チャート順位の変動
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/17 18:03 UTC 版)
「恋人たちのクリスマス」の記事における「チャート順位の変動」の解説
アメリカ合衆国で『恋人たちのクリスマス』は、1995年1月の第1週に、ビルボードのホット・アダルト・コンテンポラリー(英語版)で最高第6位、ホット100エアプレイ(英語版)で最高第12位を獲得した。また、1995年12月と1996年12月にも、この2チャートにランクインしている。曲は最初のリリース時には不適格としてBillboard Hot 100にランクインできなかったが、これは商業的にシングルとして発売されなかったためである。このルールは1998年に覆され、Billboard Hot 100へのランクインが認められるようになった(この段階での最高順位は2000年1月に記録した83位)。2005年12月には、ビルボードのホット・デジタル・ソングス(英語版)で1位を獲得したが、再発盤のシングルと考えられ、チャートへの再エントリーが適わなかったため、Billboard Hot 100で最高順位を更新することは出来なかった。 2005年から2008年まで、この曲は12月になる度にビルボードのホット100リカレンツ・チャート (Hot 100 Re-currents chart) で1位を獲っていた。また2005年には、ビルボードのホット・デジタル・ソングスチャートでも1位を記録したほか、もしHot 100へのチャートイン資格があれば年間チャート6位につけるほどのヒットとなった。2012年には再発盤の扱いが見直され、トップ50以内相当のポイントを稼いだ作品はBillboard Hot 100にチャートインできるようになったため、この曲はまず29位にランクインし、2013年1月5日週の終わりには最高21位を獲得した。2015年12月には、Billboard Hot 100で11位を獲得し、最初のリリース以来最高順位を獲得した。2017年12月16日段階では、ビルボードのホリデー100チャートで累積27週トップを誇っている。このチャートは2011年に立ち上げられたが、ホリデー100で2週以上1位を獲得している曲は他に無い。Hot100では2017年に9位ランクインで初のトップ10入りし、翌2018年には7位、2019年1月には3位と最高順位を毎年更新、ついに12月16日にはリリースから25年後にして1位を獲得した。 『恋人たちのクリスマス』は、アメリカレコード協会 (RIAA) で初めてダブル・プラチナ(英語版)を獲得したホリデー着信音である。それに先立つ2006年12月には、マスタートーン(着信音)が50万回以上ダウンロードされたことで、RIAAからクリスマス・ソングのマスタートーンとしては初めてのゴールド認定を受けていた。また2000年以前に録音された女性歌手の歌で、最も売れたデジタル・シングルであるほか、ホリデーソング全体で最多の売り上げを誇るデジタル・シングルでもある。ニールセン・サウンドスキャンは、2016年11月段階でデジタルトラックとして推定320万回ダウンロードされたと見積もっており、ビルボード誌でも同様の結果が掲載された。 イギリスでは、1994年12月10日週に、全英シングルチャートで5位にランクインした。翌週には最高順位の2位に達し、12月の残り3週この順位を維持した(「クリスマスナンバーワン」の座はイースト17の『ステイ・アナザー・デイ(英語版)』に明け渡した (en) )。全英シングルチャートが2006年末より新たにダウンロード数のチャート包含を始めたことから、2007年のクリスマス期間中に、同チャートで最高4位を記録した。2017年12月段階で、この曲は全英シングルチャートに累積で80週以上ランクインしている。また2013年12月19日段階で、『恋人たちのクリスマス』はイギリスで100万枚以上売り上げた曲となった。2015年12月11日には、ストリーミングを含め120万単位売り上げたとして、英国レコード産業協会からダブル・プラチナ (en) 認定され、キャリーにとってイギリスで最も売れたシングルとなった。2010年にはイギリスで、10年間のホリデーソングチャートの1位を獲得した。 曲はオーストラリア・シングル・チャートで2位を獲得し、21万単位以上を売り上げたとしてオーストラリアレコード産業協会 (ARIA) からトリプル・プラチナ認定を受けている。デンマークでは最高4位を獲得して16週連続チャートインしたほか、IFPIからゴールドディスク認定を受けた。 この曲は、日本でキャリーが最も売り上げたシングルでもあり、1995年の段階で110万単位の売り上げがあったと報道されている。この曲には『恋人たちのクリスマス』との邦題が付けられた上で、ドラマ『29歳のクリスマス』の主題歌に用いられて大ヒットし、日本でのキャリー人気を更に押し上げる一因となった。ソニー・ミュージックエンタテインメントは1994年12月21日に日本での出荷枚数が100万枚を突破(101万枚)したことを発表した。オリコンチャートの集計でも100万枚を突破したが、洋楽シングルとしてミリオンセラーを達成したのは、ダニエル・ブーンの『ビューティフル・サンデー』以来、オリコンチャート史上2例目・19年ぶりのことだった(1995/1/16付け達成)。オリコンシングルチャートでの最高順位は2位である。セールス・エアプレイ双方で成功したことから、2010年には再び日本のチャートにランクインし、Billboard Japan Hot 100で最高6位を獲得した。また日本レコード協会からは、CD(1994年、アルバム『メリー・クリスマス』でも)・着うた(2008年)の2形態でミリオン認定されている。キャリー初のベストアルバムである『ザ・ワンズ』は、日本国内の洋楽アルバム売上高として史上最高を記録したが、このアルバムとデビュー25周年記念アルバム『#1 インフィニティ』の双方に、日本版ボーナストラックとしてこの曲が収録されている。
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