たいき‐けん【大気圏】
大気圏
大気圏
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 00:24 UTC 版)
詳細は「地球の大気」を参照 地球を取り囲む大気は酸素を20.9%含み、これは他の太陽系惑星には見られない特徴である。大気圧は海面上を1気圧と定義され、上空に行くほど低くなる。水循環を担いほとんどの気象現象が生じる対流圏は、上空になるにつれ温度と大気密度は低下する。しかし約17kmを境に水蒸気が凝結を起こす領域(コールドトラップ)に入り、これより上空は非常に乾燥した成層圏となる。ここでは上空に行くにつれ気温は‐60℃から上昇に転じる。また、水が無い環境のため紫外線によって酸素からオゾンが作られる領域(オゾン層)が20-50km付近に広がる。これが太陽紫外線の短波長を吸収し、地表の生命を護る役目と成層圏を暖める機能を持つ。また、成層圏は水を拡散させないため、地表の水が宇宙空間に拡散し失われることを防ぐ機能を持つ。 上空90kmの成層圏上域からは高度につれて温度が下がる中間圏に入り、ここからは電離層に当たる。温度低下は上空90kmで再び上昇を始め、この領域は熱圏と呼ばれる。
※この「大気圏」の解説は、「地球」の解説の一部です。
「大気圏」を含む「地球」の記事については、「地球」の概要を参照ください。
大気圏
「 大気圏」の例文・使い方・用例・文例
- 融除の過程は、スペースシャトルなどの宇宙船が大気圏に再突入する際に発生するような高熱の状況において起きる。
- ミッションを終えて、ガリレオ探査機は木星の大気圏へ向けて突入した。
- 大気圏突入時、カプセルは減速用パラシュートを開く。
- ロケットは大気圏外へ飛んでいった。
- 宇宙船は大気圏に再突入した.
- 地球の大気圏外への旅行
- 大気圏外空間で人を輸送しまた生命を守るために設計された宇宙船
- 宇宙飛行士が大気圏外空間にいるときに着用するヘルメット
- 地球の大気圏を抜けることができるロケット推進のミサイル
- 大気圏外空間を航行する力のあるロケット
- 大気圏外空間にいるときに宇宙飛行士が着用するスーツ
- 大気圏外宇宙を探検することを目的とした技術革新の計画
- 彗星が大気圏に入ったとき、すごい熱が生じた
- 生物が存在する、地表の領域と地球(または、他の惑星)の大気圏
- 地球の大気圏外の場所
- 大気圏と大気圏外を総括した空間
- ある国の上方にあり、その管轄下にあると考えられる大気圏
- 地球の大気圏の外側の部分
- 大気圏の最外域
- 地球外および地球の大気圏外に存在する自然物
大気圏と同じ種類の言葉
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