こう かく

デジタル大辞泉

こう‐かく〔カウ‐〕【交角】

読み方：こうかく

幾何学で、二直線の交わってできる角。ふつうは大小二つの小さいほうをいう。

こう‐かく〔クワウ‐〕【光覚】

読み方：こうかく

光の刺激に対する感覚。一般に光の強弱（白黒）を認識する感覚をいうが、色覚を含める場合もある。光(ひかり)感覚。

こう‐かく〔クワウ‐〕【光角】

読み方：こうかく

物体の一点と両眼とを結ぶ直線がなす角。この角度が大きいほど物体は近くにあると判断される。

こう‐かく【口角】

読み方：こうかく

上唇と下唇の接合部。口の両わき。

こう‐かく〔カフ‐〕【^▽岬角】

読み方：こうかく

１ みさき。さき。

「船艦突如として山東—を掠(かす)め」〈独歩・愛弟通信〉

２ 仙骨底の前縁にある前方に張り出した部分。仙骨岬角。

３ 中耳の鼓室の内側壁にある、蝸牛管(かぎゅうかん)の回転によってできた隆起。前庭窓と蝸牛窓の間にある。

こう‐かく〔クワウ‐〕【広角】

読み方：こうかく

１ 角度が大きいこと。また特に、写真のレンズの写す範囲が広いこと。

２ 「広角レンズ」の略。「景色を—で撮る」

こう‐かく【後覚】

読み方：こうかく

１ 「後学(こうがく)1」に同じ。⇔先覚。

２ 《「こうがく」とも》「後学2」に同じ。

「おぬしたちの—になることだ」〈滑・浮世風呂・四〉

こう‐かく【後角】

読み方：こうかく

１ 脊髄の灰白質のうち、後方の部分。感覚神経の細胞体が集まっている。脊髄後角。後柱。

２ 左右の大脳半球にある側脳室のうち、後頭葉の内側にある部分。側脳室後角。

こう‐かく〔カフ‐〕【^×狎客】

読み方：こうかく

１ なじみの客。

「僕の様な—になると苦沙弥は兎角粗略にしたがっていかん」〈漱石・吾輩は猫である〉

２ たいこもち。幇間(ほうかん)。

こう‐かく〔カフ‐〕【甲殻】

読み方：こうかく

甲殻類の体表を覆う外皮。キチン質の層にカルシウムを含み、硬い。甲皮。甲。

こう‐かく〔カウ‐〕【^×磽^×确／^×墝^×埆】

読み方：こうかく

《慣用読みで「ぎょうかく」とも》

［名・形動］小石などが多く、地味がやせた土地。また、そのようなさま。

「固より痩土—にして耕作に便ならざれば」〈新聞雑誌五一〉

［ト・タル］［文］［形動タリ］地味がやせていて、小石などが多いさま。

「—たる丘陵地帯を」〈中島敦・李陵〉

こう‐かく〔カウ‐〕【考^×覈】

読み方：こうかく

［名］(スル)考え調べること。

「血の運行することを—し」〈中村訳・西国立志編〉

こう‐かく〔カウ‐〕【行客】

読み方：こうかく

道を行く人。旅人。

「昨日は岐(ちまた)を過ぎ、今日は門にやすらふ—の」〈太平記・一一〉

こう‐かく〔カウ‐〕【降格】

読み方：こうかく

［名］(スル)階級や地位などが下がること。また、下げること。格下げ。「平社員に—する」⇔昇格。

こう‐かく〔カウ‐〕【高角】

読み方：こうかく

地平面とのなす角度の大きいこと。仰角(ぎょうかく)が大きいこと。

こう‐かく〔カウ‐〕【高閣】

読み方：こうかく

１ 高くてりっぱな建物。「—層楼」

２ 高い所に設けた棚。

歯科用語

口角（こうかく）

上唇と下唇がつながっている部分。

Wiktionary日本語版（日本語カテゴリ）

こうかく

出典:『Wiktionary』 (2021/08/21 05:31 UTC 版)

同音異義語

こうかく

• 【降格】格下げ。
• 【向格】格式から外れること。
• 【口角】口の両脇。
• 【高角】仰角が大きいこと。
• 【広角】広い角度。
• 【高閣】高楼。
• 【磽确, 墝埆】石ころが多くて土地がやせていること。
• 【交角】二つの直線が交わってできる角。
• 【光角】物体の一点と両眼とを結ぶ直線がなす角。
• 【光覚】光感覚。
• 【岬角】さき。
• 【狎客】なじみの客。
• 【後角】後柱。
• 【甲殻】甲殻類の体表を覆う外骨格。
• 【肴核】料理。
• 【更革】改革。
• 【行客】旅人。
• 【考覈】考え調べること。