隣組とは? わかりやすく解説

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となり‐ぐみ【隣組】

読み方:となりぐみ

第二次大戦下国民統制のためにつくられ地域組織町内会部落会の下に属し近隣数軒が一単位となって互助自警配給などにあたった昭和22年1947廃止


隣組

作者平山夢明

収載図書東京伝説呪われた街の怖い話
出版社角川春樹事務所
刊行年月1999.7
シリーズ名ハルキ文庫


隣組

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/11 02:45 UTC 版)

隣組(となりぐみ)は、概ね第二次世界大戦下の日本において[注釈 1]各集落に結成された官主導の銃後組織である。大政翼賛会の末端組織町内会の内部に形成され、戦争総動員体制を具体化したものの一つである。地域により、隣保最寄などの呼び方がある。


注釈

  1. ^ 1938年(昭和13年)5月には「交隣相助、共同防衛」の目的をもった隣組制度が制定された[1]
  2. ^ 1935年(昭和10年)、岡田内閣の選挙粛正運動の下部組織として隣保組織の整備が支持されたのが手始めである。兵士の壮行行事、遺族・留守家族への救援活動などを通して、町内会・隣組の組織と機能が強められた[2]

出典

  1. ^ 遠山茂樹今井清一藤原彰『昭和史』[新版] 岩波書店 〈岩波新書355〉 1959年 164ページ
  2. ^ 遠山茂樹・今井清一・藤原彰『昭和史』[新版] 岩波書店 〈岩波新書355〉 1959年 164ページ
  3. ^ 十戸内外で組織、要綱を通達『東京日日新聞』昭和15年9月10日(『昭和ニュース事典第7巻 昭和14年-昭和16年』本編p551 昭和ニュース事典編纂委員会 毎日コミュニケーションズ刊 1994年)
  4. ^ 全国でただいま百十二万の隣組『朝日新聞』昭和16年4月6日(『昭和ニュース事典第7巻 昭和14年-昭和16年』本編p552 昭和ニュース事典編纂委員会 毎日コミュニケーションズ刊 1994年)
  5. ^ a b 佐藤美知男『鉄道物語 はじめて鉄道に乗ったあの日』 河出書房新社 2002年 ISBN 4-309-72719-0 P.92~93
  6. ^ 運輸省鉄道総局業務局指導「旅と防空」『科学画報』1945年1月号
  7. ^ 小林和夫「インドネシアの住民組織RT・RWの淵源 : 日本占領期ジャワにおける隣組・字常会の導入」『総合都市研究』第71巻、東京都立大学都市研究センター、2000年、175-192頁、ISSN 0386-3506CRID 1050564288226334592 
  8. ^ 愛国班
  9. ^ 鈴木栄太郎「躍動半島⑧ : 戦ふ愛国班」『大阪朝日新聞』、朝日新聞社、1943年、CRID 1050285299723194496 
  10. ^ 本島 等・山口 仙二『ゆるす思想 ゆるさぬ思想 - 若い世代と語る平和・原爆・いま・未来』こうち書房 / 桐書房、1992年7月、10頁。 
  11. ^ 隣保制


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