オーバーヒート【overheat】
オーバーヒート
エンジン温度が異常に高くなることにより、エンジンの運転継続が不可能になる現象。ラジエーター内の冷却水温度が上昇し、その蒸気圧がラジエーターキャップの圧力以上になったとき、ラジエーターから蒸気が噴き出す現象。また、広義にはフットブレーキの多用によるブレーキ温度の異常上昇や、燃料系中に気泡が発生して燃料供給がとだえる現象も指す。
反対語 オーバークールオーバーヒート
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/22 21:35 UTC 版)
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オーバーヒート (overheat) とは、熱し過ぎること(過熱)、またその熱し過ぎた状態を表す言葉である。熱し過ぎた結果、動作不良を起こした場合をオーバーヒートと呼ぶことが多い。
エンジン・車両・機械
機械の中には熱機関のように自分自身の動作により発熱するものがあり、それ以外の装置でも、構成部品が運動する際、摺動抵抗により発熱が起こる。その結果、部品に用いられている部材(金属・ゴム・樹脂)の適正温度を上回る可能性がある。
これを回避するため、中には空冷、水冷(液冷)、潤滑油等による冷却機構を持っているものがあるが、過負荷や冷却システムの能力不足・異常等により、冷却が間に合わなくなった場合は、適正温度を上回り、オーバーヒート状態に陥る。
これは結果的にその機械の動作に支障をきたす。例えば、エンジンであれば性能低下(熱ダレ)にはじまり、各部に一層の熱変形や潤滑切れが進み、ガスケット抜け、カジリ、焼きつきを起こすほか、火災に至ることもある。また、重度のオーバーヒートで発生した物理的なダメージは、冷却後に冷却液や潤滑油を交換したとしても回復することはない。
コンピュータ
パソコン等のコンピュータにおいて、高クロック周波数での稼働などにもかかわらず相応の冷却ができていなかった場合などに、内部の温度が高まり、ソフトウェアの異常動作や異常終了、最悪の場合はOSのハングアップ(フリーズ)や再起動を引き起こす場合がある。
この現象は、「俗に」(電気電子工学の専門用語としての「熱暴走」とは異なる)熱暴走と呼ばれることがある。
銃砲
銃や大砲のような火器においては、銃砲身が運用上、想定されている範囲を超えて高温になった際に用いられる用語である。
銃や大砲は射撃に際し火薬を使うので、ある程度の熱を発生させるものであるが、通常は射撃間隔を設定し過熱を防止している。また自動火器の場合、連続して射撃が行われるため砲身冷却システムを持っている。何らかの理由でこれが守られなかったりうまく機能しなかったりすると過熱に至ることがある。
過熱した銃砲身は人が触れれば危険であることはもちろん、強度低下や熱膨張により射撃精度が下がり、さらに内部の摩耗が早くなる。そして最悪の場合は砲身内で砲弾が爆発する腔発や、自動火器の場合は射撃が止まらなくなるコックオフを起こすこともある。
腔発はただちに銃砲の使用不能を意味し、コックオフも弾の供給がある限りは完全に壊れるまで止められないため、そうなる前に弾切れしない限りさらに過熱が進んで結局二度と使えなくなるおそれがある。
エンジンの場合と同様、重大な過熱で発生した物理的ダメージは回復不能に至ることもあり、こうなれば砲身交換等の修理すら不可能になる。
関連項目
オーバーヒート
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/25 17:36 UTC 版)
「iPhone 3GS」の記事における「オーバーヒート」の解説
iPhone 3Gsの発売から少し後、数人のユーザーから頻繁な使用でオーバーヒートする、熱によって端末が変色する(とくに白色モデルで)という報告が上がっていたが、変色に関しては主にiPhoneのカバーが背面で摩擦した時に生じたことが原因だったことで収束した。 Appleは発熱問題に関して、暑い日は車から出すことや直射日光に気をつけること、晴れや高温の日は頻繁な使用を控えるように呼びかけた。また、3Gsが発売された国の安全基準に基いて、iPhoneを使用している時に温度検知機能が働くようになっている。
※この「オーバーヒート」の解説は、「iPhone 3GS」の解説の一部です。
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「オーバーヒート」の例文・使い方・用例・文例
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