必殺シリーズ 必殺シリーズの歴史

必殺シリーズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/11 15:12 UTC 版)

必殺シリーズの歴史

シリーズ化の経緯

『必殺仕掛人』のプロデューサー 山内久司70年安保闘争の余韻を背負ったようなヒット作『木枯し紋次郎』を超えるにはアンモラルな題材が必要と考えて時代小説を読み漁り、『仕掛人・藤枝梅安』第一作「おんなごろし」に行き当たり、作者の池波正太郎から映像化の許しを得て、梅安の人物像をよりドライにして『仕掛人』を制作したが続編は拒否された[19]。生前の両人に取材した岩佐陽一によると池波は「番組で毎週 人を殺す」ことが嫌で、せめて一カ月に一人くらいにしてほしいと申し入れたが視聴率を求められる立場の山内は受け入れることができない条件であり、設定やタイトルを変えて独立したシリーズに発展した[19]

必殺仕置人殺人事件

2作目『必殺仕置人』の放送期間中に「必殺仕置人殺人事件」が起こる。この事件の犯人が「番組を見ていた」と供述したことから、マスコミによる批判が展開され、世論の糾弾を浴びる[20]。朝日放送が当時のキー局 TBSテレビから放送打ち切りを通告される事態に発展した。

その後、容疑者の「俺はテレビに影響されるほど、安易な人間ではない」という供述で番組と事件の関連性を否定した。『仕置人』の打ち切りは最終的に撤回され、提供スポンサー(当時)の中外製薬日本電装、日本電装の親会社のトヨタ自動車からの打ち切りに反対する圧力があった。

『仕置人』の延長予定は白紙となり、5作目の『必殺必中仕事屋稼業』までタイトルから「必殺」を外す事態となった[20]。次作の『助け人走る』は内容を前作までのハード路線からややソフトなものに転換されたが中盤でハード路線に回帰している。この後も過激な内容を巡る論争は必殺シリーズに付き物となる。

ネットチェンジ

1974年11月19日、制作局の朝日放送は1975年3月31日を以て、TBSテレビ系列からNETテレビ(現・テレビ朝日)系列へネットチェンジすることを発表した。NET系列は土曜の21時から22時25分までは『土曜映画劇場』を放送していた為、必殺シリーズはそれまでの土曜22時枠から金曜22時枠へ移動を余儀なくされる。

折りしもこの時は、5作目『必殺必中仕事屋稼業』が放送中で、第8話「寝取られ勝負」(1975年2月22日放送)はこれまでの歴代最高視聴率34.2%(近畿地区)を記録していた。朝日放送は、系列変更を挟んだ2週に渡り、異例の前後編(第13話「度胸で勝負」、第14話「招かれて勝負」)を放送して視聴者を繋ぎ止めようとするが局の見込みに反して視聴率は下降[21]。半兵衛(緒形拳)の剃刀による殺し技が理髪店団体からの抗議を受けるといった問題が発生。一時はシリーズの打ち切りを検討したが最終的に視聴率が好転したため、打ち切りは回避される。

必殺シリーズ以外の朝日放送テレビ制作の時代劇は『斬り抜ける』がネットチェンジ直前に放送を終了(2月13日)した。ネットチェンジ以降、NETテレビ → テレビ朝日系列で放送された朝日放送テレビ製作の時代劇は単発の特別番組を除いて、全てが必殺シリーズの作品である。同系列が製作した時代劇で初めて製作したNETテレビ → テレビ朝日を制作局とした旧親会社東映以外が制作に関わったもので、この体制の作品しか同系列の時代劇を放送しない原則的な方針である中で、朝日放送テレビの屋台骨を支える程に成長した時代劇シリーズだからこそ成せる例外的な措置であった。

中村主水の主人公問題

ネットチェンジによる『必殺必中仕事屋稼業』の視聴率低下を受け、朝日放送は次作『必殺仕置屋稼業』の主人公に『必殺仕置人』『暗闇仕留人』で人気の高かった中村主水藤田まこと)を据えることで視聴率の回復を狙った[21]。これが見事に功を奏して、次作『必殺仕業人』も主水は引き続き登場。番組内容も徹底して、主水を中心に据えたものになった。しかし、両作品ともクレジットタイトルでは『仕置人』『仕留人』と同様、主水(=藤田)の名前が最後尾(トメ)に配置されていたため、主人公はクレジットも先頭に置かれると確信していた藤田が制作サイドに不満を漏らすという問題が生じていた。これが『新・必殺仕置人』で後述の菅井きんの降板希望が絡んで、大きな問題となる。

藤田サイドの抗議は『仕置屋稼業』の時点で沖雅也(市松役)の養父(所属事務所社長)日景忠男の抗議があり、次作『仕業人』は中村敦夫(赤井剣之介役)が優先された。そのため、両作品の主演は藤田まことではなく、沖雅也や中村敦夫と紹介されることが多かった[22]

一方、朝日放送はこの扱いに対して何の配慮もしなかったわけではなく、藤田のクレジットに手を加えて[23] 強調することで藤田が主役であることをアピールしようとした。結果的に視聴者に不自然な印象を与えただけで、多くのメディアや視聴者に前述の間違った印象を与えることになった。

以上のような事情があり、『仕置人』以来となる山﨑努念仏の鉄役)との共演で、またもやトメに回されかねない『新・仕置人』への打診に藤田は必殺シリーズの降板を辞さぬ構えを見せた。中村せん役の菅井きんはせんのイメージが強すぎて娘の縁談が破談になることを恐れ、降板を希望していた[21]。そのため、『新・仕置人』のクランクインの見通しが立たず、シリーズの打ち切り寸前の状態となった。

制作サイドが折れる形で、藤田の希望通りにエンドクレジットに至るまで主人公扱い(先頭に記載[注 9])にされることが決定、藤田は『新・仕置人』への出演を受諾。シリーズ自体の降板を撤回する。菅井の問題は『必殺からくり人』を延長、『必殺からくり人・血風編』を制作。『新・仕置人』のクランクインを遅らせることで対応した。その間に菅井の娘の縁談は成功して、菅井は出演を快諾。シリーズ10作目として『新・仕置人』の制作を開始した。

『うらごろし』の打ち切りと『仕事人』の成功

14作目『翔べ! 必殺うらごろし』はそれまでのシリーズと趣を変え、主人公が超常現象でもたらされた能力で相手を殺す、殺す前に金を貰わないなどの実験的な試みを行ったが、一部地域では視聴率 2.1%を記録したため、当初は全26話の予定が全23話に変更。打ち切りが決定した[21]。チーフプロデューサーの山内久司は中村主水を主人公に据え、原点回帰することを決定。これが振るわぬ場合にはシリーズそのものの打ち切りを覚悟の上で、シリーズ15作目『必殺仕事人』の制作を開始した。

『仕事人』は出演した俳優が諸般の事情で次々と途中降板するといった問題が発生したが、三田村邦彦演じる飾り職人の秀が女性視聴者からの人気を得るなど、それまでとは異なった一面を見せて人気を得る。17作目『新・必殺仕事人』は中条きよし演じる三味線屋の勇次が加入。秀と同じく女性層からの人気を獲得、それまでのハード路線からソフト路線への転換が図られ、老若男女に楽しめる内容となる。それまでの視聴者層とは異なった層から支持された結果として『必殺仕事人』シリーズは高視聴率を記録するようになり、必殺シリーズの人気を確固とした物とした。仕事人シリーズは後期必殺シリーズの看板となり、後期シリーズの方向性を決めた。

『仕事人シリーズ』による人気絶頂期、大衆化・パターン化

『仕事人』が終盤に差し掛かった1981年正月、初の長時間スペシャル『恐怖の大仕事』を放映。同年、『新・仕事人』の放映期間中に京都南座で舞台『納涼必殺まつり』シリーズを開始、1987年まで毎年(8月下旬に開催)の恒例となった。『仕事人』の成功で必殺仕事人シリーズと非主水シリーズを交互に放送するパターンが定着、人気が頂点に達した21作目『必殺仕事人IV』の放映中(1984年)に劇場版映画『必殺! THE HISSATSU』を公開、大ヒットした。以後、劇場版は1987年まで年一作のペースで上映した。23作目『必殺仕事人V』は秀の三田村、勇次の中条が諸事情により降板が決定、ファン層の継承が問題になったが彼らに代わって、京本政樹演じる組紐屋の竜と、村上弘明演じる花屋の政が登場、秀と勇次に劣らぬ女性視聴者からの人気を獲得したことから、第二次 仕事人ブームを巻き起こした。

一方、プロデューサーの仲川利久は『必殺仕事人III』の途中から番組を離れ、脚本がパターン化することが多くなるなど[24]、一般視聴者受けのバラエティ化と展開のパターン化が進み、『仕事人IV』の撮影中に藤田まことが「毎回 同じことをやっていて芝居がない。こんなことなら同じフィルムを使い回した方がいい」と苦言を呈したことがあった[25]

作風の変化に対する賛否など

中村主水を主役に据えた『必殺仕事人シリーズ』は仕事人から観始めた一般視聴者には好評で視聴率は良く、『必殺仕事人IV』で人気絶頂期を迎えたが初期作品の作風との違いから従来からの「必殺ファン」の評判は芳しくなかった[26]

作家の山田誠二は「前期(うらごろしまで)と後期シリーズ(仕事人以降)ではスタッフの製作姿勢が違い、別の作品になっているため」と解釈、前期シリーズは「木枯し紋次郎への対策」として高いドラマ性が求められた作風を引き継いでいたことに対して、後期では時代の流れが変わり、気軽に見られるものが好まれるようになったことから、バラエティ番組の趣向を取り入れて番組のフォーマットに変化を付けず、あらかじめ見せる場面(主水に対する せんとりつ、田中様のいびり、依頼人との関わり、依頼人の死に際 - 依頼場面など)を決めておき、その中で変化を付けるようになっていったと説明している[26]

これらの違いについて、山内久司が「長いトンネルを抜けて最後に明かりが見えるタイプの時代劇を視聴者は受け入れなくなった」とコメントしたように惜しむ者もいれば、「バラエティ化によりシリーズの寿命が延びた」という意見がある[27]

『ニュースステーション』の開始とシリーズの迷走、一時中断

24作目『必殺橋掛人』の放送中(1985年)、キー局のテレビ朝日が平日22時枠に『ニュースステーション』の放送を決定する。しかし、金曜22時枠は必殺シリーズの放送枠である。

当時の平日 22時枠はドラマやバラエティ番組が常識で、ここに報道番組を持ってくることは一つの賭けであった。必殺シリーズは安定した視聴率を確保・維持しており、朝日放送の数少ない全国ネット番組で看板番組であった。必殺シリーズは枠移動することはなく、『ニュースステーション』は月 - 木の22時枠で放送。金曜は『ニュースステーション金曜版』を23時枠で放送した。テレビ朝日は『ニュースステーション』放送開始前に行われた番組制作発表の記者会見の席上で「金曜日は週末性を考慮して、23時からのスタートとした」とコメントしており、これは必殺シリーズと朝日放送に配慮した発言だということは明白だった。『ニュースステーション』は当初こそ視聴率が伸び悩んだが、1986年フィリピン政変などをきっかけにニュース番組としての人気と地位を獲得。それまでの平日22時枠のイメージを覆して、高視聴率を記録した。

25作目『必殺仕事人V・激闘編』は仕事人シリーズ開始以後のソフト偏重路線から、初期・中期を思わせるハード路線へと転換した。「後期シリーズの『新・仕置人』」[28] と高く評価する声があったが全体的な視聴者の好みとは合致せず、後半はソフト化を再び強いられる。次作『必殺仕事人V・旋風編』は組紐屋の竜を演じる京本政樹の事務所トラブルによる降板が重なり[29]、作風に迷いが生じてしまう。その結果、視聴率の大幅な低下を招き、2クール以上が通例であった主水シリーズとしては初の全14話で打ち切られた。

シリーズを重ねる毎に中村主水の存在感が増して、主水役が重荷になりつつあることを感じた藤田は年齢に見合った新しい芸域の開拓(テレビ朝日『はぐれ刑事純情派』、ミュージカルその男ゾルバ』)を考えており、『仕事人V・旋風編』を最後に番組降板を願い出た[29]。制作サイドは慰留に努めたが藤田の意志は固く、妥協案として、レギュラー放送の一時中断と年2 - 3回の単発スペシャル番組への出演という形で決着。中村主水シリーズは第28作『必殺仕事人V・風雲竜虎編』が最終作となり、次作『必殺剣劇人』を以て、金曜 22時の放送枠から撤退。必殺シリーズは15年の歴史に一旦 幕を閉じた[30]

必殺シリーズ終了後の金曜22時枠は同21時枠から移動する形で現代劇を2作 放送したが、TBS系列(JNN)がニュース番組を開始した為、1988年4月より『ニュースステーション』は金曜日も22時枠で放送した。

『激突!』から劇場版『必殺! 三味線屋・勇次』まで

必殺シリーズはレギュラー放送の終了後、スペシャル番組として放送したが、1991年10月より第30作『必殺仕事人・激突!』を放映。レギュラー放送を復活した。番組開始に辺り、朝日放送が持つ放送枠が問題となった。朝日放送が担当していた全国ネット番組の放送枠の中で視聴者層に沿った21時台以降の枠は金曜21時台しかなかった。金曜21時枠は『素敵にドキュメント』が好評を得ていた。その為、他の放送枠が空き次第と言う事になり、最終的に火曜21時枠という今までとは異なる曜日・時間帯となった[30][注 10]。レギュラー放送の再開で制作スタッフは力を入れて、ハードな内容となったが[31] 視聴率は振るわず、必殺シリーズは長期間の中断を再度 余儀なくされた。藤田まことの主水引退宣言、同年公開の映画『必殺!5 黄金の血』などは「最後の必殺」とキャッチコピーが付けらた。

その後は1996年公開の映画『必殺! 主水死す』の制作発表時は「必殺の復活」を謳ったがタイトルは中村主水の死を示しており、キャッチコピーは「シリーズ完結、さらば婿殿」と必殺シリーズの終了を宣言するのに等しいものだった。その9か月後にサテライトシアターの協力作品として、衛星劇場が制作した田原俊彦主演の『必殺始末人』を公開。1999年、勇次を主人公に据えた映画『必殺! 三味線屋・勇次』を公開。中村主水役ではないが藤田まことがゲスト出演した。

映像作品の新作が作られなかった期間は独立系テレビ局時代劇専門チャンネルを中心に各シリーズの再放送がほぼ途切れることなく続いた。松竹より発売した劇場版映画に続き、キングレコードよりデジタルリマスター版のDVD-BOXを順次発売した。2001年京楽産業よりパチンコ機『CR必殺仕事人』をリリース、人気を得たことで続編がリリースされた。

東山紀之時代

2007年7月7日東山紀之主演でスペシャル番組『必殺仕事人2007』を放映。主要人物に松岡昌宏大倉忠義といったジャニーズ事務所(当時)の所属タレントを配した作品で、藤田演じる中村主水も登場した。2009年1月4日、朝日放送 必殺仕事人生誕30周年記念・テレビ朝日 開局50周年記念として、『必殺仕事人2009』新春スペシャルを放映。2009年1月9日より連続テレビ時代劇として開始[注 11] 。シリーズとしては17年振りに復活した。関東地方は平均12%前後、近畿地方は平均16%前後の視聴率であったが、当初は1クール(約3カ月)の予定を延長して、2クールを放映した。後半は新仕事人として、田中聖が登場した。

2017年、東山が主演に起用されて10周年を迎え、翌2018年はテレビ スペシャルが「復活10周年」記念作品として放映した。

2023年9月7日、ジャニー喜多川の性的虐待疑惑を受けて、東山がジャニーズ事務所 → SMILE-UP.の代表取締役社長に就任(当時)。同年限りで芸能活動から引退した為、今後のシリーズの継続とキャスティングについては未定。

東山時代のスペシャルドラマシリーズ

※ 各ドラマの詳細は、それぞれの項目を参照のこと。

2010年、スペシャル番組『必殺仕事人2010』が企画され、7月10日に放映した。直前の2月17日午前7時25分に藤田が死去、制作が危ぶまれたが主水は過去の映像によって再登場。渡辺小五郎に後を託して「西方」へ赴任するという演出で退場した[注 12]

2012年2月19日、スペシャル番組『必殺仕事人2012』が制作・放送され、今まで『桃太郎侍』などで善人役を演じてきた高橋英樹が初の悪役に挑戦した。

2013年2月17日、テレビ朝日開局55周年記念番組としてスペシャル番組『必殺仕事人2013』が制作・放送され、今まで『水戸黄門』などで善人役を演じてきた里見浩太朗が高橋に続いて初の悪役に挑戦した[32]。この日は藤田の命日であった。

2014年7月27日、スペシャル番組『必殺仕事人2014』が制作・放送され、田中聖の後任として、Hey! Say! JUMP知念侑李が新しい仕事人役で出演した。高橋英樹も再出演した[33]

2015年11月29日、スペシャル番組『必殺仕事人2015』が制作・放送。メインキャストは『2014』を継承、新しい仕事人として、遠藤憲一が「瓦屋の陣八郎」役で出演。今回、殺しの対象になる悪役として竹中直人が怪僧「燕天」役で出演。

2016年9月25日、スペシャル番組『必殺仕事人2016』が制作・放送。前作から引き続き瓦屋の陣八郎が小五郎の仕事仲間として出演。今回は元町奉行所に現代で言うところの「リストラ」の波が押し寄せ、小五郎は裏稼業と並行して表の仕事でも苦労をする。悪役として、役人「朝比奈藤十郎」役で安田顕、絵師「鬼頭新之助」役で寺島進がゲスト出演した[34]

2018年1月7日、前述のとおり「復活10周年記念」スペシャルドラマ『必殺仕事人』が放送(この回では、例年とは異なって題名に放送年が付かない)。主要ゲストとして江戸で頻発する庶民連続自爆死に深く関わる男「壬生の幻楼」役で奥田瑛二が出演。2017年に小五郎の義母こうを演じていた野際陽子が逝去する不幸があったが、撮影は全て終えており、生前最期の出演となる。また藤田まことが『2010』同様、過去の映像を使用する形で「出演」(回想では無く現在の小五郎と遣り取りをする)、中村主水が「必殺」に約7年半ぶり[注 13] の登場を果たした[35]

2019年3月10日、テレビ朝日開局60周年記念番組としてスペシャルドラマ『必殺仕事人2019』を放送。大商人「上総屋清右ヱ問」役として西田敏行がゲスト出演。小五郎の義母こうが劇中でも亡くなった設定となり、彼女の妹・てん(演・キムラ緑子)が渡辺家側の話に加わる。なお冒頭ナレーションを担当していた市原悦子が2019年1月に逝去したが、今後のドラマでも当面は市原のナレーションが使用される[36]

2020年6月28日、『必殺仕事人2020』を放送。奉行「湯川伊周」役で市村正親がゲスト出演した[37]。前作まで「陣八郎」役で登場していた遠藤憲一の出演はなかった(次作では出演)。

2022年1月9日、『必殺仕事人』 を放送(2018年と同様にタイトルに放送年が付かない)。ゲストになにわ男子西畑大吾King & Prince岸優太が出演した。

2023年1月8日、『必殺仕事人』 を放送(前作と同様にタイトルに放送年が付かない)。この回をもって「陣八郎」役で登場していた遠藤憲一が卒業となった。

2023年12月29日必殺仕事人を放送(前作と同様にタイトルに放送年が付かない)。主演を務める東山紀之は年内でタレント活動からの引退を表明しているが今後の同作や引き継ぎについては言及しなかった[38]


注釈

  1. ^ 朝日放送テレビについて、2018年3月31日以前は認定放送持株会社移行並びに分社化前のため、朝日放送。『必殺仕事人2007』以降は、テレビ朝日も制作に加わっている(2局共同制作の体を取っている)。
  2. ^ 著作権表記も未だに「ABCテレビ・松竹」となっている。
  3. ^ このためか、TBSテレビ・JNN各局で放送された初期作品も、再放送ではテレビ朝日・ANN各局や独立局での放送となることが多い、
  4. ^ 例外として、『翔べ! 必殺うらごろし』では直接的な形で仕事料を受け取ったことは一度もない。また、後払いになった『必殺仕業人』第8話や『必殺仕事人III』第34話では依頼料のアテがなくなる、一部のみ前払いとなった『必殺仕事人V・風雲竜虎編』最終回では仕事を持ち込んだ元締が後金を払う前に奉行所に捕えられてそのまま死亡したため後金をもらい損ねるなど、全額前払いでない時は仕事後に依頼料に関する何らかのアクシデントが発生することもある。
  5. ^ すなわち被害者、奉行所、町民、農民、長屋女郎または夜鷹(身を売った一部の女性被害者も含む)、幼い子供なども含む。
  6. ^ 原作には「仕掛用の鍼は治療用の鍼より太くて長い」という設定があり、厳密には治療と仕掛で異なる鍼を用いている。
  7. ^ 『必殺必中仕事屋稼業』の知らぬ顔の半兵衛の剃刀は生々しいとして理髪業界から批判を受けている。
  8. ^ 単発のテレビスペシャルでは『必殺仕事人2007』で既に外れている
  9. ^ 新聞やテレビ情報誌の番組宣伝広告や番組表、宣伝ポスターでは『仕置屋稼業』、『仕業人』とも藤田が先頭に記載されていた。
  10. ^ 皮肉にも、『素敵にドキュメント』は『激突!』放送開始後に「やらせ」問題で打ち切りとなっている。
  11. ^ テレビ朝日系列としても『火曜時代劇』が2007年9月に終了して以来の連続時代劇の放送となった。
  12. ^ 「西方浄土」という言葉があるように「西方」は、死後の世界や死そのものへの暗示であり、シリーズでしばしば用いられる表現である。また、劇中での中村家の門に残された書き置きには、弔意を示す意味を持つが描かれている。
  13. ^ 後述する出典記事では生前最後の新撮出演となった『2009』から数えて「9年ぶり」としている(厳密には8年半ぶりだが四捨五入して9年)。
  14. ^ 放送時間は『仕留人』の時点では日曜22:30。
  15. ^ 並行放送の要因としては、同時ネット局での『仕事屋稼業』の時間帯(土曜22時)をBSNは「土曜グランド劇場」の遅れネットに充てていたことで、『仕事屋稼業』の最終回の放送がNSTでの『仕置屋稼業』の開始に(ちなみに、作品の後半から同時ネットだった。『仕置屋稼業』の開始までNSTの金曜22時枠でどんな番組が放送されていたのかは不明。)間に合わなかったことが背景にある。
  16. ^ 『仕置屋稼業』13話は編成調整の関係で、再放送で初放送。
  17. ^ NBCでの放送時間は『仕事人』の時点では金曜23:35。
  18. ^ 当時NETテレビ系列局でもあったテレビ大分(日本テレビ系列・フジテレビ系列)も、改編前まで日本テレビ系列火曜21時枠の遅れネットを編成していた土曜21:00枠で放送することを1975年4月の改編時の作業の中でNETテレビ及び朝日放送に働きかけたため、放送を継続しようとした大分放送との争奪戦となったが、結果的に大分放送への残留となった(『大分合同新聞』「OBS TOS 4月番組はどうなる、ネット再編の中間報告」)。
  19. ^ 琉球放送が一時期放映を中止した理由について、番組内容が放送局の基準に照らし合わせて不適当だと判断されたことで放送されないエピソードが度々発生し、しまいには業を煮やした放送局が朝日放送(当時)に対し、ネット打ち切りを通告したことにあると言われている(実際には、局側の編成上の都合でネット続行が不可能になったことや、いわゆる「仕事人」ブームで視聴者が小学生中学生高校生にまで広がったため、地元のPTAワースト番組に挙げていたことが考えられる)。
  20. ^ ただし、BGMは現存する音源からの編集で再現したものが『必殺シリーズ オリジナル・サウンドトラック全集』に収録されている。
  21. ^ 後者については2019年現在、同じ朝日放送テレビと子会社であるABCアニメーション製作のテレビアニメ『プリキュアシリーズ』の各作品の最終回でも同じ手法が取られている(2017年の『魔法つかいプリキュア!』最終回から。)。なお出演者は新作の主人公と同じ役で出演する上、クレジットにも記載される点がこれとは異なる。
  22. ^ 現在、大衆薬部門(バルサングロンサン他)はライオンに事業譲渡。
  23. ^ 腸捻転時代、本放送がTBS系で行われたものも含む。

出典

  1. ^ 風祭ゆき[リンク切れ]CDジャーナル(2022年1月10日閲覧)
  2. ^ 遺体は奉行所の役人達などに発見される事があり、孤児など身寄りのない物の場合は投げ込み寺へと運ばれる場合がある。なお、被害者を殺害した悪人に自害、入水、心中でなどに見せかけられる場合もある。
  3. ^ 場合によってはすぐに岡場所で自害し果てたり、悪人から体を弄んだ途端に逆上して殺そうとするまたは親族などの仇を自ら討とうとするも返り討ちに遭って死亡する事がある(遺体は岡場所や奉行所の役人達などに発見され〈場合では傾城となった女性被害者を殺害した悪人に自害または入水に見せかけられる事もある〉、身寄りのない女郎は必ず投げ込み寺へと運ばれる場合がある)。
  4. ^ 玉井孝(『まっしぐら!』)、徳光和夫(『激突!』)が具体的な例。
  5. ^ 必殺シリーズ オリジナル・サウンドトラック全集』(1996年、キングレコード)の表記より。
  6. ^ 主水シリーズ(『仕事人』シリーズ)では『仕事人』第72話放送分から、非主水シリーズでは『仕切人』から。
  7. ^ 藤田まこと(『仕事人』第72話~『新・仕事人』前期及び『仕事人Ⅳ』後期)、鮎川いずみ(『新・仕事人』後期〜『仕事人Ⅳ』前期、『仕事人Ⅴ』後期~『激闘編』、山本陽一(『仕切人』)、村上弘明(『仕事人Ⅴ』前期)、萬田久子(『橋掛人』)、笑福亭鶴瓶(『まっしぐら!』)、かとうかずこ、菅原昌子(『旋風編』)、三浦友和(『風雲竜虎編』)、工藤夕貴(『剣劇人』)、が次回予告を担当。
  8. ^ 山田誠二『必殺シリーズ完全百科』p31
  9. ^ 週刊TVガイド』1974年10月11日号 29頁「レポート・心電図を使い悪人仕留の考案者はカメラマン」
  10. ^ 他の作品は最低一人は元々殺しの実行役だったり、殺し屋をしていたことがある。
  11. ^ 別冊テレビジョンドラマ『必殺20年のあゆみ』(平成4年6月1日発行 株式会社ロビー)58頁「最高傑作とはこの作品のためにあるような言葉といっても過言ではないほど、ストーリー、出演者、スタッフともに完璧」
  12. ^ 途中変更は『暗闇仕留人』(糸井貢)以来のことであった。
  13. ^ "山本美月、『必殺仕事人』出演 琴の爪で相手を切り裂く"泣きぼくろのお宮"". ORICON STYLE. 31 October 2015. 2015年11月2日閲覧
  14. ^ "東山紀之主演『必殺仕事人』最新作9・25放送 悪役は安田顕&寺島進". ORICON STYLE. 19 August 2016. 2016年8月19日閲覧
  15. ^ "東山紀之主演『必殺仕事人』新春放送決定 キンプリ岸優太&なにわ男子・西畑大吾が"兄弟役"で初参戦". ORICON NEWS. oricon ME. 6 November 2021. 2021年11月6日閲覧
  16. ^ "東山紀之主演『必殺仕事人』15周年で最新作放送へ「長く続けていけるよう努力していきたい」 メインキャストの誰かがいなくなる!?". ORICON NEWS. oricon ME. 17 November 2022. 2022年11月17日閲覧
  17. ^ "東山紀之『必殺仕事人』最後のテレビ出演終える 迫力の殺陣→ラストセリフは「お好きなように」引き継ぎなどなし". ORICON NEWS. 29 December 2023. 2023年12月29日閲覧
  18. ^ よくあるご質問
  19. ^ a b [時代の栞]「仕掛人・藤枝梅安」池波正太郎 1972~90年刊<<「必殺」シリーズの源流:善悪錯綜する人物 闇と格闘の末朝日新聞』夕刊2023年2月8日3面(同日閲覧)
  20. ^ a b 山田誠二『必殺シリーズ完全百科』p.142
  21. ^ a b c d 山田誠二『必殺シリーズ完全百科』p.143
  22. ^ 『蔵出し 絶品TV時代劇』(近藤ゆたか編 フィルムアート社 1997年6月 ISBN 4845997681)の巻末にある「連続TV時代劇放映リスト」や発売中のDVDソフトなど。
  23. ^ 『仕置屋稼業』では起こし、『仕業人』ではズームとテロップ表示に効果を加えている。また『仕置屋稼業』ではほかの出演者のクレジット背景が軒並み静止画だったのに対し藤田のみ動画とされている。
    なおクレジットの起こし処理は後年『新・必殺仕事人』~『必殺仕事人V』におけるおりく役の山田五十鈴にも流用されている(ただし山田の場合は主役扱いというわけでなく『仕事人』以外のシリーズ作品で主役を張った経験を持つ実力者であること、俳優としても藤田より格上であること、役の上でも主水よりおりくの方が格上扱いなことへの配慮から)。
  24. ^ 必殺シリーズ異聞 27人の回想録 p.179 立東舎
  25. ^ 山田誠二『必殺シリーズ完全百科』p164
  26. ^ a b 山田誠二『必殺シリーズ完全百科』p.146
  27. ^ 山田誠二『必殺シリーズ完全百科』p.147
  28. ^ 山田誠二『必殺シリーズ完全百科』p.249
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  30. ^ a b 山田誠二『必殺シリーズ完全百科』pp.13-14
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  43. ^ 山田誠二『必殺シリーズ完全百科』pp.78-90
  44. ^ 山田誠二『必殺シリーズ完全百科』p.55
  45. ^ 山田誠二『必殺シリーズ完全百科』pp.119-122
  46. ^ 山田誠二『必殺シリーズ完全百科』p133
  47. ^ 山田誠二『必殺シリーズ完全百科』p.53
  48. ^ 『必殺剣劇人』『必殺仕事人・激突!』DVDパッケージの注釈より。
  49. ^ 人気時代劇『必殺』シリーズ30作をU-NEXTで順次配信スタート!
  50. ^ キネマ旬報 NO.1554 2010年4月上旬号 追悼 藤田まこと/「NINE」/ウディ・アレン、同誌の藤田追悼記事の小泉インタビューより
  51. ^ 時代劇ベスト100+50 (知恵の森文庫) 文庫 – 2020/6/10 「これだけは押さえておきたい40本」
  52. ^ 時代劇ベスト100+50 (知恵の森文庫) 文庫 – 2020/6/10





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