特殊な単気筒エンジン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/09 03:05 UTC 版)
「単気筒エンジン」の記事における「特殊な単気筒エンジン」の解説
詳細は「スプリット・シングル (内燃機関)」を参照 2本、ないし構成によっては3本の複数のピストンにより、吸気 → 圧縮 → 爆発・膨張 → 掃気 の行程を分割した方式があり、スプリット・シングルと呼ばれる単気筒の一種として扱われる(同方式で、複数系統を持つものは2気筒などとして扱われるものもある)。 ピストン2本の場合、単気筒のシリンダーを2つに分けてダブルピストン構成とし、燃焼室は2つのピストンで共有するような設計となる。 1912年にイタリアのガレリにより考案されたものである。オーストリアのオートバイメーカー、プフ(現・シュタイア・ダイムラー・プフ)は、Y字型のコネクティングロッドを使用し構成した。同様の機構はイギリスのルーカス社やドイツのDKW社でも採用例がある。日本では、戦前には零細オートバイメーカーの手でU型気筒エンジン・U型燃焼室エンジンとして少数が製造された例、戦後ではホープ自動車のホープスターSU型のエンジンの例がある。
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