発光
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/27 13:58 UTC 版)
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発光(はっこう)は、光を発すること。
主に、熱放射(黒体放射) (恒星、炎、白熱灯などの光)やルミネセンス(冷光)が知られる。その他、荷電粒子線の制動放射による発光、 チェレンコフ光などがある。
熱放射(黒体放射)
ルミネセンス
励起状態にある量子系(電子など)が、より低い励起状態や基底状態に遷移することにより光を発する。どのように電子が励起されたかによって分類することができる。
励起方法による分類
- フォトルミネセンス(PL) - 光照射による励起での発光。(例:蛍光灯、蛍光色)
- カソードルミネセンス(CL) - 電子線照射による励起での発光。例:ブラウン管)
- エレクトロルミネセンス(EL) - 電圧による励起での発光。(例:LED)
- ソノルミネセンス(SL) - 音響エネルギーによる発光。
- ケミルミネセンス - 化学発光とも呼ばれる。化学反応によって励起状態をつくり、それが基底状態に遷移するときに発光する。(例:サイリューム)
- バイオルミネセンス - 生物発光とも呼ばれる。酵素を使って発光物質を酸化させるなどの化学反応によって光を発する。この意味では生物の発光の大部分は化学的発光の範疇に入る(ルシフェラーゼ、イクオリン)。また、生物の発光には蛍光(フォトルミネセンス)に由来する物もあり(GFP)、これを含めて発光蛋白質は組換えDNA作製の際にレポーター遺伝子として利用されている。
発光する生物の例
発光過程メカニズムによる分類
関連文献
- 小林洋志『発光の物理 (現代人の物理)』朝倉書店、2000年。ISBN 4254136277。
関連項目
発光
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/26 15:58 UTC 版)
プラズマ中の電子が励起状態から緩和するときに、エネルギー準位の差に対応した特定波長の光を放出する。発光スペクトルは、温度、密度、イオン種によって変化し、これを利用してプラズマの状態を測定することができる。この手法を、プラズマ分光と呼ぶ。イオン種ごとの発光スペクトルはNIST Atomic Spectra Databaseから参照できる。
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「発光」の例文・使い方・用例・文例
- 生物発光は一種の化学反応である。
- 発光ダイオードの大量生産
- ルシフェラーゼによってホタルは発光できる。
- 発光生物.
- 発光体.
- 発光体
- 乳発光する幹
- ホタルは生物発光性である
- 外部電源からの放射照射の間発光する
- 腐敗木材の燐光性発光
- 本来、発光する特性を持っている
- 短期間の発光を出す
- 熱で白く発光するさま
- 大きな生物発光海洋原生動物
- 各目の下に発光器官を持っている深い暗い水域の魚
- 発光性腹部器官を持つ温帯で一般的な夜行性甲虫
- 発光する幼虫、または翅の無い地虫のようなホタルの雌
- 明るい発光性の斑点を持つ熱帯アメリカ産コメツキムシ
- 以前は発光すると考えられていた鼻のような突起を持つ、明るい斑紋のある熱帯性大型昆虫
発光と同じ種類の言葉
品詞の分類
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