ファラム王宮
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 22:58 UTC 版)
「イナズマイレブンGOの登場人物」の記事における「ファラム王宮」の解説
ララヤ・オビエス 声 - 高垣彩陽 惑星ファラム・オービアスの女帝。一人称は「わらわ」。前王である父はアクロウス。「ララヤ」とは古代ファラム語で《幸福》を意味するとのこと。彼女の星には未来を脅かすとされる青い星の者(地球人)の伝説があるが、あまり信じていない様子。映像で見た地球人である剣城に父の面影を感じて興味を抱き、彼を自分の夫にしてファラム・オービアスの王になってもらう為に側近であるミネルに彼を連れて来るように命じた。 当初は自身の星は良いものであると信じていたのだが、星の街の様子を見てきた剣城に連れられて街を見に行った際には、民達は贅沢な暮らしを保ちたい上級貴族達によって財産を奪われて家を失い貧しい暮らしを強いられる者達が多く、街の人々も誰一人笑っているものがいないという実態を知り、ショックを受けることになる。 その後、彼女から王位を奪うべく殺そうと企むドノルゼンによって一度は剣城と共に閉じ込められてしまうもミネルに救出された。しかし、虐げられた庶民や腐敗した王宮の現状から、ファラム・オービアスは滅ぶべき星だと塞ぎこんでしまう。一度は試合を棄権することも考えたが、黒いピクシー(アクロウス)と邂逅した剣城からの助言により立ち直り、女王として星の運命を背負う覚悟を決め決勝戦に臨むファラム・ディーテを激励し、剣城やアクロウス、紫天王たちから女王として成長したことを賛辞された。 ミネル・エイバ 声 - 佐藤健輔 ララヤの側近。地球人を自身の星の未来を脅かすものとして排除しようとする。前々王イレイドの時代から王宮に仕えている重鎮でもあり、その思想はアクロウスと同じく和平を重んじる。その為、ララヤやアクロウスに忠誠心を抱いており、閉じ込められてしまったララヤを救出した。 黒いピクシー 声 - 悠木碧 ララヤの傍に現れた謎の生物。姿は天馬の前に現れたピクシーと似ているが、目が赤く体色が黒い。 グランドセレスタ・ギャラクシー決勝当日、ララヤの背後にこっそりと現れ彼女の動向を見守り、ララヤが女王として成長した所を見届け、最早自分が心配する必要が無いと安心した。イクサルフリートとの戦いではベルセルクレイからアースイレブンを助けるべく、白いピクシー(サージェス)と共にフィールドに現れ力を使いベルセルクレイを消滅させた。アクロウス・オビエス 声 - 花田光 / 浅利遼太(幼少期) ララヤの父で、ファラム・オービアスの先代王。既に宇宙船の事故により故人となっているが、強い魂を持っていたためピクシーとして転生しララヤを見守ってきた。ファラム・オービアスを救うため、剣城にあることを伝える。ゲーム版では外見年齢が15歳ほどの姿で登場する。 生前から心優しい少年で、先王イレイドの対外姿勢に疑問を抱いていた。そしてイレイドが他惑星を侵略するために一艦隊を丸々囮にしたり、自らの妃さえも犠牲にすることを厭わない態度に出たため反発し、互いの思想を否定しあううちに斬り合いになり父を転落死させてしまう。そして、摩天楼の底に落下していく父を見つめながら、自分は父とは違う王になると決意し和平を重んじる王になった。後にララヤが生まれるが、仕事の多忙さと穏健路線に不満を抱くドノルゼンを中心とした王宮中枢の人間から命を狙われることとなり、ララヤに構うことが出来なくなる。そして自分を嫌いになったと誤解し王宮を抜け出してしまったララヤを見つけ、これからはずっと一緒にいると約束し、仕事の為宇宙船でファラム・オービアスを発つが、ララヤとの約束は果たされることなく命を落とすことになる。 ゲーム版ではソウル「ドラグノヴァ」の使い手となっている。 イレイド・オビエス 声 - 稲田徹 アクロウスの父で、ララヤの祖父にあたるファラム・オービアス前々王。強硬な侵略思想と勝利する為ならばどんな犠牲をも厭わない非情な性格で、他惑星を次々と征服していきファラム・オービアス王の中でも歴代最強の王として畏れられた人物。ドノルゼン達からは絶大な支持を受けたが、アクロウスからは戦争に憑りつかれていると辟易されていた。ミネルの話によればイクサルへの侵攻はイレイドの代に起こった事とされている。 ルーザ・ドノルゼン 声 - 美名 まだ政権を揮う能力のないララヤの代わりにファラム・オービアスを事実的に統治している執政官の老婆。先王アクロウスの思想を受け継ぎ他惑星との和平を重んじるララヤとは異なり、星々を征服し支配する強硬路線を推し進めている。また、上級階級の贅沢な暮らしを維持するために庶民には重税を課し、ブラックホールからの脱出艇にも乗船料を課しており、金のないスラム街の貧民層は置き去りにしても構わないという考えで、他の政権中枢関係者共々精魂の腐敗しきった人物。 ララヤの事はお飾りの王女程度にしか思っておらず、彼女のワガママには嫌気がさしており、剣城に真実を知らされたことでいよいよ扱いづらくなった事もあり、実権を完全に奪い取るために公には病に伏したという事にして監禁しそのまま餓死させようと画策する。 アニメ版では省略されたが、ララヤ幽閉後、ララヤに忠誠を誓う王宮関係者に対する粛清を自分の部下たちに命ずるが、ピクシー(アクロウス)の手引きで未然に危機を逃れる事ができたミネルによって阻止され投獄された。
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