ネバリゴシ【ネバリゴシ】(食用作物)
登録番号 | 第11366号 | |
登録年月日 | 2003年 8月 19日 | |
農林水産植物の種類 | 小麦 | |
登録品種の名称及びその読み | ネバリゴシ よみ:ネバリゴシ | |
品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構 | |
品種登録者の住所 | 茨城県つくば市観音台三丁目1番地1 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 吉川亮、中村和弘、中村洋、伊藤美環子、星野次汪、田野崎真吾、谷口義則、佐藤暁子、伊藤誠治、八田浩一 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「関東107号」と「チホクコムギ」の雑種第3代にトウモロコシ花粉を受粉し、半数体育種法により育成された固定品種であり、育成地(岩手県盛岡市)における成熟期はやや早、アミロース含量が少、赤さび病抵抗性が強の製粉向きの品種である。叢性はやや匍匐、株の開閉は中、鞘葉の色は無である。稈長はやや短、稈の細太及び剛柔は中、ワックスの多少はかなり少、葉色はやや淡、葉鞘のワックスの多少は少、毛の有無・多少は無~極少、葉身の下垂度は中、フレッケンの有無・多少はかなり少である。穂型は紡錘状、穂長はやや短、粒着の粗密及び穂の抽出度は中、ワックスの多少はかなり少、ふ毛の有無は無、葯の色は黄、芒の有無と多少は無~極少、芒長は極短、ふの色は淡黄である。粒の形はやや円、大小はやや小、色は黄褐、粒の黒目の有無・多少は無~極少、千粒重はやや小、容積重はやや大、原麦粒の見かけの品質は上の下、粗蛋白質含量は中、灰分含量はやや少である。うるち・もちの別はうるち、播性の程度はⅤ、茎立性及び出穂期は中、成熟期はやや早、遺伝子雄性不稔の有無は無、耐寒性はやや強、耐雪性及び耐凍上性は中、耐倒伏性はやや強、穂発芽性は難、脱粒性は中、収量性はやや多である。粒の硬軟はやや軟、粒質は粉状質、製粉歩留、ミリングスコア、60%粉粗蛋白質含量及び60%粉灰分含量は中、60%粉アミロース含量は少、粉の白さはやや低、明るさは中、粉の色づきはやや高、吸水率及びバロリメーターバュウはやや低、生地の力の程度はやや大、伸長抵抗はやや弱、伸長度はやや長、形状係数はやや小、最高粘度及びブレークダウンは大である。しま萎縮病抵抗性は強、赤かび病抵抗性は中、うどんこ病抵抗性はやや弱、赤さび病抵抗性は強である。「キタカミコムギ」と比較して、稈長が短いこと、成熟期が早いこと、60%粉アミロース含量が少ないこと等で、「ナンブコムギ」と比較して、稈長が短いこと、60%粉アミロース含量が少ないこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成2年に東北農業試験場(現独立行政法人農業技術研究機構、岩手県盛岡市)において、「関東107号」と「チホクコムギ」の雑種第3代にトウモロコシ花粉を受粉し、半数体育種法により半数体倍加系統を育成し、以後、選抜固定を図りながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
ねばりごし【ネバリゴシ】(食用作物)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第9644号 |
登録年月日 | 2002年 1月 16日 | |
農林水産植物の種類 | 稲 | |
登録品種の名称及びその読み | ねばりごし よみ:ネバリゴシ | |
品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | 2005年 1月 18日 | |
品種登録者の名称 | 長野県 | |
品種登録者の住所 | 長野県長野市大字南長野字幅下692の2 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 新井利直、近藤武晴、後藤和美、前島秀和、手塚光明、久保田基成、中澤伸夫、小池秀彦 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「トドロキワセ」の放射線照射突然変異系統に「キヌヒカリ」を交配して育成された固定品種であり、育成地(長野県須坂市)における成熟期は中生の晩、脱粒性が難、アミロース含量がかなり低の水稲、粳種である。草型は中間型、稈長及び稈の細太は中、剛柔はやや剛、止葉の直立の程度は立、穂長は中、穂数はやや多、粒着密度はやや密、穂型は紡垂状、穎色は黄白、ふ先色は黄白-黄、芒の有無と多少は無である。玄米の形は中、大小は小、精玄米千粒重は小、玄米の見かけの品質は中の上、光沢はやや良である。出穂期及び成熟期は中生の晩、耐倒伏性はやや強、脱粒性は難である。いもち病抵抗性推定遺伝子型はPi-i、穂いもち圃場抵抗性は中、葉いもち圃場抵抗性はやや弱、アミロース含量はかなり低である。「キヌヒカリ」と比較して、精玄米千粒重が小さいこと、アミロース含量が低いこと等で、「ソフト158」と比較して、精玄米千粒重が小さいこと、いもち病抵抗性推定遺伝子型がPi-iであること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、昭和63年に長野県農事試験場(須坂市)において、出願者所有の「トドロキワセ」の放射線照射突然変異系統に「キヌヒカリ」を交配し雑種第4代で個体選抜、以後、系統育種法により育成された固定品種であり、平成4年から生産力検定試験及び特性検定試験を行い、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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