その他のガルボア関係者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 18:12 UTC 版)
「死がふたりを分かつまで」の記事における「その他のガルボア関係者」の解説
ザシド・トゥルス ガルボア軍大佐。ガルボア、デュハナ両国を列強から死守している英雄であり、実質的な支配者。「ミスターダークサイド」の異名を取り、デュハナを準国として国家にせず国際法の適用外にし、人体実験などの犯罪の場を提供するなどして両国の裏社会を支配している。エジー、ジーニをはじめ母親の違う数多くの息子を持ち、後継者争いを繰り広げさせている。 人為的な人種交配によって作り出された戦闘部族の末裔で、人間離れした体格・体力と非常に狡猾な頭脳を誇っており、その人間性は冷酷極まる。その戦闘の実力は、護をはるかに凌ぐと評されている。右半身全てを黒く染めた奇異な外見をしている。対外的には入れ墨と思われているが、数10世代に渡る人種交配から発生したモザイク体。インド系の妻からは破壊神シヴァと調和神ヴィシュヌの合一体「ハリ・ハラ」と称されている。 12歳で実の父親を決闘で縊り殺して一族の支配者となり軍に入る。15歳で敵軍の捕虜100人を自由にした上、素手で虐殺した。これが20年ほど前とのことなので、ザシド自身の年齢は精々30代後半から40前後である。後継者選定に関しては既に息子たちにはまったく期待しておらず、TPCの技術で自分自身をクローニングしようと考えており、更に完璧な人類とするために予知能力者である遥の遺伝子を狙っている。人間として最高峰の能力を持つとも評されるが自身の限界も認識しており、弱小国である自国を先進国の食い物にさせない為には歪な国家を作らざるを得ないという必要性から非人道的な所業を行っているだけで、本心から自国の繁栄を目指している。実際遥の能力を理解するや、そうした所業も不必要となる健全な先進国まで躍進しようと方針転換を行った。 タウス、ミサルト、ギド ザシドの息子たち。これにエジーを加えた4人が現時点での後継者候補でガルボアの特殊部隊「白光部隊(ホワイトユニット)」を率い、デュハナの内陸側の国境と沿岸部を分割して管理している。 内陸部を支配するタウスは類稀な膂力の持ち主で、時代錯誤とも言えるフルプレートアーマーと大鉈を用いて戦い、重機関銃の二丁撃ちをやってのける。 ミサルトは情報局を統括しておりIQも200を超えると言われ、ザシドからも「喰えないヤツ」と認識されている。身体能力も高く、スピードだけなら護を上回っている。 ギドは隻眼の男でミサルト曰く「頭のネジがとんでいる」と評される性格破綻者。ザシドの命令でTPCの最重要研究施設「ダンテ313」の警備を行っている。間違っても善人ではないが、飽きっぽい性格ゆえに停滞した状態が我慢ならず、国に変化をもたらせる可能性のある者に力を貸す。 ウララ ザシドの娘の1人。母親が日系人で日本語が話せるため、遥の監視役となる。10代半ばから後半と思われる。常人を上回る力を持つも、頭脳面はまだ年相応。 リカルド・ハインツマン ガルボア共和国の現大統領。ザシドと組んでガルボアを運営する悪党だが、ワイズマンの弟子と接触している。
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