いざなみ市
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「火焔聖母 〜The Virgin on Megiddo〜」の記事における「いざなみ市」の解説
作品の舞台となる、西暦2013年の青森県にあるとされる架空の都市。 名の由来は高エネルギー研究所で稼働している次世代エネルギーEARTHの実験施設兼都市と言うことで、日本書紀のイザナミに因んで名付けられた。 あらゆるセキュリティチェックを行い、新市民と呼ばれる富裕層の多くはIDカードによって街を行き来しており、このカードセキュリティーによって街は管理されている。このカードを前もって所定交通機関で制作しないと、外部から街に入ることも出ることもできない(主人公は列車が止まったことで、徒歩で入ることが出来た)。 火力でもなく、原子力でもない新開発エネルギーを生み出すEARTHシステムという次世代エネルギーを管理するEARTH管理センターによって街は運営されているといってもよく、一見するとハイテク実験都市に見えながらも、怪事件の連続と、ハイテク化と古来からの因習や伝統を大事にする旧市街に住む低所得者層が多い旧市民と新市民による対立が起こっている。 シナリオライターの藤木はつくば市を参考にして、デザインした。 EARTH管理センター いざなみ市の運営機関であり、別名いざなみ市役所。次世代エネルギーのEARTHシステムの説明と運用を宣伝している観光施設も兼ねている。 建物には温水プールがあり、デートスポットになっている。 高エネルギー研究所 いざなみ市で開発と運用が兼用で行われている実験施設。もんじゅのイメージも入っている。 運用や実験については、EARTH管理センターも気づかない、もしくは黙視しているきな臭い影もちらついており、連続人体発火事件もここが関係しているといわれる。 市街地 様々な商店街や、公園などがある以外は普通の都市に見える。高層マンションには市長の息子である滝の住むマンションもある。 郷土資料館 旧市街にある妙見が館長である郷土資料館。 古来のまじないや因習に関わる物も展示しているらしい。 旧市街 巴、真奈瀬、紫乃らが住む旧市街。 見た目はさながら城下町と農村を融合させたような姿になっている。 華竜院家 旧市街で一番の有力者である華竜院家の屋敷。 主の大門はここにあるお白様と呼ばれる神を祀るのに、並々ならぬ執着を見せている。 神奈備の池 旧市街と新市街の中間点にある大きな池。 周囲に神社が祀られ、中央の小島には竜神の祠と呼ばれる洞窟がある。 聖骸高校 新市街地にあるミッション系高等学校。英名はSt Shoroud High School(セント・シュラウド・ハイスクール)で、正式名称はいざなみ市立聖骸布学園高等学校。名の由来はこの地にキリストが訪れた伝説からである。 生徒数720名で、対立している新旧市民の子供達が通っており、創立5年目となっているが、設立して年が浅いのは、新市民が移住して新しい学校が必要になったことと、旧市民のそれまで通っていた学校がその統合で廃校となったためである。いざなみ市にはこの一校しかない。 新市民代表の滝家と、旧市民代表の華竜院家の両方から多額の出資が行われて運営されているが、新旧市民の対立の余波からは免れる事はできず、生徒間の間でも、そういった諍いが後を絶たない。 校舎 生徒達が普通に通っている校舎で、中には売店の他、パソコン用ルームが全フロアーにある。3階にはプラネタリウム兼天体観測のドームがある。 男子寮 遠くから通う男子生徒が住む男子寮。 主人公は奈村と相部屋となっている。 女子寮 同じように女子が通う場所で、男子禁制。 湖希と京子が相部屋に住み、華竜院家のトラブルから、後に巴も移る。 礼拝堂 清楚なシスターマドレーヌが祈りを捧げる場所。エドモン神父の前には石切神父がここを仕切っていた。
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