お前は社長の器ではない」と告げており、それが統一郎のコンプレックスとなり、遺恨を残す。 生前の経営方針は「経営危機の時こそ、新商品の開発が大切」と唱えていた。隠し子の金田一と同じく広島東洋カープのファンで、病室にはカープの関連グッズが並び、死ぬ間際にカープの応援歌が流されていた。 貧しい生活を送ってきた少年時代、通りかかった紳士から魔法瓶に入った温かい飲み物をもらったことで、暖かさを保つ魔法瓶をその名の通り「魔法の瓶」と考える。成人してからは調理器具メーカーに勤めていたが、魔法瓶作りの夢を叶えるために中途退職してミラクル魔法瓶を起業した。なお、調理器具メーカーでの後輩であった広瀬からは「決して頭の悪い人間ではないが、損得だけで動く人間でもなかった」と評されている。 金田一の存在を知った後、当時6歳だった彼と母親を援助しようとしたが母親に断られた過去があり、一度だけカープの試合に連れて行った。これが金田一がカープファンとなったきっかけであり、一度だけ父親に会った記憶である。 統一郎に対しては仕事が多忙であったことから、親子でありながらプライベートの接点は少なかったが、実はミラクル魔法瓶の第一号商品である魔法瓶の特許を申請する際、統一郎が生まれた1972年10月16日当日に行い、以降も全ての商品の特許申請は全て10月16日に行っていた。この事実に気付いた金田一は統一郎に「ミラクル魔法瓶はあなたの分身であり、あなたは確かに愛されていた」と評した。 受付嬢 演 - 三浦まゆ、夏月
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