クープラン, フランソワ:アルマンド
英語表記/番号 | 出版情報 | |
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クープラン, フランソワ:アルマンド | Allemande | 作曲年: 1717年 |
バッハ:アルマンド イ短調
英語表記/番号 | 出版情報 | |
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バッハ:アルマンド イ短調 | Allemande a-Moll BWV 835 |
作品解説
J. S. バッハの弟子J. Ph. キルンベルガー(1821-1883)の作。ベルリンの国立図書館所蔵の資料(P 636)にのみ伝えられる。旧全集では「古い手稿譜、作曲者名記載なし」となっている。
全体は厳格な3声で、前半を下行形、後半を上行形が支配する。対位法的な展開や動機労作も簡単ながら丁寧にこなされているが、型にはまった主題確保と和声進行に習作としての感触がある。ただし、左右の手に連綿と受け継がれる旋律は流麗で、イ短調独特の透明感ある哀調に満ちている。
バッハ:アルマンド ト短調
英語表記/番号 | 出版情報 | |
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バッハ:アルマンド ト短調 | Allemande g-Moll BWV 836 | 作曲年: 1720?年 |
作品解説
《ヴィルヘルム・フリーデマン・バッハのための音楽帳》に含まれる作品。おそらく長男との合作である。
バッハの組曲のアルマンドとはまったく異なり、対位法の書法を用いず、旋律と和声付けの役割が明確である。随所で半音階下行する装飾動機が合いの手を入れ、全体は舞曲のリズムが軽快な小品となっている。
なお、この曲に続いてもう一つアルマンドが書き付けられている(BWV 837)。こちらは反復記号までのおそらく前半部分まで作曲されたが、残りは未完のまま残された。簡明な3声で、声部の独立を先のアルマンドより明確にしようとする努力がみられる。
なお、これら2つのアルマンドにはとくに動機の上での関連はみられない。
バッハ:アルマンド ハ短調
英語表記/番号 | 出版情報 | |
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バッハ:アルマンド ハ短調 | Allemande c-Moll BWV 834 |
作品解説
現在では偽作とされる。《ジーグ ヘ短調》(BWV845)とともにベルリンの国立図書館に所蔵される資料(P 314)にのみ伝えられる作品。旧全集の校訂報告にはすでに「比較的新しい筆写譜、ぞんざいであまり信頼できない」と述べられている。が、真の作曲者はまだ明らかでない。
冒頭、両手による3オクターヴの分散和音下行で幕を開ける。こうしたトッカータ風のパッセージワークはバッハがアルマンドには用いなかった様式である。この下行の走句は魅力的であるが、以後は簡明、というよりもいささか単調で、常套句ばかりがあまり関連もなくつらなる。全体は70小節近い長さを充分に満足させるような展開にいたらず、残念ながら冗長な印象を否めない。
バッハ新全集には収載されず、校訂譜も多くはない。信頼できる楽譜は旧全集第42巻259-262頁に提供されている。
アルマンド
アルマンド
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/05 05:45 UTC 版)
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アルマンド(仏:allemande、「ドイツ風」の意)は舞曲の一種である。バロック音楽の時代には器楽曲形式として栄え、組曲の第一曲、または前奏曲に続く第二曲として採用されることが非常に多かった。
歴史
16世紀のフランスでは「地面に足をつけた中庸の遅さ」(トワノ・アルボ「オルケゾグラフィOrchésographie」1589年)の2拍子のダンスで、組になった男女が列を作って進みながら踊るダンスであった。パヴァーヌに似ているが、それよりは若干速いとされる。この時代のアルマンドのダンスは、アルマンド本体、retourと呼ばれる同じリズムの部分、それに続き拍が3分割されるクーラントと呼ばれる部分で構成されていた。イタリアに移入されたこのダンスも、同じようにアルマンド本体と3拍子のコレンテ、またはサルタレロなどが組になっていた。
17世紀には作曲家によってアルマンドはテンポにある程度の自由度がある4拍子の舞曲にされた。
その後の作曲家たちは自由な発想でアルマンドをとらえ、対位法を取り入れたり、さまざまな幅のテンポのものが作曲された。
18世紀後期、拍子が3分割されるアルマンドが編み出された。ただし、アルマンドの拍子の3分割は、その起源から見られる。これはワルツの前身とも考えることができる。ただし、ワルツの起源はポワトゥーと呼ばれるブランルの一種から来るマズルカが起源と言う説が有力。
脚注
アルマンド
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「猿の惑星シリーズの登場人物」の記事における「アルマンド」の解説
コーネリアスとジーラに理解を示す、サーカス団の団長。コーネリアス夫妻から息子を託されて匿う。夫妻の死後は自らの手でマイロを育てていたが、興行の宣伝のために訪れた都市でふとしたことから管理派に目を付けられてしまう。
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