南予地方の牛の角突き習俗
名称: | 南予地方の牛の角突き習俗 |
ふりがな: | なんよちほうのうしのつのつきしゅうぞく |
種別1: | 風俗習慣 |
保護団体名: | |
選択年月日: | 1995.12.26(平成7.12.26) |
都道府県(列記): | 愛媛県 |
市区町村(列記): | |
代表都道府県: | 愛媛県 |
備考: | |
解説文: | わが国では、伝統的な動物競技のひとつとして、牛の角突き(闘牛)が盛んに行われてきた。越後・隠岐・奄美・沖縄などの例が知られているが、愛媛県の南予地方もその習俗を伝える土地のひとつである。南予地方の牛の角突きは、ツキアイあるいはツキヤイとよばれて、各地にダバとよばれる土俵(闘牛場)が設けられ、氏神の祭礼や年間のさまざまな行事の折にこの競技が行われてきた。たとえば宇和島地方では和霊神社裏手の和霊土俵で、正月二日・三月節供(新暦四月三日)・和霊神社例祭(七月二十四日)・盆行事(八月十四日)などに行われていたものである。現在では昭和五十年に宇和島市営闘牛場が建設されて、旧来の時期を中心に定期的公開と臨時公開が行われ観光的にも注目されている。しかし、農業の機械化・都市化などにより牛の飼育がほとんどなくなるとともに、飼育方法やツキアイの技法、地域ごとに行われていた取り組みの実態など、牛の角突きに関わる伝承も失われようとしているため、早急に記録作成等の措置を講ずるものである。 |
娯楽・競技: | 三朝のジンショ 上淀の八朔綱引き 加治木のくも合戦の習俗 南予地方の牛の角突き習俗 呼子の大綱引き 因幡宝木のしょうぶ綱 壱岐の船競漕行事 |
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