十露盤とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > デジタル大辞泉 > 十露盤の意味・解説 

そろ‐ばん【算盤/十露盤/珠盤】

読み方:そろばん

日本中国用い計算器具。底の浅い横長の箱を上下二段分け、縦一行ごとに上段に1個または2個、下段に4個または5個の串(くし)刺しの珠(たま)を置いたもの。上段の珠は五を、下段の珠はおのおの一の数を示し串刺しの軸のそれぞれ(けた)を表し、指で珠を上下させ、加減乗除を行う。中国では1416世紀にかけて普及日本には室町末期伝来したといわれる

計算勘定また、特に、損得計算。「読み書き、—」「—が細かい」


十露盤


そろばん

(十露盤 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/30 16:51 UTC 版)

そろばん(漢字表記:算盤十露盤など)とは、計算補助用具の一種であり、串で刺した珠を移動させ、その位置でを表現し、計算の助けとするもの。


注釈

  1. ^ 「12日」としている資料もある。
  2. ^ 英文資料のkiyoshiから推測したためか「清」としている資料もあるが、おそらく同一人によると思われる書誌の著者情報があるので、「喜義」が正しいと思われる(荒木 & 松崎 1953)。

出典

  1. ^ 二階 1939, p. 43
  2. ^ 二階 1939, p. 45
  3. ^ a b c d 二階 1939, p. 49
  4. ^ 二階 1939, p. 46
  5. ^ a b c Template:CHarvnb.
  6. ^ 公益社団法人 全国珠算学校連盟 そろばんの歴史 日本への伝来
  7. ^ “「幻のそろばん」由来判明 秀吉が家臣に授ける”. 大阪日日新聞. オリジナルの2014年7月29日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20140729010224/http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/140726/20140726038.html 2014年8月3日閲覧。 
  8. ^ “日本最古のそろばん、大阪で発見 16世紀末、秀吉から官兵衛側近への褒美”. 産経新聞. https://www.sankei.com/life/news/140802/lif1408020002-n1.html 2019年2月26日閲覧。 
  9. ^ 最古?そろばん、京へ 三重の男性が市に寄託(京都新聞)”. 京都新聞 (2011年12月3日). 2013年5月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年12月4日閲覧。
  10. ^ 「吉見家旧蔵・文安算盤」について” (2012年3月12日). 2012年12月4日閲覧。
  11. ^ 二階 1939, p. 9
  12. ^ a b c d e 二階 1939, p. 12
  13. ^ luis fernandes The Abacus vs. the Electric Calculator: Excerpted from the book, "The Japanese Abacus, Its Use and Theory", by Takashi Kojima, Charles E. Tuttle Company Inc. 1954, reprint 1987. ISBN 0-8048-0278-5. (Kojima & Tuttle 1954)
  14. ^ バークレー 1957, p. 27.
  15. ^ a b 『計算機屋かく戦えり』カシオの節(ハードカバー版 遠藤 p. 392)
  16. ^ ドクターアキヤマ 2013, pp. 68–69.
  17. ^ 日本のエレクトロニクスを支えた技術 「電卓」第11回」『エレクトロニクス立国の源流を探る』第38号、アイコム 
  18. ^ 「脳力アップ」そろばん復活 : はつらつ健康指南”. 読売新聞 (2010年5月31日). 2010年7月11日閲覧。
  19. ^ 『そろばん立ち話』ハンガリー見聞記 西川 善彰 常務理事 Archived 2016年4月22日, at the Wayback Machine.
  20. ^ 数学大国ハンガリーを支えているのは『そろばん』日本との意外な共通点とは?
  21. ^ 知られざる親日国シリーズ・ハンガリー
  22. ^ [1]トモエ算盤雲州堂など各社から販売されている。
  23. ^ a b c d 二階 1939, p. 26
  24. ^ a b c d e 二階 1939, p. 28
  25. ^ そろばん四方山話 雲州堂 2014年1月6日閲覧
  26. ^ a b c 二階 1939, p. 27
  27. ^ 二階 1939, p. 29
  28. ^ a b 二階 1939, p. 54
  29. ^ 雲州そろばん伝統産業会館(奥出雲観光文化協会公式サイト「奥出雲ごこち」)
  30. ^ そろばんのできるまで トモエ算盤 2014年1月6日閲覧
  31. ^ 木材図鑑 パオロッサ[2]
  32. ^ 桜沢工芸社 天然素材「ラクト」素材へのこだわり[3]
  33. ^ 精緻な工芸品としての算盤(木の雑記帳)
  34. ^ Wang, Chunjie; Weng, Jian; Yao, Yuan; Dong, Shanshan; Liu, Yuqiu; Chen, Feiyan (2017-10). “Effect of abacus training on executive function development and underlying neural correlates in Chinese children” (英語). Human Brain Mapping 38 (10): 5234–5249. doi:10.1002/hbm.23728. ISSN 1065-9471. PMC PMC6867117. PMID 28727223. https://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/hbm.23728. 
  35. ^ Wang, Chunjie; Weng, Jian; Yao, Yuan; Dong, Shanshan; Liu, Yuqiu; Chen, Feiyan (2017-10). “Effect of abacus training on executive function development and underlying neural correlates in Chinese children” (英語). Human Brain Mapping 38 (10): 5234–5249. doi:10.1002/hbm.23728. ISSN 1065-9471. PMC PMC6867117. PMID 28727223. https://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/hbm.23728. 
  36. ^ Roy, Mansi Sinha; Swarna, Keerti; Prabhu, Prashanth (2020-05-01). “Assessment of auditory working memory in children with abacus training” (英語). European Archives of Oto-Rhino-Laryngology 277 (5): 1531–1536. doi:10.1007/s00405-020-05840-z. ISSN 1434-4726. https://doi.org/10.1007/s00405-020-05840-z. 
  37. ^ そろばんは発達障害をもつ子どもにもおすすめ!7つのメリットと注意点を解説”. そろばん生活 (2023年5月27日). 2023年6月15日閲覧。
  38. ^ Wang, Chunjie (2020). “A Review of the Effects of Abacus Training on Cognitive Functions and Neural Systems in Humans”. Frontiers in Neuroscience 14. doi:10.3389/fnins.2020.00913/full. ISSN 1662-453X. https://www.frontiersin.org/articles/10.3389/fnins.2020.00913. 


「そろばん」の続きの解説一覧


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「十露盤」の関連用語

十露盤のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



十露盤のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのそろばん (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS