cruel
「cruel」とは、残酷なことや無慈悲なことを意味する表現。
「cruel」とは・「cruel」の意味
「cruel」は形容詞として用いられている英単語である。主な意味は「残酷な」「冷酷な」「無慈悲な」などである。「What a cruel ending to that story.(その物語は、なんて残酷な結末なんだ。)」のように用いる。「悲惨な」「むごたらしい」「みじめな」と訳すことも多い。例えば「Behind the door lay a cruel sight.」なら「扉の奥にはむごたらしい光景が広がっていた。」となる。また、「苦痛を与える」や「過酷な」と訳すこともある。「cruel」はあくまで形容詞だ。そのため、動詞を修飾する場合は副詞である「cruelly」を用いる必要がある。名詞として使いたいのであれば「cruelty」となる。それぞれ「We treated prisoners of war cruelly.(我々は捕虜を残酷に扱った。)」「Don't turn a blind eye to the cruelty of nature.(自然の残酷さから目をそむけてはいけない。)」のように使う。
「cruel」の発音・読み方
「cruel」を英語の発音に近い表記で記すなら「クルゥーアル」となる。単語頭の「ク」は「k」の音で無声軟口蓋破裂音と呼ばれるものだ。口蓋部奥にある軟口蓋に舌の奥を近づけるようにし、それを勢いよく息で離すように「ク」という破裂音を鳴らす。「ルゥー」は「r」の発音のため、舌先を丸めて口蓋部に近づけ、口蓋と舌の間から息を吐き出すようにして音を鳴らす。「アル」のアは曖昧母音とも呼ばれるシュワーだ。舌を自然な状態にし、口をあまり開かずに、弱くため息を漏らすようにして「ア」と「オ」の間のような音を出すとよいだろう。「ル」は「l」の音なので上の歯茎の根本に舌先を軽く当て、歯と舌の隙間から息を吐き出すように「ル」と発音する。
「cruel」の比較級・最上級
「cruel」は比較表現において次のように変化する。・原級 cruel
・比較級 crueler
・最上級 cruelest
「cruel」の語源・由来
英単語「cruel」はフランス語「cruel(残酷な)」に由来する。フランス語「cruel」は古期フランス語の時代から使い続けられてきた言葉だ。その語源はラテン語である。ラテン語の「crudus(血の)」と接辞「alis(〇〇の)」が結びつきラテン語「crudelis(無慈悲)」が生まれた。この語は古期フランス語に引き継がれ「cruel」へと変化した。「cruel」の覚え方
「cruel」の覚え方で最もポピュラーなものは、日本語での意味と合わせて「狂える」と覚える事だろう。例えば「狂える(cruel)者による残酷な行為」とすると、意味も合わせて覚えやすい。発音に近いものでは「狂える王(cruel)による残虐な行為」という覚え方もある。「cruel」を含む英熟語・英語表現
「don't be cruel」とは
「don't be cruel」は「ひどいことをするな」「残酷なことをするな」「虐待をするな」などを意味する英語表現だ。
「don't be cruel」に「冷たくしないで」と訳を付ける場合がある。これはエルビス・プレスリー(Elvis Presley)が1956年に発表した楽曲「don't be cruel(邦題:冷たくしないで)」に由来する。しかし、これはあくまで楽曲のために用いられた言葉で、正確な意味を捉えたものではない。例えば「Don't be cruel to animals.」なら「動物にひどいことをしないで」あるいは「動物虐待をするな」と翻訳すべきで「動物に冷たくしないで」とは訳さない。
「cruel」を含む様々な用語の解説
「Cruel Summer」とは
「Cruel Summer」とは、イングランド出身のグループ「バナナラマ(Bananarama)」の1stシングルとして1983年に発表された楽曲。バナナラマ2枚目のスタジオアルバム「Bananarama(邦題:愛しのロバート・デ・ニーロ)」に収録されている。「Cruel Summer」には「ちぎれたハート」という邦題が付けられていたが、これはタイトルを訳したものではない。あくまで楽曲を元にして付けられたものだ。また「Cruel Summer」は米国のシンガーであるテイラー・スウィフト(Taylor Swift)の楽曲でもある。テイラー・スウィフトの7枚目のアルバム「Lover」(2019年発表)に収録されている。
なお、以上の2曲はタイトルこそ同じであるがまったく別の曲だ。ただし「Cruel Summer」の意味はどちらとも「残酷な夏」である。
「Cruel Intentions」とは
「Cruel Intentions」とは、1999年に公開されたアメリカの映画。配布元はソニー・ピクチャーズ。監督・脚本はロジャー・カンブル(Roger Kumble )。ニューヨークのマンションに住む高校生キャスリン(Kathryn Merteuil)とセバスチャン(Sebastian Valmont)は何不自由ない生活を送っていた。だが、それはどこか満たされない生活だった。そんな2人は他人の恋愛を操作するという「残酷な企て(Cruel Intentions)」に楽しみを見いだすようになっていく、という物語だ。公開後の最初の週末で約1300万ドルもの収益を得た。最終的な興行収入は7590万ドルであった。
「cruel」の使い方・例文
・He sighed and said that all people are cruel.(彼はため息交じりに、人なんてみんな残酷なものだ、と言った。)・At first glance, the city looks peaceful, but there is a cruel world behind the alleys.(一見すると平穏な街だが、路地裏には残酷な世界が広がっていた。)
・I am against a cruel punishment on sinners.(私は罪人に対する残酷な刑罰に反対だ。)
・Don't be cruel to a heart that is true.(本当の気持ちにむごい仕打ちをしないで。)
クルーエル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/24 23:11 UTC 版)
「新ソード・ワールドRPGリプレイ」の記事における「クルーエル」の解説
小説に登場したオーファン貴族。エルンストを甘言で騙し、真実を伝えずに操っていた。へっぽこーず参入前のエキューを雇っていた。
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「クルーエル」の例文・使い方・用例・文例
- クルーエル糸という刺繍糸
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