じゅうとは? わかりやすく解説

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じゅう〔ヂユウ〕【中】

読み方:じゅう

⇒ちゅう


じゅう〔ヂユウ〕【中】

読み方:じゅう

【一】[名]ある期間のうちのある時。

「此(こん)—付け(=手紙)をよこした女(あま)よ」〈滑・浮世床・初〉

【二】接尾名詞付いて、その語の示す範囲全体にわたるという意を表す。

期間を表す語に付いてその間ずっとという意を表す。「一日—」「一年—」

空間範囲を表す語に付いて、その区域、あるいはその範囲全体にわたる意を表す。「世界—」「日本—」

集団を表す語に付いて、その集団成員すべての意を表す。「学校—」「親戚—」


じゅう【×什】

読み方:じゅう

[音]ジュウジフ)(呉)

軍や隣組組織で、十人一組単位。「什伍(じゅうご)」

ふだん用い器物。「什器什具什物(じゅうもつ)/家什

一〇編でひとまとまり詩歌詩編。「佳什(かじゅう)・篇什(へんじゅう)」

難読什麼生(そもさん)


じゅう〔ジフ〕【×什】

読み方:じゅう

1010人。10家。また、10単位したもの

詩経」の雅と頌(しょう)の各10編。また、単に漢詩10編。

詩歌また、詩編

時折の—をこの篇の作者ところへ」〈佐藤春夫晶子曼陀羅


じゅう【住】

読み方:じゅう

[音]ジュウ(ヂュウ)(慣) [訓]すむ すまう

学習漢字3年

すむ。すまい。「住居住所住宅住民安住移住永住居住在住定住衣食住

とどまる。「行住坐臥(ぎょうじゅうざが)」

住職。「住持後住

名のり]おき・すみ・もち・よし


じゅう〔ヂユウ〕【住】

読み方:じゅう

すむこと。また、そのすみか。すまい。「衣食—」


じゅう【充】

読み方:じゅう

常用漢字] [音]ジュウ(慣) [訓]あてる みちる みたす

中身いっぱい詰まる。みちる。みたす。「充血充実充足充電充満拡充

足りないところに詰めこむ。あてる。「充塡(じゅうてん)・充当補充

名のり]あつ・たかし・まこと・み・みち・みつ・みつる

難読充行扶持(あてがいぶち)


じゅう【十】

読み方:じゅう

[音]ジュウジフ)(呉) ジッ(慣) [訓]とお と そ

学習漢字1年

[一]ジュウ

数の名。とお。「十両十二支数十五十音

十番目。「十月

とたび。「十念

全部そろっている。「十全・十分」

[二]ジッ〉とお。とたび。「十回・十干十指十中八九

[補説] 「ジッ」は「ジュウジフ)」の入声(にっしょう)音pの変化したもの。平成22年2010)に見直しが行われた常用漢字本表では、備考欄で「ジュッ」の読み認められている。

[三]〈とお〉「十日(とおか)」

[四]〈と〉「十重二十重(とえはたえ)・十月十日(とつきとおか)・十人十色(じゅうにんといろ)」

名のり]かず・しげ・ただ・とみ・ひさし・みつ・みつ

難読十六夜(いざよい)・十八番(おはこ)・十姉妹(じゅうしまつ)・十露盤(そろばん)・九十九(つくも)・二十(はたち)・二十歳(はたち)・二十日(はつか)・三十日(みそか)


じゅう〔ジフ〕【十/拾】

読み方:じゅう

数の名。9の次の数。とお。と。そ。

十番目第十

[補説] 「拾」は、金銭に関する文書などで間違いを防ぐため、「十」の代わりに特に用いる。


じゅう【従〔從〕】

読み方:じゅう

[音]ジュウ(慣) ショウ(漢) ジュ(呉) [訓]したがう したがえる より

学習漢字6年

[一]ジュウ

後について行く。つきしたがう。「従軍従者侍従臣従随従追従

つきしたがう者。また、中心的なものに対す付属的な地位。「従犯主従

逆らわず言うなりになる。したがう。「従順従属屈従三従忍従服従面従盲従

事にたずさわる。「従事従業員専従

親族の名称に付けてそれより親等が遠いことを表す。「従孫従弟従姉妹従祖父

ある時を起点としてそれから。「従前従来

[二]ショウ

つきしたがう。「扈従(こしょう)・追従

縦(たて)。「合従(がっしょう)」

ゆったりする。「従容

[三]ジュ主たる官位に次ぐもの。「従三位(じゅさんみ)」

名のり]しげ・つぐ

難読従兄(いとこ)・従弟(いとこ)・従姉(いとこ)・従妹(いとこ)・従兄弟(いとこ)・従姉妹(いとこ)


じゅう【従】

読み方:じゅう

中心に対して付属的なもの。「内容が主で形式は—だ」⇔主。


じゅう【×戎】

読み方:じゅう

[音]ジュウ(漢) [訓]えびす

兵器また、戦争。「戎衣戎馬

古代中国で、西方異民族の称。えびす。「戎夷西戎

難読戎克(ジャンク)


じゅう【×戎】

読み方:じゅう

古代中国で、西方にいた異民族対す呼称


じゅう【拾】

読み方:じゅう

⇒しゅう


じゅう【柔】

読み方:じゅう

常用漢字] [音]ジュウジウ)(漢) ニュウニウ)(慣) [訓]やわらか やわらかい やわら

[一]ジュウ

やわらかい。しなやかで弱い。「柔軟優柔不断

心がやさしい。おだやか。「柔順温柔外柔内剛

やわらげる。「懐柔

武術武道の一。やわら。「柔術柔道

[二]ニュウ

しなやかで弱い。「柔弱

心がやさしい。「柔和

名のりとお・なり・やす・やわ・よし


じゅう〔ジウ〕【柔】

読み方:じゅう

やわらかいことまた、そのもの。「外—内剛」


じゅう〔ヂユウ〕【柱】

読み方:じゅう

琵琶部分名称。胴の上部の細い頸(くび)の部分につけられ数個フレット。弦を支え左手でその上押さえて調音する。ちゅう。じ。


じゅう【汁】

読み方:じゅう

常用漢字] [音]ジュウジフ)(慣) [訓]しる

[一]ジュウ〉しる。「液汁果汁胆汁肉汁乳汁墨汁一汁一菜

[二]〈しる(じる)〉「汁粉(しるこ)・汁物煮汁鼻汁味噌汁(みそしる)」

難読灰汁(あく)・豆汁(ご)・苦汁(にがり)


じゅう【渋〔澁〕】

読み方:じゅう

常用漢字] [音]ジュウジフ)(慣) [訓]しぶ しぶい しぶる

[一]ジュウ

なめらかに進まない。しぶる。「渋滞晦渋(かいじゅう)・難渋

しぶい。にがにがしい。「渋面苦渋

[二]〈しぶ〉「渋柿(しぶがき)・渋紙渋渋茶渋


じゅう【獣〔獸〕】

読み方:じゅう

常用漢字] [音]ジュウジウ)(慣) [訓]けもの けだもの

[一]ジュウ

けもの。「獣医獣類怪獣海獣鳥獣百獣猛獣野獣

もののように見さかいのないさま。「獣行獣心獣欲

[二]〈けもの〉「獣道


じゅう〔ジウ〕【獣】

読み方:じゅう

けもの。けだもの全身が毛で覆われている哺乳動物


じゅう【×紐】

読み方:じゅう

⇒ちゅう


じゅう【×絨】

読み方:じゅう

[音]ジュウ(漢)

厚い毛織物。「絨毯(じゅうたん)」

軟らかい糸。「絨毛

難読天鵞絨(ビロード)


じゅう【縦〔縱〕】

読み方:じゅう

[音]ジュウ(慣) ショウ(漢) [訓]たて ほしいまま たとい よしや

学習漢字6年

[一]ジュウ

たて。「縦横縦走縦断

思う存分にする。ほしいまま。「縦覧操縦放縦

[二]ショウほしいまま。「放縦

[三]〈たて〉「縦軸縦笛

名のり]なお

難読縦令(たとい・たとえ)


じゅう【×蹂】

読み方:じゅう

[音]ジュウジウ)(漢) [訓]ふむ

踏みにじる。「蹂躙(じゅうりん)」


じゅう【重】

読み方:じゅう

[音]ジュウ(ヂュウ)(慣) チョウ(漢) [訓]え おもい かさねる かさなる

学習漢字3年

[一]ジュウ

目方がおもい。「重量重力重金属加重荷重体重比重

程度はなはだしい。容易でない。「重罪重傷重税重責重体重篤重労働

大切である。大切にするおもんじる。「重視・重大・重鎮・重点重役・重要」

軽々しくしない。おもおもしい。「重厚/厳重」

かさなる。かさねる。「重婚重箱(じゅうばこ)・重版重訳多重

[二]チョウ

おもい。「軽重輜重(しちょう)」

大切にするおもんじる。「重宝/貴重・自重尊重珍重

軽々しくしない。「慎重・鄭重(ていちょう)」

かさなる。「重畳重複重陽九重

[三]〈え〉「幾重(いくえ)・二重(ふたえ)・十重二十重(とえはたえ)」

[四]〈おも〉「重荷気重身重

名のりあつ・あつし・いかし・おもし・かさぬ・かず・かたし・しげ・しげし・しげる・のぶ・ふさ

難読重石(おもし)・重籐(しげどう)


じゅう〔ヂユウ〕【重】

読み方:じゅう

【一】[名]

重箱」の略。「お—」

段階。位。

面白き位より上に、心にも覚えず、あっと云ふ—あるべし」〈花鏡

他の語の上について)

一般的なものより重いことを表す。「—金属」「—機関銃

程度はなはだだしいことを表す。「—過失」「—加算税

【二】[接頭]

同位体のうち、普通より質量大きいほうのもの、または、それを含む化合物であることを表す。「—水素」「—

酸の1分子中に中心原子が2個以上含まれていることを表す。「—クロム酸カリウム

酸性塩であることを表す。現在は用いない。「—炭酸ソーダ

【三】接尾助数詞重なったものを数えるのに用いる。「二—三—」


じゅう【銃】

読み方:じゅう

常用漢字] [音]ジュウ(慣) [訓]つつ

弾丸発射する小型武器。「銃火銃撃銃口銃身銃傷銃弾銃砲拳銃(けんじゅう)・小銃短銃猟銃機関銃

名のり]かね


じゅう【銃】

読み方:じゅう

弾丸発射する装置をもつ小型武器。砲に対して口径小さ拳銃小銃・機関銃などの総称また、それに似た形・用途のもの。「—を構える」「水中—」

[補説] 書名別項。→銃


じゅう【銃】

読み方:じゅう

中村文則小説平成14年2002)、第34回新潮新人賞受賞した著者デビュー作。第128芥川賞候補作にもなった。


じゅう【頭】

読み方:じゅう

⇒とう


重、二重の、二倍、二「度」

【英】Bi-[ Bis-]
読み方:じゅう、にじゅうの、にばい、に「ど」

二の意を表す接頭語

読み方
じゅう

読み方
じゅう

読み方
じゅう

じゅう

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/25 00:25 UTC 版)

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