テレビの送信設備・中継設備の故障による機械事故
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「放送事故」の記事における「テレビの送信設備・中継設備の故障による機械事故」の解説
1978年2月25日 首都圏のNHK・民間放送全局正午前より、東京タワーの電源が故障し、同所から広域放送をおこなっていたNHKと民間放送の全局が、最短で約10秒間・最長で約10分間停波した。ひとつの放送区域において影響が全局におよんだ事故はこれが初。 2010年8月24日 BSデジタル放送全チャンネル14時21分ごろから約13分間、BSデジタル放送の全チャンネルとBSアナログ放送NHK BS2が停波、予備の衛星に切り替えて放送を再開した。放送衛星の姿勢が崩れたことが原因。 2014年10月28日 東海テレビ『素敵な選TAXI』第3話放送分の同日22時41分59秒から22時52分51秒までの間、画面が映らなくなった。送信機の部品不具合により、電波が停止したためとみられている。予備の回線へ切り替えることにより復旧した。当日の『ニュースJAPAN』の東海ローカル枠にてアナウンサーが不体裁について謝罪。当該回は同年11月1日の12時30分より再放送された。 2015年3月7日 スカチャン0『2015 明治安田生命J1リーグ 1stステージ第1節中継 湘南ベルマーレ×浦和レッズ』放送開始時刻の18時50分から19時32分にかけ、中継回線トラブルのため放送が中断した。「現地からの回線が乱れております。しばらくお待ちください」の文字表示がキックオフ時刻を過ぎても続き、前半27分に正常な放送が再開された。21時放送の生放送番組『J1マッチデーハイライト』冒頭でキャスターが謝罪した。現地映像の収録は問題なく行われており、当日23時より再放送が行われた。 2016年5月24日 新潟県・長野県・山梨県のANN・JNN局『マツコの知らない世界』『世界の村で発見!こんなところに日本人』新潟県(新潟テレビ21・新潟放送)・長野県(長野朝日放送・信越放送)・山梨県(テレビ山梨)において、21時35分ごろ、画面が真っ暗になり「しばらくお待ちください」の静止画やお天気カメラなどのフィラーに切り替わった。21時54分ごろから放送が再開された。 複数の放送局にまたがる大規模な放送事故となった原因は、NTTコミュニケーションズの通信設備が故障したためとされている。 2018年1月8日 東海テレビ『めざましテレビ』『情報プレゼンター とくダネ!』『めざましテレビ』終盤の7時58分02秒から次番組『情報プレゼンター とくダネ!』序盤の8時3分42秒までの約5分40秒までの間、放送が一時中断された。当日同局は公式サイトにて「視聴者の皆さまには大変、ご迷惑をおかけしましたことをお詫び申し上げます」と謝罪する文章を掲載し、トラブルの原因は送信機器の故障によるものとした。 2018年9月23日 ミヤギテレビ、広島テレビ、日本海テレビ、長崎国際テレビ、くまもと県民テレビ『上沼・高田のクギズケ!』ネット局8局のうち上記の5局で、放送開始時刻の11時40分ごろから映像や音声が中断した。うち広島テレビでは約20分間の中断となった。各局では静止画像などで対応した。キー局の読売テレビによれば、番組を5局へ送るための「通信事業者の中継回線」の不具合が原因。 2020年11月21日 FBCテレビ『SMBC日本シリーズ2020 第1戦 福岡ソフトバンクホークス対読売ジャイアンツ』など21時12分頃より放送が断続的に中断し、「しばらくお待ちください」などのメッセージが表示されたり、画面が黒くなるなどのトラブルが発生。約1時間後に復旧したが、日本シリーズの次枠で放送されたドラマ「七人の秘書」では途中で番組が終了するなどのトラブルが続いた。「システムトラブル等」が原因としている。 2020年12月29日 BSデジタル放送の一部チャンネル22時28分から22時39分頃にかけて、BSデジタル放送の一部チャンネル(BS1ch、BS3ch、BS19ch、BS21ch、BS23ch)が停波した。 2021年4月26日 テレビ宮崎『バイキングMORE』13時42分頃から断続的に映像が乱れ、「UMKの放送機器障害により、一部の視聴環境で放送が乱れていますことをおわびいたします」と字幕が表示された。1時間余り経った15時過ぎに復旧。宮崎市田野町の鰐塚山にある送信所の放送機器障害が原因とみられ、同社は「視聴者に長時間迷惑を掛けて申し訳ない。詳しい原因を調査し、再発防止に努める」としている。 2021年7月18日 千葉テレビ『夏の高校野球千葉大会 千葉黎明対中央学院』中継の途中で映像と音声が断片的に途切れたり、ブロックノイズが発生したりして、視聴困難になる事態が発生した。千葉テレビは放送システムの不具合によるトラブルとしており、翌19日に同局の公式サイト上に謝罪文を掲載。同月23日に同局のサブチャンネルであるチバテレミライチャンネル(旧第2チャンネル)にて再放送を行った。 2021年7月25日 NHK総合テレビ『東京オリンピック・スケートボード男子ストリート決勝』中継の途中で画面が二重になったり、カラーバーのような縦線が表示されたりする状態が約2分間続き、中継終了後に同局アナウンサーの桑子真帆が謝罪した。同局広報部によると、この中継はオリンピック放送機構(OBS)が制作しており、OBSが送出した国際映像にトラブルがあったとしている。再放送では画面の乱れがないものに差し替えを実施した。 2022年1月1日 北海道テレビ『芸能人格付けチェック!2022お正月スペシャル』『相棒 season20 元日スペシャル』18時39分頃から23時7分までの約4時間半にわたり、空知総合振興局管内の大半の地域で歌志内中継局(歌志内市)の放送機器の故障により視聴困難となる事態が発生した。同局は翌2日、公式サイトにおいて謝罪文を掲載した。
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