ツァシュー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/27 02:15 UTC 版)
李翠蘭(り・すいらん) 声 - 緒方恵美 主人公。皇帝の異母兄にあたる中書侍郎の李淑鵬の娘で、李世民の姪にあたる。しかし唐と吐蕃との和平の為に皇帝の養女となり、文成公主として吐蕃に嫁ぐ。男勝りな性格で、女性だが馬に乗り、剣を扱う。 長安で商家を営んでいる母方の実家・劉家で、祖父母に育てられてきた。本当の父親は李元吉(皇帝の実弟)で、それが原因で母親から疎まれている。実父の元吉は、李世民が皇帝になる前に起きた玄武門の変で殺されている。リジムとの子を出産した。 リジム 声 - 置鮎龍太郎 正式名はクンソン・クンツェン。ソンツェン・ガムポの息子であり、吐蕃王の青年。当初朱瓔を公主と、そして翠蘭を侍女と間違え、襲撃騒動の際朱瓔を連れ出した(1巻)。結婚は二度目であり、前妻のティカルとの間には一人息子のラセルがいる。東吐蕃のツァシューに城を構えている。翠蘭のよき理解者であり、翠蘭を最愛の妻として気遣いをしながらも優しく接している。しかし遠征の最中、落馬し、死亡した。 劉朱瓔(りゅう・しゅえい) 声 - 佐藤利奈 翠蘭の親友で、彼女の侍女として共に吐蕃に来る。占いが得意。足が不自由で、歩くことが出来ない。吐蕃に来てからは主にサンボータやキフルが彼女の足代わりの役目をしてくれている。翠蘭の祖父の計らいによって劉家の養女となった。エウデ・ロガでの事件の末、サンボータと婚約中。 トンミ・サンボータ 声 - 大川透 吐蕃の第三位の大臣。リジムの側近で、飄々とした性格。ギャカル(インド)に派遣され、サンスクリット語から吐蕃文字を創作した。朱瓔と婚約中。 ガル・トンツェン・ユルスン 声 - 家中宏 吐蕃の宰相。リジムの側近。唐に公主を迎えに来た頃は愛想の良い人物で、皇帝に気に入られていた。当初は翠蘭にも人辺りの良い態度を取っていたが、二度目に吐蕃で会うと、ひどく冷めた性格の持ち主だと判明。また過去に前王妃だったティカルとの密通の疑いをかけられた事があり、そのせいもあってか吐蕃に戻ってからは翠蘭には素っ気無い態度を取る。毒舌家。また天候を読む能力がある(観察力に優れている)。キーチェ河畔のチャプーにある自領に、妻と3人の息子がいる。 ディ・セル・グンドゥン 吐蕃の副宰相。ガルとはあまり折り合いが良くない。当初の翠蘭からの印象は、「気のいいおじさん」。風貌が狸に似ており、常にと言っていいほどに、濃い隈がある。 ニャン・ティサン 吐蕃の第四位の大臣。サンボータ、ガル、ディ・セルの4人で「不可能の無い四人」と呼ばれる。 ラセル 前妻ティカルとリジムの間に生まれた子供。吐蕃の王太子で、現在7歳。翠蘭にはとても懐いており、血を分けた母子と思わせるような関係。リジムとの間には、ティカルとリジムの不仲から発したぎこちなさがあったが、翠蘭の仲立ちで解消されつつある。 イェルカ 翠蘭とリジムの間に生まれた子供。吐番王女。名前の由来は泣き声が小さな金の鈴の音のようだとリジムが例え鈴=イェルカという名前になった。 ダワ 翠蘭付きの女官。 ジスン リジムの剣の師であるケーセクの姪。しかしとある事情から女性の振りをしており、本当は男。 現在では女装を解き、ケーセクの臣下の子としてリジムに仕えている。慧が旅立ってからはジスンが翠蘭とラセルの護衛官を務める。 エンサ ツァシューの城の女官長。ティモニェン付きの女官だったこともある。リジムの乳母で、翠蘭のよき相談相手の一人。 ニャン・ロナアルワ ティサンの姪。翠蘭の侍女。妊娠した時、子の父親をリジムと偽り、死罪にされる。 ニャン・トゥンドゥプ ティサンの息子。揚水車設置の責任者。ロナアルワと恋仲。 ツェンニャ ガルの息子で、ラセルの遊び相手。
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