abandon
「abandon」とは、捨てる・見捨てる・身を任せるなどのことを意味する表現である。
「abandon」とは・「abandon」の意味
「abandon」とは、「捨てる」「見捨てる」「身を任せる」などの意味を持つ英単語である。動詞だけではなく、「奔放」や「気まま」といった意味で名詞として用いることも可能だ。「abandon」にスペルが似ている英単語に、「abundance(豊富)」「abundant (豊富な)」「abandonment(放棄)」などがある。「abandon」は、先物用語で用いられることも多い。先物用語で「abandon」は、「権利放棄」を意味する。権利行使されないまま満期日を過ぎ、オプションの価値がなくなることを「abandon(権利放棄)」と言う。コールセンター用語には、「abandoned calls」というものがある。日本語では「放棄呼」と言われているもので、顧客がコールセンターに電話した時、スタッフに繋がる前に電話を切ってしまうことを「abandoned calls(放棄呼)」と言う。
「abandon」の発音・読み方
「abandon」の発音記号は、米国英語が「əbˈændən」、英国英語が「əˈbændən」である。発音記号の「ə」は「ア」、「bˈæ」は「バァ」、「n」は「ン」、「də」は「ダァ」と発音される。単語の最後に置かれる「n」は、「ン(ヌ)」と発音されるため、カタカナで表すと「 アバァンダァン(ヌ)」に近い発音になる。カタカナ英語では、「アバンドゥン」や「アバンドン」、「アバンダン」などと表記される。「abandon」の活用変化一覧
・abandoning(現在分詞)・abandoned(過去形)
・abandoned(過去分詞)
・abandons(三人称単数現在)
「abandon」の語源・由来
「abandon」の語源は、中期英語の「abandon」である。「abandon」は「支配下」という意味があり、それが「a+bandon(司法権)」、「bannum(宣告)」、「bannana(宣告する・禁ずる)」などの言葉に変化していき、現代英語の「abandon」となった。「abandon」の覚え方
「abandon」は語呂合わせで覚えることができる。例えば、「アカウントがバン(BAN)された」というイメージから、「(a)BAN(don)されて見捨てる」のように繋げることで、「abandon」が「見捨てる・捨てる」という意味を持つ英単語だと理解できる。「(a)アカウントがバン(ban)されたからドン(don)と捨てた」のように覚えてもよい。「abandon」と「abundant」の違い
「abandon」と「abundant」は綴りが似ているが、まったく別の英単語である。「abundant」は、「たくさんの」「十分な」「豊富な」などの意味を持つ英単語だ。形容詞として、「I am paid abundant by the company.(私は会社から十分な給料を貰っています。)」のように用いられることが多い。一方「abandon」は、「捨てる」「破棄する」「放棄する」といった意味を持つ。綴りが似ているというだけで、意味合いはまったく異なるのだ。最後に「t」が置かれているかどうか、どのような品詞で用いられているかなどを見て、両者の違いを判断するとよい。「abandon」を含む英熟語・英語表現
「with abandon」とは
「with abandon」とは、「思うがままに」「気ままに」といった意味を持つ表現である。「動詞+with+abandon」や、「with+形容詞+abandon」などの形で用いられる。例文としては、「He sang with abandon.(彼は思うがままに歌った。)」、「He lives with wild abandon.(彼は自由奔放に生きている。)」などが挙げられる。
「abandon」の使い方・例文
「abandon」は、「捨てる」「放棄する」などの意味で用いられることが多い。「主語+abandon+目的語」で、「(主語)が(目的語)を捨てる」といった表現になる。例えば、「I abandoned the car.(私は車を放棄した。)」、「They abandoned their plans to travel.(彼らは旅行に行く計画を断念した。)」のように表現できる。「主語+abandon+目的語+to~」で、「(主語)が(目的語)を~に明け渡す」といった表現になる。例文にすると、「I abandoned my room to my brother.(私は自分の部屋を弟に譲りました。)」のようになる。他にも、「abandon」は以下のように用いることができる。・He abandoned his family and moved abroad.(彼は家族を見捨てて海外に渡った。)
・That soldier abandoned his comrades on the battlefield.(その兵士は、戦場に仲間を置き去りにした。)
・Unable to raise the money, he abandoned treatment.(お金を工面することができなかったため、治療を断念した。)
アバンダン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/29 19:24 UTC 版)
『Abandon』 | ||||
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ディープ・パープル の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | 1997年~1998年 | |||
ジャンル | ハードロック | |||
時間 | ||||
レーベル | EMI (UK) CMC International (US) | |||
プロデュース | ディープ・パープル/ロジャー・グローヴァー | |||
ディープ・パープル アルバム 年表 | ||||
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専門評論家によるレビュー | |
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レビュー・スコア | |
出典 | 評価 |
Allmusic | [1] |
『アバンダン』(原題:Abandon)はディープ・パープルが1998年春に発表した16枚目のスタジオ・アルバム。1994年に加入した3代目ギタリストのスティーヴ・モーズには2枚目、オリジナル・メンバーのジョン・ロードには最後のアルバムになった。
解説
「アバンダン」(Abandon)とは「永遠に去る、完全にあきらめる」の意味だが、本作のタイトルはイアン・ギランの"A band on"(「仕事中のバンド」という意味)という駄洒落に由来する。
「ブラッド・サッカー(Bludsucker)」は、『ディープ・パープル・イン・ロック』(1970年)に収録された同名曲(Bloodsucker)の再録音版である。このような旧作の再録音は、彼等の他のスタジオ・アルバムには無い本作だけの特徴であった。
「ドント・メイク・ミー・ハッピー(Don't Make Me Happy)」は誤ってモノラル仕上げにされてしまい、修正はされずにそのまま発表された。シングル盤で発表された異なる録音版はステレオで収録されている。
彼等は本作発表に続いて、1998年から1999年にかけて「ア・バンド・オン・ツアー」(A Band On Tour)と名付けたワールド・ツアーを行なった。再結成後15年にして初めてオーストラリア公演を行ない[注釈 1]、1999年4月20日のメルボルン公演を収録したライブ・アルバム「Total Abandon: Australia '99」と同名DVDを発表した。
収録曲
特記なき楽曲はイアン・ギラン、スティーヴ・モーズ、ジョン・ロード、ロジャー・グローヴァー、イアン・ペイスの共作。
- エニ・フール・ノウ・ザット - Any Fule Kno That - 4:29
- オールモスト・ヒューマン - Almost Human - 4:26
- ドント・メイク・ミー・ハッピー - Don't Make Me Happy - 4:56
- セヴンス・ヘヴン - Seventh Heaven - 5:25
- ウォッチング・ザ・スカイ - Watching the Sky - 5:26
- フィンガーズ・トゥ・ザ・ボーン - Fingers to the Bone - 4:47
- ジャック・ルビィ - Jack Ruby - 3:48
- シー・ワズ - She Was - 4:19
- ホワッツアネーム - Whatsername - 4:26
- ’69 - '69 - 4:59
- イーヴル・ルイ - Evil Louie - 4:56
- ブラッドサッカー(ニュー・ヴァージョン) - Bludsucker (リッチー・ブラックモア、ギラン、グローヴァー、ロード、ペイス) - 4:27
メンバー
その他
- フロリダ州、アルタモントスプリングズ、グレッグライクスタジオにて、97-98年に録音
- プロデュース:ディープ・パープル/ロジャー・グローヴァー
- エンジニア:ダレン・シュナイダー
- エンジニア:キース・アンドリュース
- プラチナ・ポスト・スタジオにてミックス:ダレン・シュナイダー
- アシスタント・エンジニア:ケント・ハフナグル&シャノン・ブラディ
- マスターディスク制作:グレッグ・カルビ、ニューヨークにて
脚注
出典
注釈
- ^ ディープ・パープルとしては、第4期メンバーによる1975年の公演以来。
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