「赤い海」側の登場人物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/27 01:35 UTC 版)
「鋼-HAGANE-」の記事における「「赤い海」側の登場人物」の解説
極東最高責任者 顔の描写は各部の断片のみで名前も明かされない、遠景ではオールバックの人物。昔のファイルを見ながら「反抗的な人間は大好きだ」と嘯く。後に藤崎へ役職を譲り、「赤い海」本部の最高責任者に就く。 【ジャック・ザ・リッパー】 本名不明。「寄生薬」の被験者にされていることを鋼へ知らせに来た薬剤師を始末しに現れる。鋼の中の「武蔵」と戦えば自らの心の穴が塞げると思い込んでおり、鋼に挑むため彼女の友人、陽子を拉致する。ボディピアスを好み、特に陰部の施術箇所が多い。 泉 京花(いずみ きょうか) 寄生者・東 邦彦の被験経過を観察するために派遣されている観察者保護官(キャリアーストーカー)。日頃とろくさい鋼がVIP扱いの寄生者であることに納得いかず、彼女を足蹴にする。 その後、深夜に学校を探索しに行った鋼を追うステファンと連の前に現れ、「赤い海」の進める「新千年郷計画(ネオミレニアムプロジェクト)」についての情報を披露するが、ステファンに射殺される。 丸山 豪介(まるやま ごうすけ)【パット・ギャレット】 ステファンが、自身の寄生遺伝子であるパットの宿敵、ビリーの寄生者であることを知って、彼を狩りに現れた警視庁一課の刑事。早撃ち勝負でステファンを手負いにした後わざと逃がし、部下を引き連れて追撃し始める。 藤崎 恵介(ふじさき けいすけ)【佐々木小次郎】 鋼が満員電車で痴漢に遭っているところを助けた青年。後日、藤崎が彼女に贈ったビデオテープに昔撮った幼い頃の日々が映っていたことから、実は鋼の幼馴染だったと判明する。 だが彼は「赤い海」の一員であり、登場して間もなく極東最高責任者の座を現任者から譲り受ける。 【エル・ドラゴ】 本名不明で主な呼称は「ドレイク」。中世の海賊の遺伝子を持つ「完全寄生者」。富士演習場に建てられた模擬TV局内に、子供の姿をとって登場。高天井のスタジオへ鋼を誘い込んで正体を現し、鋼の中の「武蔵」に挑戦する。 鋼と入れ替わり初めて個性まで発現した「ファントム」との対戦で、敗れて死んだと思われたが、彼女が去った後に起き上がって藤崎に話し掛け、自己再生能力を持つことも判明する。但しその能力では器官は再生されず、対戦で失った目は潰れたままだった。 REN【】 連と同じ姿を持つ「完全寄生者」で、「ブラックベレー」時代は御鳳とドレイクの上官。初登場時は拘束衣を着せられ箱を頭に被せられた姿で、富士演習場ではステファンの乱射するサブマシンガンの弾も効かなかった。 本格的に活動が描かれ始めたのは連が死亡した後で、連の脳髄と意識が繋がり影響を受けている描写が何度かある。 【フーディニ】 本名不明。伊織と静香の通う高校に勤める教師で、ステファンの担任として登場。正体は静香に付けられたキャリアーストーカーであり寄生者。だが実際に寄生薬の効果が表れていたのは監視対象の静香ではなく伊織で、彼に叩きのめされ逃亡。 研究施設の「石壁(ストーンウォール)」で再登場したときには先の失態の報いで静香と同じ爆弾を植え付けられており、復讐のため静香に催眠暗示をかけ伊織を苦しめる。 【スパルタクス】 本名不明。モーリアン号の甲板で鋼たちを待ち受けていた、アメリカ人の巨漢。銃弾をも止める「鋼鉄の筋肉」を持ち、ドレイクの言では「完全寄生者に最も近い存在」。伊織の酔拳と点穴の前に敗れて行動不能にされ、その後、海へ身を投げる。 鮫島 秀一(さめじま しゅういち) プロジェクトD・パラサイト研究主任。モーリアン号内で睡眠ガスを吸わされ、意識を失って「石壁」へ運び入れられた鋼を、検査室に移して調べる。検査中に鋼の中の「ファントム」が意識を取り戻しており、目を離している隙に活動を始めた彼女に捕らわれる。
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