輸入車
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/10 15:50 UTC 版)
輸入車(ゆにゅうしゃ)とは、外国から輸入した車両のことである。特に自動車やオートバイについて述べる。
注釈
- ^ ダイハツ・コペンが右ハンドルのまま右側通行のドイツで正規販売されたケースや、BMW・Z8やフィアット・バルケッタが左ハンドルのまま左側通行のイギリスで正規販売されたケースなど。これらは共に、ハンドル位置の設定がそれしかなかったためである。
- ^ チェロキーはアメリカ本国でも郵便向けの右ハンドル仕様が存在した。
- ^ 清原和博は、運転免許取得時に右ハンドルの教習車に乗ったのを除けば、現在に至るまで一貫して左ハンドル車を乗り継いでいる。
- ^ もちろんトラックやバスも例外ではない[3][4]。
- ^ 実際の製造はマグナ・シュタイア社である。
- ^ なお、トヨタがオーストリアで製造している[注 5]GRスープラがこのレバー配置のまま日本で販売されているほか、以前はイギリスで製造されて日本に輸入された3代目アベンシス、原設計がフォルクスワーゲンで日本でノックダウン生産された日産・サンタナも、このレバー配置のまま日本で販売された。また、ボルボ・B10Mシャーシを富士重工(当時)が車体を架装したボルボ・アステローペ(日産ディーゼル(当時)が販売)もターンシグナルスイッチがステアリングコラム左側に付いていた。
- ^ 一車種でもセダン、クーペ、ワゴンと異なった車体形状もあれば、倍以上の排気量差、そして幅広い設定の価格帯が珍しくない。
- ^ 「ヨーロッパ車は安全」というイメージを強調するために安全装備を重視することが多い。
- ^ メーカー間の提携により、日産ではフォルクスワーゲン・サンタナをノックダウン生産して販売していた他、オートラマではマツダが製造したフォード車、GMシボレー店ではスズキが製造したシボレー車を販売していた。また2016年 - 2020年の期間、マツダがフィアット・124スパイダー(アバルト・124スパイダー)をロードスターをベースに製造していた。
- ^ 2022年現在、同地にはマツダのR&Dセンターが立地している。
- ^ ただし、韓国車の正規輸入ということに関しては、それ以前にも1988年にソウルオリンピックを記念して少数のヒュンダイ・エクセル(日本名・XL)が左ハンドルのまま三菱ディーラー網(カープラザ店)で販売されたことや、1999年からマティスが韓国車(デーウ車)であることをあまり表に出さない形で正規輸入されていた例がある。
- ^ 正規輸入車の場合、日本向けに仕様変更(エアコンの強化、ラジエーターの大容量化など)している場合がほとんどである。
- ^ トヨタ・ヴィッツやホンダ・フィットなど。もちろん欧州に輸出されているトヨタ・ヤリス(ヴィッツの輸出名)などでは装備している
- ^ 米英仕様以外でも、メーターパネルのディスプレイに小さくマイル表示が出る車種も存在する(フォルクスワーゲン・ゴルフVIなど)。
- ^ 特に最近の欧州車は、ATの多段化やDCTが採用されていることもあり、街中においてもきめ細かな制御が行われるようになったためでもある。
- ^ BMW・3シリーズを例にとると、前輪ブレーキパッドの交換の正規ディーラー料金は31,320円であるが、同クラスの日本車の場合は正規でも2万円前後に収まる。他の例として、オートバイのブレーキレバーの部品代金は日本車は1,000〜3,000円前後であるが、輸入車は概ね5,000円以上である。
- ^ 日本車やアメリカ車のエンジンオイルは多くの場合API規格を採用しているのに対し、欧州車はほぼACEA規格またはそれに準じた規格を採用しているため、オイル交換時の費用が割高になってしまう。なおカー用品店等で市販されている欧州車向けのエンジンオイルは大抵API規格にも対応しており、国産車に欧州車向けのエンジンオイルを入れるのは問題ない。
- ^ カー用品店でホーンなどのアクセサリーを購入しても、輸入車という理由で作業を断られるケースがある。
- ^ 同社は2021年夏をめどに日本でも再展開することが予想されていたが[19][20]、コロナの影響による半導体不足や原油価格高騰などの影響で2023年以降に延期となった[21]。
- ^ 例:駐車場を使用したい場合の手続きについて(愛知県住宅供給公社) (PDF)
- ^ 例えば国産のCセグメントの車種(カローラ、インプレッサなど)の場合、車幅はほぼ1800mm以内に収まっているが、輸入車のCセグメントの車種の場合、車幅1800mm以内の車種はVWゴルフのみである。
- ^ 合法的に個人ユーザーも購入可能だが、個人ユーザーが購入した場合は原則として自家用車としての登録(5ナンバー登録)となる。
出典
- ^ ミツワが91年モデル、ポルシェ全車種に右ハンドルを設定 『日経産業新聞』 平成2年9月3日 9面
- ^ 自動車雑誌『くるまにあ』2000年10月号 135ページ:日本でのロールス・ロイスやベントレーに左ハンドルが多い理由について「今まで左ハンドルに慣れていた人が、急に右ハンドルは運転できないため」と解説
- ^ “【東京モーターショー2017】初出展のスウェーデンのスカニアが大型トラックを展示”. 2023年12月30日閲覧。
- ^ “都バスの新顔「フルフラットバス」導入進む 人が中で詰まる路線バスの課題解決なるか”. 乗りものニュース. 2024年2月7日閲覧。
- ^ 主要国の自動車市場規模(2008年)、サーチナ【コラム】、2009/06/02
- ^ a b ミツワ自動車、ポルシェ車輸入、独社と和解 -日本法人と販売契約へ 『日経産業新聞』 平成10年1月13日 13面
- ^ “해외 이사화물”. 仁川本部税関. 2017年2月13日閲覧。[リンク切れ]
- ^ a b c “自動車販売台数速報 韓国 2017年”. 自動車産業ポータル Marklines. 2018年9月23日閲覧。
- ^ “GM in Korea”. General Motors. 2017年2月13日閲覧。[リンク切れ]
- ^ a b c “10台から22万台に…韓国輸入車の歴史30年”. ハンギョレ. 2017年2月13日閲覧。
- ^ a b “昨年の輸入車販売 VW急減・ベンツが1位=韓国”. 聯合ニュース. 2017年2月13日閲覧。
- ^ a b “비슷한듯 다른듯…한국과 일본의 수입차 소비문화 차이 출처”. SBS 뉴스. 2017年2月23日閲覧。
- ^ “韓国市場で15%の壁越える…攻勢に出た輸入車”. 中央日報. 2017年1月4日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i 中古車の輸入が制度上困難な国々 日本貿易振興機構 2018年5月20日閲覧
- ^ “当サイトのお取り扱い範囲”. イーデザイン損害保険. 2020年9月8日閲覧。
- ^ 一度は乗ってみたい高級車ランキング、goo ランキング
- ^ 「欧米ではESC装備の義務化が決まり新車への普及率が半数を超えているが、日本では2割に満たない」、Iza、2009年7月16日
- ^ 「右側後部スライドドアの左ハンドルのみの設定」
- ^ オペル、PSA傘下で日本再上陸へ 日刊自動車新聞 電子版 2019年12月10日付け
- ^ 独オペル、15年ぶり日本再参入 2020年1月18日 日本経済新聞
- ^ 安達嘉平 (2022年3月3日). “2022年中のブランド復活は白紙に!? 独「オペル」日本上陸が再延期 一体何があった?”. くるまのニュース. 2022年7月31日閲覧。
- ^ 同社の2020年以降の読み方は、「ヒュンダイ」から「ヒョンデ」に変わっている。
- ^ リクナビ2010 三菱自動車販売会社グループ、Yahoo!リクナビ
- ^ トヨタ販売会社グループ マイナビ2010、マイコミ
- ^ 2009年米国自動車耐久品質調査、J.D.パワー(米)、2009
- ^ IIHS Top Safety Picksの一覧。特定の国の車に偏っているという事実は見られない。IIHS
- ^ Modelごとに安全性評価を比較できる。Euro NCAP
輸入車
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/07 07:02 UTC 版)
「平成22年排出ガス規制」の記事における「輸入車」の解説
メルセデス・ベンツE350 BlueTEC2010年2月24日に発売。AT車としては初の適合。「輸入車として日本初のクリーンディーゼル車」を謳う。 ML350 BlueTEC 4MATIC2010年5月31日に発売。輸入車のSUVとしては初適合。 BMWX5 xDrive 35d Blue Performance2012年2月 発表・発売。BMWの日本市場における初のディーゼル搭載モデルでもある。
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輸入車
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/04 19:02 UTC 版)
国産ノンステップバスが開発されるまでは、輸入車の小型ノンステップバスも使用されていた。 クセニッツ(輸入は中止) オムニノーバ・マルチライダー(日産ディーゼルが輸入) メルセデス・ベンツ・T1N(ダイムラーが製造) 立川市くるりんバス 日野・ポンチョ(初代) はむらん 日野・ポンチョ(初代) まほろば号 日野・ポンチョ(2代目) 江東区しおかぜ 日野・リエッセ(CNG車) 千曲市循環バス いすゞ・ジャーニーJ らんらんバス 三菱ふそう・エアロミディMJ 町田市金森地区かわせみ号 三菱ふそう・エアロミディME(CNG車) 三菱ふそう・エアロミディME(CNG改造車) ところバス 日産ディーゼル・RN モコバス 三菱ふそう・ローザ 四季めぐり号 トヨタ・ハイエース toco 日産・キャラバン えぼし号 オムニノーバ・マルチライダー ぷらっとわらび クセニッツ CITY-II さくらやまなみバス いすゞ・エルガ 神戸市バス37系統 いすゞ・エルガミオ
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輸入車
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/13 01:09 UTC 版)
運行開始時の2000年時点では、国産小型ノンステップバスが発売されていなかったため、輸入車を採用した(その後、2002年に日野・ポンチョ(初代)、三菱ふそう・エアロミディMEが発売されている)。初代専用車は、スウェーデンのオムニノーバ・テクノロジー社(ボルボ関連会社)製造の小型ノンステップバスであるマルチライダーを採用した。「赤バス」での導入以降、マルチライダーは日本全国各地のコミュニティバスで導入された。 詳細は「オムニノーバ・マルチライダー#導入事業者・自治体」を参照 2000年の運行開始に備え、マルチライダー20台を導入、2002年の路線拡充時に50台を追加導入した。 全長:約6.5m 幅:約2.1m 22 - 27人乗り 1台当たり約2,000万円を投じて導入した特殊仕様であるが、国産車で使用していない部品を使用していたことと、特殊仕様であるため故障も多く、約5年半で352件発生した(国産バスの8 - 12倍)。その結果、維持管理費も国産バスの2倍ほど割高となった。 その後、オムニノーバ社が倒産したなどの事情により、2005年の第三次路線拡充の際には、フルフラットノンステップではないメルセデス・ベンツ・T1Nをベースとしたミニバスを13台導入した。 これらの車両については除籍後に売却されたり、港営業所跡地(現:大阪シティバス港トレーニングセンター)などに疎開留置されていた。このうち、T1Nは除籍後、故障が判明して出品を取り消した1台を除き、ヤフオク!が主催した大阪市の官公庁ネットオークション(競売)に12台を出品して売却された。 なお、オムニノーバ社は倒産後にボルボの100%子会社とされ、社名と業態を変更した上で存続している。車両製作関連事業は英国企業に売却され、マルチライダーの製造はスウェーデンの別の会社が引き継いでいる。 また、T1Nの当時の輸入元だったダイムラークライスラー日本も、三菱ふそうトラック・バスが2005年にダイムラー・クライスラーの連結子会社になったことに伴い、バスを含む商用車の輸入業務から撤退している。
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輸入車
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/13 09:47 UTC 版)
EU加盟国においては、普通自動車免許のみの取得者や、普通自動車免許取得時に追加講習を受けた人などが125 ccまでのオートバイを運転できる国が多数あり、アジア諸国でも100-150 ccが二輪市場の中心となっている。 2008年9月からの平成19年自動車排出ガス規制の全面施行や、2010年4月からの平成22年自動車騒音規制による加速騒音規制の適用により輸入車も影響を受けており、欧州などで販売されている車両であっても日本の規制値を達成できず輸入が停止された車両もある。 2013年6月からホンダはタイに本社を置くタイホンダが製造販売していたZOOMER-XやGROMを、日本向けに一部改良を加え、日本国内で輸入販売を開始した。
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輸入車
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/04 18:48 UTC 版)
戦時体制下の1940年代、バスをはじめとする自動車は国産化され、輸入は一時途絶えた。しかし1970年代後半から観光バスを中心に、主に欧州から2階建てバスやスーパーハイデッカーが輸入されるようになった。それにより、2階建てや、サロン付きなどの豪華観光バスブームが起こった。 ネオプラン バンホール ゼトラ ドレクメーラー ケスボーラー MAN メルセデス・ベンツ これらの輸入車により、国内メーカも影響を受け、国産2階建てバス、スーパーハイデッカーを製造することとなった。 その後、2階建てバスの国産化や、その2階建てバスの安全性、国産とは異なる使い勝手や整備、信頼性などにより輸入車は一部事業者を除き敬遠された。さらにその後の景気低迷により、輸入車はネオプランを除きほぼ途絶えた。その後、同社製バスもモデルチェンジごとに大型化が進み国内では運行が困難となったことから、最大ユーザーにして総輸入代理店の 中央交通 (大阪府)も2005年を最後にネオプラン車の輸入を休止している。 その後、路線バス用として、ネオプラン製ノンステップバスが試験的に輸入され、これにより国内各メーカーがノンステップバスを開発発売するきっかけとなった。 以下はエンジンもしくは車体が日本製 ヨンケーレ・モナコ(エンジン及びサスペンションは日産ディーゼル(現:UDトラックス)) 日産ディーゼル・フィリピン・ユーロツアー(エンジン、トランスミッションは日本製) ボルボ・アステローペ、連節バス(ともにシャーシはボルボB10M、車体は富士重工業) 上記のように、様々な事情により、シャーシを輸出し、車体の架装を日本国外で行う逆輸入車や、それとは逆に、シャーシを輸入し、車体の架装のみ国内で行うケースがある。 日産ディーゼルは国内に直系のコーチビルダーを持たないため、車体については比較的自由度が高く、逆輸入車が存在する。人件費の安いフィリピンに現地法人を設立し、ベルギーのコーチビルダー、ヨンケーレが車体を手がけたユーロツアー、および日産ディーゼルのシャーシにヨンケーレが架装したヨンケーレ・モナコが存在したが、短命に終わり、いずれも現在は製造されていない。 日産ディーゼルの指定メーカーであった富士重工も、資本的に日産ディーゼルとのつながりが薄いため(日産ディーゼルの親会社であった日産自動車と資本提携していた)、上記のコーチビルダーの項に示すように、日産ディーゼル以外のシャシーに架装している。その中で1984年に科学万博向け連節車を、ボルボのシャーシ (B10M) に架装した。 この実績を基に、同じシャーシに貸切用ボディーを架装した車両を「アステローペ」として販売した。以降、2回のモデルチェンジを行うなど息の長い商品となったが、1999年排気ガス規制に対応できないことから、2000年で中止された。 またコミュニティバス向けとして前輪駆動シャシーを用いた小型ノンステップバスが輸入されている。 ルノー・オムニノーバ・マルチライダー クセニッツ 日野・ポンチョ シャーシはプジョー製、車体はトヨタテクノクラフト製 近年、上記の小型ノンステップバスを含め、連節バス、全長12m超の4軸2階建てバス、メガライナーなど、国内メーカでは対応出来ない車種を輸入するケースが多い。最近では、国産の2階建てバスである三菱ふそう・エアロキングの製造が2010年に打ち切られたため、その代替も兼ねてスカニアのシャーシを架装したバンホール・アストロメガ TDX24を導入する事業者も見られる。また、経費削減を狙い大宇バス車やヒュンダイ・ユニバースなど韓国車を導入する事業者も存在する。さらに2010年後半以後は、BYDや揚州亜星(アジアスター)など中国メーカー製電動バスの導入事例が増えている。
※この「輸入車」の解説は、「日本のバス車両」の解説の一部です。
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