ベイサイド署
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 01:39 UTC 版)
弾たちが勤務する警察署。管轄は新東京ベイエリアと思われる。犯罪者たちの襲撃により、最終回までに3度程破壊されている。 矢車弾(やぐるま だん) 本編の主人公。アメリカ育ちの青年で前任地であるニューヨークのブロンクス署では「リトル・コップ」の異名で通っていた。実年齢は20歳前後だが童顔で体も小さいため、しばしば子供と間違えられる。風船ガムを四六時中いつでも噛んでいる。 銃や操縦、運転の腕前やミリタリー知識も一級品。運動神経もよく少林寺拳法を使う。冷静な判断力を併せ持つ優秀な刑事だが子供っぽい純粋な部分も残っている。酒井法子などが好き。 遊びやホビーといった方面にも詳しく、自宅のアパートにファミコンやミニ四駆コース等、様々な遊具を揃えて子供たちの遊び場にしており、その光景を見たブルは「まるで遊園地じゃないか」と驚いていた。 移動中の車内でプラモデルを組み立て、ブルに激怒されたこともある。 母親は弾の幼い頃に他界し、以降は刑事であった父親に愛情深く真っ直ぐに育てられた。上記した弾の銃の腕や車両飛行機類をはじめとした各種機械の操縦技術、少林寺拳法、サバイバル知識は父によって仕込まれたものである。だが、その父は爆弾テロから市民(特に逃げ遅れた子どもたち)を守るために犠牲となって命を散らす事となり、その事は弾の中で強いトラウマとなっている。そのために弾は爆弾とテロリズム(特に民間人を狙った無差別テロ)を強く憎悪しており、そうした犯罪に対峙してしまった場合には自らの内から湧き出る苛烈な憎悪に呑まれ我を忘れることすらある。特に爆弾魔の事件では犯人に発砲して、殺そうとした。その時には、ブルに止められ諭された。後にブルをはじめとするベイサイド署の仲間に支えられて、これを克服できるようになる。作中に登場する肉親の中で唯一健在なのは母方の祖父である白神会長のみである。 愛銃はベレッタM93R。物語開始当初はノーマルのものを使用していたが、後にある事件で父の理論によって弾が扱いやすいように改良されたギミック搭載銃である「ベレッタM93R リトルコップカスタム」の封印を解き、以降はそれを使用するようになる。当初ノーマルのベレッタM93Rを使用していたのは、リトルコップカスタムが父の思い出に直結する銃であり使用すれば父の死の辛さも思い起こしてしまうため。 最終回では対テロ組織用の精鋭部隊にスカウトされ、日本を去っていった。 ビッグブル=荒波吾作(あらなみ ごさく) ベイサイド署の刑事。大柄な体に禿頭と口髭が特徴の厳つい風貌から「ビッグブル」の異名で恐れられるが、優しさと涙脆さもある。弾の良き相棒兼理解者。妻を通り魔に刺殺されて以来、独身のまま愛犬のブル太とともに暮らしている。 使用する銃はM10ミリタリー&ポリス。 弾にはため口をきかれ、「ブル」と呼ばれている。 おふくろさん ベイサイド署の女署長。部下たちからは母親のように慕われているが、仕事になると厳しい。若い頃から弾の父親に惚れており、ギター弾き語りのテープを弾に内緒でダビングしている。弾を息子のようにしている。本名不明。 ウォーレン・サムソン ニューヨーク署から派遣された刑事。陽気な性格な反面、事件現場では仲間を信頼せず、平気で見捨てたり盾にしたりしていたが、弾の熱意に心を開く。 愛銃はデザートイーグル。 風間一枝(かざま かずえ) 新任の女性刑事。未熟で空回りすることも多いが、弾たちに助けられ成長していく。好物はフルーツパフェ。ブルに続いて弾を署に連行した2人目。 青山 かつてブルとコンビを組んでいた新人刑事。署内の婦警と結婚を控えていたが、角田に刺殺される。
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