三朝のジンショ
名称: | 三朝のジンショ |
ふりがな: | みささのじんしょ |
種別1: | 風俗習慣 |
保護団体名: | 三朝区ジンショ保存会 |
指定年月日: | 2009.03.11(平成21.03.11) |
都道府県(列記): | |
市区町村(列記): | 東伯郡三朝町三朝 |
代表都道府県: | 鳥取県 |
備考: | |
解説文: | 三朝のジンショは、鳥取県三朝町に伝承される五月節供の綱引きで、5月3日に、綱からみと呼ばれる綱を綯う作業が行われ、翌4日の夜、地区の中央を走る路上で綱引きが行われる。綱は、山から切り出した藤蔓を材料にして作られ、長さ約80m以上、重さ約4tにも及ぶ。綱引きは、地区を二分し、東方と西方の対抗で行われ、雌雄の大綱の頭部をカセギと呼ばれる樫の木の棒で結合させて激しく引き合う。東が勝つと豊作、西が勝つと商売繁盛となるという。また、勝負がはじまる前に、綱を地面に打ち付けるように曳き出すことで、邪気や災厄を祓うといわれている。 五月節供の綱引きは、山陰を中心に日本海沿岸地域に主に分布するが、本件は、伯耆における五月節供の綱引きを伝える唯一の伝承例であり、山陰を代表する大規模な五月節供の綱引きである。藤蔓を材料にして巨大な雄綱と雌綱を綯い上げる点や、二つの大綱を結合させて引き合い、その勝敗で五穀豊穣や商売繁盛を占う点などに特色があり、我が国の綱引き行事の変遷を考えるうえで重要である。 |
三朝のジンショ
人生・儀礼: | 関東の大凧揚げ習俗 |
娯楽・競技: | ヒッタカ ヨッカブイ 三朝のジンショ 上淀の八朔綱引き 加治木のくも合戦の習俗 南予地方の牛の角突き習俗 |
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