エグゼクター級スター・デストロイヤー(スーパー・スター・デストロイヤー/スター・ドレッドノート)
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「スター・デストロイヤー」の記事における「エグゼクター級スター・デストロイヤー(スーパー・スター・デストロイヤー/スター・ドレッドノート)」の解説
エグゼクター級スター・デストロイヤー(Executor-class Star Destroyer)は、就役時には史上最大の巨大宇宙戦艦であり、全長は19km(19,000m)に及ぶ。帝国宇宙艦隊の旗艦でもあり、スター・デストロイヤー艦隊の指揮を執るが、この艦自体が強力な宇宙艦隊そのものであり、デス・スターを除けば最大最強クラスの宇宙構造物でもある。単艦で並の艦隊を大きく上回る戦闘力を持つ。 それまでのスター・デストロイヤーに比べて細長い、非常にスマートなスタイルが特徴である。デザインそのものはアクラメーター級からの流れをくみ、メインノズル後方から大きく伸びた艦尾を持つ、アクラメーター級やヴェネター級をそのまま前後に伸ばしたような艦型である。 インペリアル級の10倍を超える巨体を誇り、もはや通常の兵器で破壊することは不可能に近い。全てが規格外の本級だが、艦橋はインペリアル級と形状、大きさともによく似たものになっており、センサーとの干渉対策としてシールドが若干弱くなる欠点も改善されていない。メインブリッジもインペリアル級とほぼ同形状であり、良好な前方視界と引き換えに装甲がなく、艦橋部の防御は全てエネルギーシールド頼みであった。この点が後述する1番艦「エグゼキューター」の悲劇の爆沈につながることとなる。 これら帝国軍の艦船はいずれも船体は非常に強固なシールドによって守られ、その巨体もあって、少々の攻撃にはまったく動じないが、船体から突出した艦橋部分だけは防御が手薄で、ついにはこの弱点を突かれて破壊されてしまう。司令部のある艦橋にはセンサーシステムの大半とシールド発生装置を設置しているが、偏向シールドはセンサーの機能を妨害するため、ここに限ってはシールドを他よりも弱くせざるをえなかった。その為、反乱同盟軍艦隊の集中砲火によってシールドが弱まり、さらに敵機のシールド装置への攻撃を許す。そして前出のデス・スターに墜落したエグゼクターもまた、艦橋のシールド発生装置を失い、なおも強力な対空砲火で防戦を続けるが、前方から飛来した反乱軍の戦闘機部隊に反撃した際、1機のAウィング戦闘機が対空レーザーにより被弾し、錐揉み状態に陥る。Aウィングのパイロットは勇敢にも体当たりを決意し、そのままエグゼキューターの艦橋へ特攻する。シールドが張られてない剥き出しの艦橋は大爆発し、たった1機の小型戦闘機によって、完全に制御不能に陥った超巨大戦艦は、デス・スターに「墜落」する。 なお、一般的に知られている「ドレッドノート級」という名称と全長8,000mというデータは、皇帝パルパティーンが元老院の予算委員会を通す際に、本来の目的を隠すためのカモフラージュとして用いられたことに由来する。 複数の同型級艦がおり、ガリアス·ラックス元帥の「ラヴェンジャー」はジャクーの戦いで撃沈され地表に墜落。『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』では、レイとフィンが乗るミレニアム・ファルコンがその残骸の中で空中戦を行うシーンがある。その他レジェンス作品を含め 「ルサンキア」、「インティミデイター」、「リーパー」、「テロール」等の艦がある。
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