お母さん、ぼくが生まれてごめんなさい
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/24 07:56 UTC 版)
『お母さん、ぼくが生まれてごめんなさい』(おかあさん ぼくがうまれてごめんなさい)は、日本のノンフィクション書籍。著者は発行当時の奈良県立明日香養護学校の教員、後の奈良県奈良市の障害者福祉団体・特定非営利活動法人「かかしの会」の理事長である向野幾世。向野が明日香養護学校で生徒として受け持っていた奈良県桜井市出身の少年の生涯と、彼の作った詩(後述)を中心として、少年の家族や仲間たち、障害者としての苦しみ、喜び、希望などを綴った書籍である。サンケイ出版より1978年(昭和53年)に発行された後、一度は絶版となったが、平成期に再び話題となったことで、約四半世紀を経て2002年(平成14年)に復刊された[1]。2007年(平成19年)にはこれを原作とするテレビドラマ(後述)も放映された。
- ^ a b c d 松原 2002, p. 5
- ^ a b c 平尾 1978, p. 19
- ^ 向野 2004, pp. 67–70.
- ^ 向野 1978, pp. 192–201.
- ^ a b c 向野 2004, pp. 4–5(産業経済新聞社総合企画室・松原英夫による復刊時の前書き)
- ^ a b c 向野 2004, pp. 202–211
- ^ 向野 2004, pp. 81–89.
- ^ 向野 2004, pp. 40–45.
- ^ 向野 2004, pp. 221–227.
- ^ a b 向野 2004, pp. 259–266
- ^ 向野 2004, pp. 233–238.
- ^ 向野 2004, pp. 256–259.
- ^ 向野 2004, pp. 266–271.
- ^ a b 安藤 2002, p. 5
- ^ a b c d 小川 2003, pp. 123–127
- ^ 向野 2004, pp. 278–281.
- ^ a b 川村 2007, p. 11
- ^ 向野 2004, pp. 281–283.
- ^ 高崎千賀子 (2002年4月11日). “母への感謝を綴った詩に涙”. 産経新聞 東京朝刊 (産業経済新聞社): p. 5
- ^ 喜田洋 (2012年6月2日). “障害児教育草分けのNPO理事長・向野幾世さん 21”. 朝日新聞 奈良朝刊 (朝日新聞社): p. 31
- ^ 向野幾世「特集 心耳を澄ます」『致知』326号(9月号)、致知出版社、2002年8月1日、24-28頁、NCID AN10241113。
- ^ “不登校児に命の授業 脳性まひの子と母の詩教材に 自然楽校・未来船 思いやる心理解を”. 西日本新聞 朝刊 (西日本新聞社): p. 26. (2006年12月5日)
- ^ “「障害者に生きる勇気を」吹田のボランティア 復刊の本点字訳”. 産経新聞 大阪夕刊: p. 10. (2009年3月12日)
- ^ “お母さん ぼくが生まれてごめんなさい”. 金曜プレステージ. フジテレビジョン (2007年6月18日). 2007年7月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年6月3日閲覧。
- お母さん、ぼくが生まれてごめんなさいのページへのリンク