アンガラク人国家
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/11/27 23:27 UTC 版)
「ベルガリアード物語」の記事における「アンガラク人国家」の解説
アンガラク人はトラク神の庇護のもと、西の大陸の東半分と、東の大陸北部にわたる広大な領域を支配し、他民族を統合しても対抗しえない強大な軍事力を誇っている。内部は民族というよりは職能階級に基づいて5つに分かれており、神官であるグロリム人を除き、それぞれが国家を形成している。※神:竜神トラク クトル・マーゴス(Cthol Murgos) マーゴ人の住む国。マーゴ人は元来のアンガラク人の階級では「戦士」である。 西の大陸東部の中~南部を支配し、西方諸国では最大の領土を誇る。首都はラク・ゴスカだが、魔術師クトゥーチクの根拠地ラク・クトルや、軍事上の中心地ラク・ハガ等の重要都市も存在する。 アルガリアと国境を接し、侵入して家畜泥棒をはじめとした略奪・殺傷・破壊などの悪事をはたらいているため、アルガリア人の憎悪の対象となっている。 現在の統治者はタウル・ウルガス王。 ミシュラク・アク・タール タール人の住む国。タール人は元来のアンガラク人の階級では「農民」であるが、マーゴ人からは奴隷扱いされており、アンガラク人の義務であるトラクへの生贄(人身御供)に供されるなど虐待を受けている。 西の大陸東部、クトル・マーゴスの北に位置する。首都はタール・ゼリク。 現在の統治者はゲゼール王。 ガール・オグ・ナドラク(Gar og Nadrak) ナドラク人の住む国。ナドラク人は元来のアンガラク人の階級では「町人」である。 西の大陸の北東部にある。首都はヤー・ナドラク。 ドラスニアと国境を接し、宿敵であるはずのアローン人の一派ドラスニア人との間には、ライバルめいた奇妙な友情がある。逆に同族であるはずのマーゴ人には激しい憎しみを持っている。 現在の統治者はドロスタ・レク・タン王。シルクのパートナー・ヤーブレックはこの国出身の商人である。 マロリー マロリー人の住む国。 西方諸国とは「東の海」をはさんだ東の大陸北西部にあり、アンガラク人の中でも最大の人口・領域を持つ。首都はマル・ゼス。領土の最北西にはトラク神の眠る【終わりなき夜の都】クトル・ミシュラクがある 現在の統治者は皇帝ザカーズ。元来マーゴ人とは不仲だが、ザカーズの個人的な理由により近年はさらに敵対的になっている。※グロリムはアンガラク人の祭祀階級であり、すべてのアンガラク国家に住む。その宗教活動はトラクに奉げる人身御供が中心であり、トラクの死後もなお続いているため、他のアンガラク人に恐れ嫌われている。 グロリムの中にはトラクの指示により「猟犬」に姿を変えた者もおり、現在でもその姿のままクトル・ミシュラクの護衛などの任についている。彼らのうち、再び人間に姿を戻した者は「チャンディム」と呼称され、グロリムの中でも差別されている。 神を持たない民族 モリンド人 ガール・オグ・ナドラクの北にそびえる山脈の北側に住む民族。悪魔崇拝国家。種族単位で生活しているため、特定の統治者はいない。
※この「アンガラク人国家」の解説は、「ベルガリアード物語」の解説の一部です。
「アンガラク人国家」を含む「ベルガリアード物語」の記事については、「ベルガリアード物語」の概要を参照ください。
アンガラク人国家
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/24 22:40 UTC 版)
※神:竜神トラクの死により不在 クトル・マーゴス(Cthol Murgos) マーゴ人の住む国。ゴスカ・クタン・アラガ・ウルガ・モークト・クタカ・ハッガ・ゴルト・ヴァーカト(=ヴァーカト島)の9つの軍管区から成る。西方諸国の中部~南部を支配し、西方諸国では最大の領土を誇る。現在の統治者はウルギット王。 ミシュラク・アク・タール(Mishrak ac Thull) タール人の住む国。西方諸国の東部にある。現在の統治者はゲゼール王→ナセル王。 ガール・オグ・ナドラク(Gar og Nadrak) ナドラク人の住む国。西方諸国の北東部にある。現在の統治者はドロスタ・レク・タン王。シルクのパートナー・ヤーブレックはこの国出身の商人である。 マロリー(Mallorea) マロリー人の住む東方の大国。東方諸国の最北西にある。トラクが眠っていたクトル・ミシュラクがある。カマト・ダリヤ・ゲミル・ラクト・ヴェンナに分割されている。現在の統治者は皇帝カル・ザカーズ。※グロリムはアンガラク人の祭祀階級であり、すべてのアンガラク国家に住む。その宗教活動はトラクへの人身御供が中心であり、トラクの死後もなお続いているため、他のアンガラク人に恐れ嫌われている。しかも、人間の形態を持った者だけがグロリムというわけではなく、トラクの指示により猟犬に姿を変えた者もいる。また、猟犬の姿から人間に戻った者は自らをチャンディムと名乗っている。悪魔を召喚する能力を持つ者も存在する。
※この「アンガラク人国家」の解説は、「マロリオン物語」の解説の一部です。
「アンガラク人国家」を含む「マロリオン物語」の記事については、「マロリオン物語」の概要を参照ください。
- アンガラク人国家のページへのリンク