サガリ (囲碁)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/02/02 06:40 UTC 版)
また、第4線の石からサガる手を、特に「鉄柱」と呼ぶことがある。極めて堅い形であることからこの名がある。下図の黒1が鉄柱の例。敵にサバキの形を与えないなどの利点があるが、反面重くなることもある。
サガリの活用例
定石におけるサガリ
高目定石の一形。黒1のサガリが手筋。この石は逃げられはしないが、以下白が2から8と取りに来る間に外から利かし、厚みを築く。
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死活におけるサガリ
黒1から3のハネサガリで、ふところを広げての生きとなる。
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上の左図、▲のような一線までのサガリを、強調の意味を込めて「オリキリ」と呼ぶことがある。こうしたオリキリは石の死活に大きな影響を及ぼすことがある。この図の場合、右図黒1のホウリコミから黒3のオキで白が全滅となる。
ヨセにおけるサガリ
黒1のサガリがヨセの手筋。白が2のオサエなら、3から5とハネツギを先手で決められる。黒1で2にハネ、白6、黒1とハネツぐのは後手を引く。
参考図書
- 片岡聡『ノビとサガリ (烏鷺うろブックス)』日本棋院 1990年
- 1 サガリ (囲碁)とは
- 2 サガリ (囲碁)の概要
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