カンパニー職員
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「BLACK BLOOD BROTHERS」の記事における「カンパニー職員」の解説
尾根崎ミタカ 声 - 松山鷹志 「カンパニー」の会長であり、実質的に特区の全てを取り仕切っている人物。若輩ながら聡明な頭脳と冷静な視点、揺るがぬ胆力を持ち合わせ、セイやケインからもその手腕を高く評価されている。 かつて「特区」が政府や企業に見放されたスラム街だったころ、その一角に居を構えていたヤクザの組長の息子としてこの地に生を受けた。苦難の末に若くして独力で抜け出し、渡英して経営者、指導者としてのノウハウを身につける。九龍ショックが起こった際、崩壊した香港に変わる経済都市を求める海外企業を誰よりも早く説き伏せ、無法地帯と化していたこの地を平定し、企業連を誘致して特区の礎を築いた。また、吸血鬼狩りが世界的に横行する中、来たる未来に「吸血鬼との共存」を見出し、陣内や張を手勢に加えセイを筆頭とした吸血鬼たちと歩み寄った。特区の生みの親とも言える存在で、この地に対する理想と思い入れは人一倍強い。しかし、それ故に特区を巡る様々な障害を前に苦悩し、時に判断を焦って現場の者達との軋轢を生むこともある。 特区インパクトで特区を奪われた後はシンガポールに本部を移し、ミミコを新生カンパニーの代表として迎えた後は彼女のサポートを行っている。シンガポールに襲撃してきたカーサに左腕から吸血され、転化を免れるために真銀刀で左腕を切断する。これにより隻腕となりつつも九龍の血統に転化することは回避した。 張雷考(ジャン・レイカオ) 声 - 麦人 「カンパニー」情報部部長にして、会長・尾根崎の片腕的存在。尾根崎、陣内と並び、特区設立の初期から様々なトラブルを切り抜け、今日の特区を築き上げた人物。老年ながら元は「パイルキラー(杭打ち師)」と呼ばれた大陸で有名な吸血鬼ハンター。特区設立にあたって、尾根崎の才能と理想を認め、彼の説得に応じる形で彼の部下となった。 情報部部長として特区内外のあらゆる情報を把握・管理する傍ら、「トップとして、経営者としての視点」で物事を判断する尾根崎を「現場に立つ者の視点」で補佐し、時に諌めている。池波正太郎のファンらしく、蕎麦には並々ならぬ拘りを持っている。 特区インパクトでは、尾根崎を脱出させた後はカンパニー本部に居残って指揮を執り続ける。その際、ミミコが吸血鬼達と共に住民の脱出に奔走している姿を全てのTV局に流した。最後は押し寄せてくる九龍の血統達に突入して散っていった。 赤井リンスケ 声 - 高戸靖広 「カンパニー」査察部所属。自称「査察部のエース」。香港聖戦時には陣内とともに人間の身でジロー達と行動を共にしており、当時はジローの弟分のような存在だった。紫の髪に派手なアクセサリー、更に女言葉で話すなど個性的な人物だが、その情報収集能力は非常に優秀。香港の暗黒街で生計を立てていた経験から、荒事にも慣れている。時折カンパニー所属という枠を離れて、陣内やジローを手助けするなど、香港組の仲立ちを担っている。 女言葉は自分の心に余裕を持たせるためのもので、瀕死の陣内を前にしたときは取り乱し、素の乱暴な言葉遣いで喋っていた。バドリックと共に特区へ入り込み、レジスタンスの組織化と訓練を行い、最終決戦ではレジスタンス達を率いて九龍の血統と戦う。また、墓所に侵入してきたラウに致命傷を負わせ、陣内の仇を取った。その後、「セカンド・カンパニー」が設立した後に辞職して特区から旅立つ。
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