デジタルフォトフレーム デジタルフォトフレームの概要

デジタルフォトフレーム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/12/23 10:15 UTC 版)

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ソフトバンクモバイルのデジタルフォトフレーム、PhotoVision HW001S(ファーウェイ製)

概要

デジタルフォトフレームは、デジタルカメラ携帯電話などで撮影した画像データ(デジタル写真)を表示する専用の情報機器の一つで、基本的にはそれ単体で完結した製品ではあるが、前提として内蔵された記憶装置(概ねフラッシュメモリ)かメモリカードなどに画像データを記録する必要があり、その意味では他の情報機器と連携して使用することになる。その多くでは液晶ディスプレイを前面に具えており、ここに画像データを表示する。

JPEG画像などパーソナルコンピュータで扱える画像データ形式(コンテナフォーマット)に対応することから、撮影機器からだけではなく、インターネット経由などでパソコンに取り込んだ画像データも扱うことが可能である。基本的には複数の画像データをスライドショーの形で一定時間ごとに切り替えることが可能であることから、従来のフォトフレーム(写真立て)にはない利便性を具える。

これらの機器は「デジタル写真用のフォトフレーム」という位置付けから、写真立てのような外観を持つ製品が一般的だが、携帯機器としての製品も販売されている。内部的には情報処理機能を持つコンピュータとしての機能を持ち、これを駆動させる電源を必要とし、多くの据え置き型製品ではACアダプターから、携帯型のものでは充電式内蔵電源乾電池などから電源を得ている。

画像データを蓄えている内部記憶装置かメモリーカードからのデータを呼び出して前面の表示装置に映し出すが、メモリカードを使用する機種ではそれらに対応したメモリーカードスロットを持ち、またそれ以外でもUSBソケットを持ち、USBメモリなど他の形態の記憶媒体に対応した製品も販売されている。またBluetoothに対応して無線通信でデータをやり取りできる製品や、無線LANコンピュータネットワークに対応した製品、更には移動体通信端末(主に携帯電話用無線回線を利用する)としての機能を持つ製品など様々な製品が出回っており、多機能化も目覚しい。

こういった多機能化の一方では、静止画像のみならずMP3などの音声データ(BGM用など)や動画Motion JPEGMPEG-2など)やアニメーション(Adobe Flash Lite)に対応する機種もあり、またデジタル写真以外にも時計やカレンダーを表示する機能など、様々な付加価値の付与が行われている。こういった傾向ではデジタルメディアプレーヤーと曖昧化する製品も見られるが、携帯型DVDプレーヤーやデジタルメディアプレーヤ・デジタルオーディオプレーヤー・携帯電話など様々なジャンルの製品の内にも、デジタルフォトフレーム的な機能を備える製品も少なくない。

製品群の動向

日本

デジタルカメラの普及に合わせて登場したものの、当初はあまり普及しなかった。しかし1999年に撤退したソニーが2008年に再参入したことなどから急速に普及が進んでいる[1][2]。ソニーの他には富士フイルムなどが参入している。

2009年以降、携帯電話キャリアがデジタルフォトフレームと専用の通信サービスを提供している。NTTドコモの「お便りフォトサービス」、ソフトバンクモバイルの「PhotoVision」、auKDDI沖縄セルラー電話連合)の「PHOTO-U SP01」がある。これらはデジタルフォトフレームに3G無線通信モジュールを内蔵しており、携帯電話とは別に回線契約が必要となっている。専用のメールアドレスで受信した画像ファイルを表示するなどの仕組み。回線を解約しても通常のデジタルフォトフレームとして使用することは可能である。また、キャリア契約は不要で無線LAN機能を用いた同様のサービスもある[3]

多くのベンチャー企業による商品が混在しているが、その他携帯電話を利用できるサービスに、MagicSyncを用いて基本料金なしでの通信サービスも提供されている。トランステクノロジーの「TGP-701MG」は基本料無料で携帯電話を用いた無線データ受信が可能である。これは回線契約が不要であるが、通信量に応じた受信料金が別途必要となる[4]




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