「COVID-19 ResQ」プロジェクトと「ヘルスケアAI・ResQ AI」
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/03 07:08 UTC 版)
「アドダイス」の記事における「「COVID-19 ResQ」プロジェクトと「ヘルスケアAI・ResQ AI」」の解説
2020年4月、新型コロナウィルスの急速な感染拡大を受けて、アドダイスのAI技術者、病院、大学、など研究機関から有志が声をあげ、AIで新型コロナウィルスの診断を支援し医療崩壊を回避すべく、共同プロジェクト「COVID-19 ResQ」を立ち上げた。手弁当で集まったデータサイエンティスト、医師、研究者らによる研究開発の結果、これまでの自律型AI…HORUS AI、SEE GAUGE、Bee Sensingなどで培った技術を組み入れ、「ResQ AI」が誕生した。 さらに2020年末、バイタル測定スマートウオッチ「ResQ Band」を発表。装着することでユーザーの健康状態をモニタリングし、ResQ AIと連携して未病の状態を察知、健康管理、未病対策、クラスタ対策など法人・団体・地方自治体などでの活用を目指し、導入実績を増やしつつある。特に感染症が蔓延する時代、「健康経営」への関心の高まりを受けて、注目を集めている。 同時に、ウェアラブルIoTを装着した人々の健康データは匿名化されResQ AIに集約、また医療現場で医師らが入力する各種診断データも集約されることとなる。これによりリアルタイムでリスク解析を行い、「ResQスコア」を返す。ResQスコアは、病状を客観的に数値化したもので、より良いトリアージと医療判断を支援することができる。 ResQ AIとウェアラブルIoTの普及は、罹患者見逃しの防止、医師のキャパシティ底上げ(5倍以上)、医療従事者の働き方改革、遠隔医療・非接触医療の普及、大都市・地方の医療機関間での情報・対応格差是正と医療負担の最適化など、医療革命とも言える効果をもたらすと期待されている。ResQ AIが、「近未来の医療インフラ」を謳うのは、この点に立脚している。 いま日本の医療は、健康保険を負担していても実際に発病して病院にかからないと、その恩恵を受けることはない。しかしResQ AIによって、まだ病気になっていない「未病」の人も含めて全てを見守り、罹患・発病が予測されると判断した人に対しては、早期に介入し重症化させないようにケアするという、理想の医療を目指している。 この「COVID-19 ResQ」プロジェクトは、2020年12月25日から、開発資金調達のためにクラウドファンディングサービス大手「READYFOR」でクラウドファンディングを実施。「新型コロナ:AI/IoTのテクノロジーで医療現場の課題解決へ!」として、300万円を目標にクラウドファンディングを実施。支援者175名を集め、目標を大きく上回る5,266,000万円を達成した。 参考⇒ AIトリアージで、一人でも多くの命を救え!「アドダイス」は医師のキャパシティを上げ、医療体制の新しい基盤をつくる(ICC KYOTO 2020)AIでいのちを救う取り組みが本格始動!READYFORクラウドファンディングご支援者様向けウェビナー完全収録
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