バサブア、ブナ守備隊玉砕とは? わかりやすく解説

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バサブア、ブナ守備隊玉砕

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/21 04:12 UTC 版)

ポートモレスビー作戦」の記事における「バサブア、ブナ守備隊玉砕」の解説

兵力に劣るにも関わらず日本軍粘り強い抵抗見せた現地オーストラリア軍は以下のような電報送ったジャップは死ぬまで抵抗をやめることなく、そのために我が軍多く損害出しつつあり。いずれの側かが完全にゼロになるまでは勝負はつかぬ様相呈せオーストラリア軍第16旅団と第25旅団激しく消耗し、第21旅団と第30旅団交代とした。航空支援効果十分でない考えた連合軍は、歩兵に対して支援をより密接に与えるため、オーストラリア軍ブレンガン・キャリア投入したオーストラリア軍12月5日攻勢をかけたが日本軍の反撃によりブレンガン・キャリア部隊壊滅し攻勢失敗した12月9日にバサブアが陥落した12月15日にやっと現地M3軽戦車到着した12月の末、ブナ飛行場はついにアメリカ軍オーストラリア軍奪取された。わずか十数になったブナ日本軍守備隊翌年1月2日壊滅した11月18日上陸増援部隊率いた歩兵144連隊後任連隊長山本重省大佐と、海軍横須賀第5特別陸戦隊司令安田義達大佐壮烈な戦死遂げた米国公刊戦史をして、「世界第一の猛闘 (Toughest Fighting in the World)」と言わしめた。 ブナから奇跡的に生還した日本側の生存者によると、安田義達大佐数人司令部要員とともに突撃仕掛けたものの戦死山本重省大佐の死は以下のような劇的なのだったという。 (前略早朝壕を出て集中射撃して来る敵に向かって、「日本語のわかる者は前に出るように」と叫んだ。すると、この日本語わかったらしく、敵の射撃がやんで静かになった。山本連隊長は、落ちついた声で敵に話しかけた。「今君達は、勝ち誇っている。物資やたらに浪費してわれわれを圧倒したわが軍一発弾丸といえども粗末にはしなかった。今に見よ必ずや日本勝利を得、正義世界支配するに至るであろう。私を撃つのはしばらく待て日本軍人の最期見せてやるからよく見ておけ。大日本帝国歳。歳。歳」ここで切腹され「さあ撃ってよろしい」。そこで、敵の一斉射撃起こり戦死された。 オーストラリア側の証言によると二人将校が壕から出てきて、一人物影去った後に自決もう一人投降の呼びかけ無視して三度太陽祈った後、オーストラリア軍部隊向かい合ったオーストラリア軍将兵10数えるうちに降伏するように伝えると日章旗を胸に当て、9まで数えたところで「撃て」と叫んだので射殺したとのことである。 日本指揮官山県少将は、独立混成21旅団一部率い大発動艇ブナ向かったアメリカ軍包囲されブナ守備隊とは連絡がとれなかった。増援部隊等の守備隊1500人と海軍陸戦隊400人および非戦闘員中心設営隊600人のあわせて2500人のうち、陸軍の180名、海軍190名がブナ脱出捕虜となったものが50程度であり、戦死者2000人を上回る

※この「バサブア、ブナ守備隊玉砕」の解説は、「ポートモレスビー作戦」の解説の一部です。
「バサブア、ブナ守備隊玉砕」を含む「ポートモレスビー作戦」の記事については、「ポートモレスビー作戦」の概要を参照ください。

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