大航海時代V 各種イベント

大航海時代V

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/07 15:49 UTC 版)

各種イベント

ゲーム中には海戦や投資などの成果を競うイベントが定期的に催される。イベントは様々な大物航海士が地域の治安維持や宝探しを依頼するという形式で行われ、参加者には5~8日ほどの期間中参加賞の他に成果を得るたびに加算される功績値ごとに報酬が渡される。また、成績に応じたランキング報酬が個人とギルド別にあり、上位成績者はレアな航海士などの希少な報酬が入手できる。

イベントの会場へは画面上のサイドバーから入退場できる。その際、どの都市にいようが問題ないので、プレイヤーの現在位置から遠かったり未到達の海域でのイベントになる場合もある。なお、イベント海域は専用の海図と都市が用意される。会場海域と通常海域との出入りは自由だが、交易品の持ち込み、持ち出しはできず金貨へと自動換金されてしまう。

イベントは各日ごとに18人のグループに分けられ、それぞれ上位成績者が次の日に上位グループに昇格し、下位成績者が降格される。グループはランクごとにD(初日グループにして最下層)からS(最上層)まであり、上位グループほど狭き門となっている。各日ごとには総計の他にデイリーランキングが用意されており、各日上位成績者ほど良い報酬がもらえ、上位グループほど報酬の質も上がる。各日の順位確定とランク変動は通常、14時~15時に行われるクールダウンタイムという集計時間に行われる。クールダウンタイムになると強制終了となり、通常海域に戻される。

2015年3月のイベントから、イベント内で海戦や投資を行うとアストラルポイント(AsPt)を獲得できるようになった。このアストラルポイント100点につき1回、占い師シーダによるアストラル占いという福引きが行えるようになった。初期の占いは航海士を得るチケットのようなものだったが、その後は福引き方式に変更された。占いはノーマル(通常の景品中心)、トラブル(航海道具中心)、プレゼント(贈り物中心)、プレミアム(SR航海士が含まれている)の4種類のリストから選んで抽選をするが、それぞれ1回ごとに使用するAsPtはノーマルが100pt、プレミアムは900ptと違う。景品には財貨、NP、ラピスラズリ、チケット、航海道具、各種アイテム、そして航海士が用意されている。また、累計10万ptを達成するとSR航海士が引けるプラチナチケットが入手できる[4]。また、2015年夏のイベントからは期間限定の航海士へのスカウトができるシーズンチケットや、2016年からはスキルトレーナーも景品に加わった。なお、この累計10万ptを達成したかで、イベント終了後に見られるエピローグに変化がある。

AsPtの上限は50000であり[5]、上限を越えたポイントは加算されない。そのため、成功報酬の中には1000~6000ほどのアストラルポイント報酬(自動加算)があるので注意が必要である。また、財貨、NP、ラピスラズリ(報酬でもらう分は加算されない)も最初は宝箱(報酬用のアイテムボックス)に入れられていたが、すぐ上限200に達してしまうことから、これらのアイテムは自動加算されるようになった。その際、上限を越えるとこれらも加算されない。イベント終了後も、一定期間は報酬の受け取りやアストラル占いが行えるが、期間が終了しイベントバナーが撤去されると、これらも消失する。

イベント中、海戦や投資を行うごとにチャンスゲージが溜まり、ゲージが満杯になると各種の特別な効果(チャンス)が10分間発動する。チャンスには獲得功績値が倍増する“ダブルチャンス”や、攻撃力が1.2倍になる“ストライクチャンス”など、各種イベントに合わせて複数あり、ランダムに発動する。プレイに応じて有効なチャンスをいかに生かすかがイベントの成果を左右する。

また、イベントには海戦での戦闘力が特別に上昇したり、投資の効果が上がるといった有利な特性を持ったスペシャル航海士がイベントごとに設定される。大抵は直前のプレミアムスカウトに登場した航海士や、以前のイベントでの上位報酬で登場した航海士が格段の性能を得る。

討伐イベント

討伐イベントではイベント海域に点在する敵海賊艦隊を撃破する。撃破するごとにボス出現確率(最高100%)が上昇し、ボスを倒すことを目的とする。一定回数ほどボスを倒すと、初級から上級まで3種類ある海図のより階級が高い海図での討伐が可能となる。ボスは倒すごとに強くなり、また出現確率も減る。イベントが続く限り、ボスは現れ続ける。

討伐に出撃するには最大6つまであるEVポイントを消費しなければならない。EVポイントは1回につき何個消費するかで、海戦時の自艦隊の戦力が増減される。1個では通常戦力の半分、6個では3倍となる。EVポイントは時間経過による回復の他に、アイテムのソーマの使用で回復できる。

2016年8月の討伐イベントから賞金首として、大型艦に搭乗した強大な敵がランダムに現れるようになり、討伐することによってさらなる功績値を得られるようになった。賞金首との海戦は砲撃フェーズを3回繰り替えすもので、スキルが使用できる「スキル戦闘」か、スキルが発動しないがクリティカルが発生する「総攻撃」かを1回ごとに選択する。賞金首は30分で逃げてしまうので、その間に撃破しなければならない。賞金首は倒されるたびに強大化し、イベント中何度も登場する。賞金首を倒し損ねた、あるいは敗北した場合、他のプレイヤーに救援を要求することができる。救援を要求できるプレイヤーはその時ログインしているプレイヤーからランダムに30人が選ばれ、フレンドは優先的に選ばれる。救援要請後は応じたプレイヤーによる総掛かり戦となる。自分が他プレイヤーの救援要請に加勢することもできる。

賞金首を倒す、あるいは制限時間以内に誰か救援者によって倒された場合、ダメージにどれだけ貢献したかなどによって功績値が得られる。賞金首からは多くの功績値が得られるが、デイリーランキングの点数に加算されないので注意が必要である。

ちなみに、賞金首第一号はジュピトルであった。

対戦イベント

対戦イベントは討伐イベントに似ているが、通常の対戦と同じく他のプレイヤーとの対戦となる。一定確率でボスが登場し、海図が3種類あるのは討伐イベントと同じである。また、回復アイテムも通常対戦と同じビスケットだが、イベント専用の限定ビスケットが報酬として支給される。

投資イベント

投資イベントはイベント海域に点在する都市に投資をして都市レベルを上げるイベントである。イベント都市にも交易品があり、イベント海域内なら自由に交易することができる。ただし前述の通り通常海域に交易品の持ち出しはできない。投資する財貨は通常の所持金貨を使うので、多額の出費と収入が得られるイベントである。

アイテムの砂時計を使用することでチャンスの持続時間を1分間延長できる。

探索イベント

探索イベントはイベント海域(このイベントだけは1種類)にある拠点を探索し、6色6種類、計36個の宝物を掘り当て、あらかじめ定められた個数を確保するゲームである。1回の発掘回数は20回で、お題はクリアするたびに複雑になる。

また、他のプレイヤーに対戦をしかけ、所持している宝物を奪い取ることもできる。拠点で発掘できる宝物の色や種類は偏りがあり、発掘だけではどうしても揃えられないこともままあるので対戦は必至である。このイベント用アイテムの機雷は宝物の1カ所に設置することによって、その宝物目がけて対戦をしようとした他のプレイヤーを自動的に撃退することができる。逆に、相手がすでに機雷を仕掛けた宝物目がけて攻撃をしたら自動的に敗北する。

美食の祭典

2019年4月に導入された新イベント。食品のみが交易品として陳列されたイベント海域を巡り、指定された食材を買い集めて課題の料理を作成することで功績値を獲得する。料理には3種類の調味料を組み合わせることで、出来栄えを示すランクが付けられる。課題の料理は毎日変化しており、いかに高いランクの料理を数多く作成するかで個別にイベント報酬を獲得する。したがって、このイベントのみAsPtはない。

料理に用いる調味料は、イベント海域に点在する遺跡から発掘して獲得する。遺跡には調味料の他に航海道具や贈り物、スキルトレーナーなども発掘できる。また、アイテム秘伝調味料を用いることで料理の出来栄えが大幅に増加する。

料理に用いる交易品は通常海域と同じように在庫があるので、在庫量を回復させるスキルを持つ航海士がいることが望ましい。ここでもアイテム在庫回復券を使用することである程度回復する。


  1. ^ コーエーテクモゲームス (2013年12月21日). “大航海時代V”. コーエーテクモゲームス. 2014年4月3日閲覧。
  2. ^ 箭本進一 (2013年12月21日). “シリーズ最新作「大航海時代V」は,シリーズの遺伝子をしっかりと受け継いだシングルプレイ重視の作品に。ブラウザ展開の理由も聞いたプロデューサーインタビュー”. 4Gamer. Aetas. 2014年4月3日閲覧。
  3. ^ 【重要】サービス終了のお知らせ”. Gamecity (2021年1月29日). 2021年1月29日閲覧。
  4. ^ 現在のAsスロット方式は2016年5月のイベントに変更されたものである。
  5. ^ 2016年11月のイベントで、上限が9999から加算された。
  6. ^ 2016年3月現在、最も早くに死去したバルトロメウ・ディアス(1500年没)から、最も遅くに生まれたシャルロット・コルデー(1768年)まで、268年離れた人物が登場している。期間限定の人物も含めれば、12世紀に生きたタマル・バグラティオニが登場している。
  7. ^ アラビアやインドでは、インド人ダンサー「ラール・タタ」が代わって登場する。
  8. ^ 2016年8月のアップデートにより、デイリーミッションに曜日の規則性がなくなった。
  9. ^ 物語のアルビダをモデルとした同名の人物として設定されている。
  10. ^ 史実のテウタに自らをなぞらえる人物として登場している。
  11. ^ サミュエル・ベラミーの項を参照。ベラミーの恋人にして、魔女伝説がある。





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