くどく

デジタル大辞泉

く‐どく【功徳】

読み方：くどく

仏語。

１ 現世・来世に幸福をもたらすもとになる善行。善根。「—を施す」

２ 神仏の恵み。御利益(ごりやく)。

[補説] 「こうとく」と読めば別語。

くど・く【口説く】

読み方：くどく

［動カ五（四）］《「くどくど」などの「くど」と同語源で、「口説く」は当て字か》

１

㋐こちらの意向を相手に承知してもらおうとして、熱心に説いたり頼んだりする。説得する。「親を—・いて費用を出させる」

㋑自分の愛情や恋心を受け入れるよう説得する。言い寄る。「言葉巧みに—・く」

２ 同じことを繰り返し言う。くどくどと愚痴をこぼす。

「泣いて—・いて裟婆立つならば、己(おれ)も泣きます—・きます」〈民謡・布施谷節〉

３ しきりに意中を訴える。祈願する。

「経読み仏—・き参らせらるるほどに」〈讃岐典侍日記・上〉

[可能] くどける

日本語活用形辞書

諄く

読み方：くどく

形容詞「諄い」の連用形。

終止形

諄い  » 「諄い」の意味を調べる

諄く

読み方：くどく

【文語】ク活用の形容詞「諄し」の連用形。

終止形

諄し  » 「諄し」の意味を調べる

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仙台弁

くどく

単語	発音	意味、用例	関連語
くどく	くどく	【自動】 愚痴を言う

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隠語大辞典

くどく

1. 土蔵ヲ云フ。但上中下等ニ分チテ云フ。〔第一類　言語及ヒ動作之部・京都府〕
2. 土蔵ノコトヲ云フ。但シ上中下等ニ別ツヲ云フ。〔第七類　家屋其他建造物之部・京都府〕

分類 京都府

くどく

1. 模様を窺ふ事、「えりをつける、あたりをつける」に同意。
2. 模様を窺うこと。「えりをつける、あたりをつける」に同意。

口説

読み方：くどく

1. 土蔵ヲ破ル事ヲ云フ。〔第一類　言語及ヒ動作之部・東京府〕
2. 破ルルコトヲ云フ。〔第一類　言語及ヒ動作之部・岡山県〕
3. 窃盗ノ目的ニ出デ、土蔵壁ヲ損壊スルノ所為。〔第三類　犯罪行為〕
4. 窃盗の目的に出て土蔵壁を損壊する所為。三島。

分類 岡山県、東京府

口説

読み方：くどく

1. 意に従がわせようと色々と説き聞かせること。

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Wiktionary日本語版（日本語カテゴリ）

くどく

出典:『Wiktionary』 (2021/11/26 13:07 UTC 版)

動詞

くどく【口説く】

1. 繰り返し言う。くどくど言う。
2. 相手に承知してもらおうと熱心に説得や懇願をする。

語源

古典日本語「くどく」

発音

• (東京) くど​く [kùdóꜜkù] (中高型 – [2])
• IPA^(?): [kɯ̟ᵝdo̞kɯ̟ᵝ]
• (京阪) くどく (平板型)

同音異義語

くどく

• 【功徳】現世・来世に良い報いを受けるような善行。

発音

三拍動詞二類^(?)

• 連体形

  (平安時代)くどく

  (南北朝時代)く​どく

  (室町時代)く​どく

  (江戸時代)く​どく

動詞

くどく【口説く】

1. 繰（く）り返（かえ）し言（い）う。
2. 神仏に祈（いの）る。
3. （近世語）異性に言（い）い寄（よ）る。

くど-く 動詞活用表（日本語の活用）

カ行四段活用
語幹	未然形	連用形	終止形	連体形	已然形	命令形
くど	か	き	く	く	け	け

諸言語への影響

• 現代日本語: くどく

Weblio日本語例文用例辞書

「くどく」の例文・使い方・用例・文例

• 彼女のくどくど続くぐちには本当にうんざりした
• 要点をくどくど説明する
• 彼女は数時間も彼女の家の歴史の話をくどくどしゃべった。
• 彼は教育の水準の低下についてくどくどしゃべり続ける。
• 切れた血管から血がどくどくと流れ出た。
• 回りくどく言うな。
• サラは祖父母が昔話をくどくどとしゃべるのを聞くとうんざりする。
• くどくど同じことを何回も言われると腹が立つ。
• くどくど言わないようにしよう。
• 回りくどく言う.
• 女をくどく.
• ぶどう酒が瓶からどくどくと注がれた[流れ出た].
• 守銭奴はあくどく金をほしがる.
• 彼はいつも私に遅刻のことでくどくどお説教をする.
• 血[油]がどくどくと噴出し続けた.
• 回りくどく, 遠回しに, 間接的に.
• 彼女は彼にくどくど言って散髪させた.
• そのようにくどくど言うのはやめなさい.
• 彼女はいろいろな事をくどくどと話したが, どれもうんうんと聞いてやれば済む話だった.
• 説明はくどくならないように気をつけなさい.