一度

デジタル大辞泉

いち‐ど【一度】

読み方：いちど

１ 1回。いっぺん。ひとたび。「—おいでください」「一生に—の体験」

２ （副詞的に用いて）いったん。ひとたび。もし。「—食べたら忘れられない味」→一度に

ひと‐たび【一度】

読み方：ひとたび

１ 1回。いちど。「—はあきらめた計画だ」

２ （副詞的に用いて）いったん。もし。いちど。「—思い立ったからにはやり抜こう」

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一度

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2022/09/04 09:49 UTC 版)

一度（いちど）あるいはユニゾンとは、音楽における音程のひとつである。

Wiktionary日本語版（日本語カテゴリ）

一度

出典:『Wiktionary』 (2021/08/11 07:51 UTC 版)

名詞

一 度（いちど）

1. （「ひとたび」とも）一回。
   • この木は世界の夜明以来、一万年に一度花を開き、一万年に一度実をつけていた。（芥川龍之介『桃太郎』）
   • だが、私は今まで一度だつて、政治家になつたことはないし、なりたかつた事もないのだ。（葉山嘉樹『氷雨』）
   • 一同が茶の間に集まってがやがやと今日の見聞を今一度繰返して話合うのであった。（国木田独歩『竹の木戸』）
   • 程なく返事が來て、心當りの家があるから一度見に來る樣にとの事であつた。（若山牧水『樹木とその葉 木槿の花』）
2. （副詞的に）いったん。
   • 然し一度足を踏み入れたら、もう二度とそれを拔かしめないのが、都會と呼ばるる文明の泥澤の有つてゐる不可思議の一つである。（石川啄木『田園の思慕』）
   • 彼等も嘗て一度は都會の思慕者であつたのである。（石川啄木『田園の思慕』）
   • そうして一度訪うた者は、その後必ず訪問した。（国枝史郎『名古屋の小酒井不木氏』）
   • じゃ、きっと彼女は着物でも着換る為に、一度家に帰ったのだろう。（江戸川乱歩『算盤が恋を語る話』）
3. あるとき。
   • あちこちが隙間だらけなので、鶏でも猫でも犬でも自由に通れる。（略）一度などは、馬が通過したこともあった。（梅崎春生『庭の眺め』）
4. （「一度に」の形で）複数のことがらを同時に行うさま。いちどきに。
   • 「…。何でも好きなものの振り出せる打出の小槌という宝物さえある。」/「ではその打出の小槌から、幾つもまた打出の小槌を振り出せば、一度に何でも手にはいる訣ですね。…」（芥川龍之介『桃太郎』）
5. 温度、角度を表す単位「度」一つ分の大きさ。
6. （音楽）楽譜上、同じ高さに書かれる2つの音の音程。同度。

関連語

一回

• 一度見ぬ馬鹿二度見る馬鹿
• 一度あることは二度ある

温度、角度の1単位

• 別表記: 1℃、1度

同じ高さの音

• 類義語: ユニゾン
• 派生語: 完全一度、増一度、重増一度

翻訳

一回

• 英語: once

同じ高さの音

• ドイツ語: Prim
• 英語: prime

• イタリア語: prima
• フランス語: unisson

名詞

1. 一回。
2. 杯一杯の酒、その酒を飲むこと。
   • 「口付きの男に、まづ一度せさせよ」とて、酒を出だしたれば（『徒然草』）

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「一度」の例文・使い方・用例・文例

• もう一度言ってもらえませんか
• 彼はいばった態度など一度も見せたことのない人だった
• これらの点については次回もう一度論議します
• 彼らは一度に２，３人ずつ部屋に入れた
• 一度嫌なことがあったからってあきらめなければならないことにはならない
• 章の最初のところをもう一度読みなさい
• 一度にロウソクを全部吹き消したら，あなたの願いがかなうでしょう
• 申し訳ないのですが，昼食後にもう一度お電話いただけますか
• どうして僕はただの一度も何かうまく行くってことがないんだ
• 彼は一度にカプセルを2つ飲んだ
• もう一度言って，聞こえなかったんだ
• 一度ブラシを掛けただけで光沢が出た
• もう一度やり直さなくては，電話が鳴って数えていた数がわからなくなった
• ピーターを招待することは一度も私の頭に浮かばなかった
• 一度悪評がたてば二度と浮かばれない
• 私の両親は年に一度私が家に帰ることを期待する
• 一度やると決めたら最後までやりなさい
• ちょっと待ちなさい，身分証明証をもう一度見せなさい
• もう一度言って．名前が聞き取れなかった
• そこに行ったことは一度もありません