単気筒エンジン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/25 08:52 UTC 版)
特殊な単気筒エンジン
2本、ないし構成によっては3本の複数のピストンにより、吸気 → 圧縮 → 爆発・膨張 → 掃気 の行程を分割した方式があり、スプリット・シングルと呼ばれる単気筒の一種として扱われる(同方式で、複数系統を持つものは2気筒などとして扱われるものもある)。
ピストン2本の場合、単気筒のシリンダーを2つに分けてダブルピストン構成とし、燃焼室は2つのピストンで共有するような設計となる。
1912年にイタリアのガレリにより考案されたものである。オーストリアのオートバイメーカー、プフ(現・シュタイア・ダイムラー・プフ)は、Y字型のコネクティングロッドを使用し構成した。同様の機構はイギリスのルーカス社やドイツのDKW社でも採用例がある。日本では、戦前には零細オートバイメーカーの手でU型気筒エンジン・U型燃焼室エンジンとして少数が製造された例、戦後ではホープ自動車のホープスターSU型のエンジンの例がある。
単気筒エンジンを搭載したオートバイ
一覧は、英語版のList of motorcycles by type of engineを参照のこと。
関連項目
- 機関 (機械)
- 内燃機関
- バイク
- 締固め用機械#ランマ
- マフラー(サイレンサー)
- ライトサイジングコンセプト
- 1 単気筒エンジンとは
- 2 単気筒エンジンの概要
- 3 概説
- 4 特殊な単気筒エンジン
- 単気筒エンジンのページへのリンク