ジャクーの戦い
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/29 00:24 UTC 版)
「スター・ウォーズにおける戦いの一覧」の記事における「ジャクーの戦い」の解説
エンドアの戦いから1年と4日後にミッド・リムの惑星ジャクーで行われた戦闘。銀河内乱における最後の大規模戦闘であり、建国されたばかりの新共和国とこの時点で既に風前の灯火となっていた銀河帝国が対峙した。 エンドアの戦いの後に帝国の実権を握ったガリウス・ラックス元帥が惑星ジャクーに帝国艦隊を集結させていることを知った新共和国は最新鋭のスターホーク級バトルシップ3隻を中心に多数のスタークルーザー、コルベットで構成された新共和国防衛艦隊を派遣。戦いは新共和国の優位のうちに進み、スーパー・スター・デストロイヤー「ラヴェジャー」やインペリアル級「インフリクター」など多数の帝国軍艦艇が新共和国軍艦艇を道連れにジャクーの地表へ墜落した。ラックス自身も「終末司令」の一環としてジャクーごと帝国軍、新共和国軍の双方を滅ぼし一部の帝国軍将校と共に未知領域へ逃亡する計画であったが、この計画は部下のレイ・スローネ大提督によって阻止された。 この戦いではギャリック・ヴェルシオ提督ら多数の帝国軍人が戦死し、またサイエナ・リー艦長など新共和国の捕虜となる者も多く出るなど帝国軍の一方的な大敗北に終わった。交戦能力をほぼ失った銀河帝国に対し、勝利した新共和国がマス=アメダ大宰相をリーダーとする穏健派残存勢力に対して莫大な賠償金と大幅な軍縮を課す銀河協定の締結に成功したことで、銀河内乱は一応の決着を迎える。 銀河帝国そのものはアメダを代表とするコルサント臨時政府として存続を許されたものの、事実上は新共和国の属国となった。そして行き場を失った帝国軍もまた、独立したモフや将校によって率いられる無数の軍閥に分裂することとなった。その中でいくつかの軍閥が新共和国の監視をかいくぐって未知領域へと逃亡し、後にファースト・オーダーとして再興、新共和国と対立することとなる。 この戦いの詳細は、クラウディア・グレイ(英語版)の小説『Star Wars: Lost Stars』、チャック・ウェンディグの小説『Star Wars: Aftermath: Empire's End』で描かれている。
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