因幡宝木のしょうぶ綱
名称: | 因幡宝木のしょうぶ綱 |
ふりがな: | いなばほうきのしょうぶつな |
種別1: | 風俗習慣 |
保護団体名: | 宝木のしょうぶ綱保存会 |
選択年月日: | 1984.12.20(昭和59.12.20) |
都道府県(列記): | 鳥取県 |
市区町村(列記): | 鳥取市気高町宝木 |
代表都道府県: | 鳥取県 |
備考: | 所在地が同一都道府県内のもの(このデータは種別1から移行しています) |
解説文: | 我が国には、小正月綱引き・盆綱引き・十五夜綱引きなど季節の折り目に綱を引きずったり、綱を引き合ったりする行事が広く全国的に分布していたが、一部の地方を除き、これらの多くは形骸化したり消滅してしまった。 この気高町宝木に古くから継承されているしょうぶ綱行事は、五月節供に村落を二分する形式で綱引きをするもので、古町・新町の村組を基礎に構成されている子供集団が主体となり、綱引きをする前日には寝泊りして準備が行われる。 綱引きは、母木神社(古町)・両国梶之助の石碑(新町)に参詣してから行われ、ヨリヅナ(親綱)は約十五メートル、これにエダヅナ(枝綱)を取りつけて引き合う。この二本の綱には各家の軒先などに挿したしょうぶ・よもぎ・かや等を集めて綯【な】いこみ二本のヨリヅナの尻を結んで三回引き合い、終わってこれを川に流し、その後に海岸に出て相撲を取る等注目すべき習俗が少なくない。 この綱引き行事は、変化の痕跡があるものの、日本海沿岸地方の地域的特色ある綱引き行事の残存例として貴重であり記録保存するものである。 |
娯楽・競技: | 加治木のくも合戦の習俗 南予地方の牛の角突き習俗 呼子の大綱引き 因幡宝木のしょうぶ綱 壱岐の船競漕行事 日向の綱引き行事 沖縄の綱引き |
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