ミメオグラフとは? わかりやすく解説

ミメオグラフ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/11 18:09 UTC 版)

堀井新治郎」の記事における「ミメオグラフ」の解説

1884年にはエジソン発明2つ特許の使用適したワックス原紙米国のアルバート・ブレイク・ディックが開発したディック先行して特許を持つエジソン申し出て製造販売ライセンス契約結んだ上で製材業出身経験生かして器材部材木製とするなどして3年歳月をかけて印刷必要な器材一式自力商品化。自らがシカゴ経営する事務用品販売会社A・B・ディック社が商標登録した「ミメオグラフ」(Mimeograph)に、特許保有者著名人でもあるエジソンの名を冠したエジソン=ミメオグラフ」の商品名1887年謄写版用品セット販売開始した。 ミメオグラフは木箱中にA・B・ディック0型平台謄写器(印刷器)および鉄筆ワックス原紙原紙修正液、インクローラー、インクなど謄写版必要な器材一式セットしたもので、新治渡米前年の1892年には累計出荷台数が8セット超えていた。

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ミメオグラフ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/20 13:46 UTC 版)

謄写版」の記事における「ミメオグラフ」の解説

さらにエジソン1880年、「オートグラフィック印刷」のうち、製版方法について抜本的に改良した新し技法発明した。これは「原紙stencil paper)を細かく溝を切った金属のヤスリ盤(finely grooved steel plateの上に置き、鉄筆smooth pointed steel stylus)で筆記し製版する方法で、特許第180857号における印刷方法組み合わせることを想定していた。エジソン同年2月17日付で米国特許(第224665号)を取得した。 この鉄筆ヤスリ盤を用いた製版技法適したワックス原紙1884年、アルバート・ブレイク・ディック(Albert Blake Dick)が開発したディック原紙特許申請する一方先行して同様の技法考案し特許取得していたエジソン申し出て米国シカゴで自らが経営する事務用品販売会社、A・B・ディック社との間で特許第180857号および第224665号に基づく製造販売ライセンス契約結んだ特許第180857号に基づくエジソンのオートグラフィック印刷試作品金属製であったが、製材業出身ディック軽量廉価加工しやすい木材素材改めおよそ3年をかけて基本となる資器材一式商品化した。謄写本体や資器材収納ケース木製とするこの商品スタイルは、のち各国後発メーカーそろって模倣した発売にあたってディックは、当初案の「コピーグラフ」に代わり友人提案した物まね」の意を含む「マイム」(mime)の語を元に「ミメオグラフ」(Mimeograph)と命名し商標を登録。さらに特許保有者知名度も高いエジソンの名を冠したエジソン=ミメオグラフ」(Edison-Mimeograph)の商品名1887年から製造販売開始した。ミメオグラフは鉄筆ヤスリ盤、木枠付きスクリーン備えた印刷器(A・B・ディック0型謄写器)、ローラーインク原紙原紙修正液など印刷必要な器材一式木箱収めたセットで、謄写版完成形となった。 さらにA・B・ディック社は1888年ニューヨーク州のジョン・ブロドリック(John Brodrick)が考案した新し原紙特許(第377706号)を買い取った。これは従来鉄筆原紙より丈夫なタイプライター打刻による製版目的とした原紙で、当時欧米でデンタルペーパーと呼ばれた薄手和紙またはそれに類する多孔質素材用いるものであった。A・B・ディック社はこの特許に基づき新たにタイプライター原紙発売1894年には製版専用機うたったタイプライターエジソン=ミメオグラフタイプライター1型)を関連商品として発売した。 ミメオグラフの累計出荷台数1892年には8セット1899年には20セット超えて国内外急速に普及。「ミメオグラフ」は謄写版印刷を示す世界的な一般名詞となり、米英語で"mimeo"は謄写版印刷を行う意の動詞ともなった

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