トリプル‐アクセル【Triple Axel】
トリプルアクセル(とりぷるあくせる)
フィギュア・スケート競技での大技のひとつ
進行方向前向きでジャンプを切り、空中で3回転半したあと、後ろ向きに着地する。5種類ある3回転ジャンプの中でも最も難しい技術。三回転半ジャンプともいう。
トリプルアクセルは、男子のフィギュア・スケートでは標準的な技となっているが、女子の世界ではまだ成功例が少ない。1992年のアルベールビル冬季オリンピックで、伊藤みどり選手はトリプルアクセルを見事に決め、銀メダルに輝いた。オリンピックの舞台では、唯一の成功例だ。
ソルトレーク冬季オリンピックでは、恩田美栄選手がトリプルアクセルの成功を目指している。恩田選手は、2001年12月にカナダで開催されたグランプリ・ファイナルの公式練習中にトリプルアクセルを決めた。恩田選手のトリプルアクセルは、女子シングル後半のフリー(自由演技)で登場する予定。
(2002.02.22更新)
アクセルジャンプ
(トリプル・アクセル から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/02 03:35 UTC 版)
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アクセルジャンプ(Axel jump)は、フィギュアスケートにおけるジャンプの種類のひとつ。名称はノルウェーのフィギュアスケート選手アクセル・パウルゼンに由来する。単にアクセルとも呼ばれる。ISU(国際スケート連盟)が認定する6種類のジャンプの中で最も難易度が高いとされるジャンプである。
解説
空中での回転の方向が反時計回りの場合、左足の(時計回りなら右足の)アウトサイドで前向きに踏み切って跳ぶジャンプ。
このジャンプは、右足バックアウトサイドに重心を乗せた状態から、重心を左足フォアアウトサイドに移動させると同時に、右足を回転方向と同じ方向に振り上げ跳び上がり、なおかつ振り上げた右足をそのまま空中での軸とすることができるため、6種類のジャンプの中で最も回転力、飛距離を得やすいジャンプとなっている。しかし、前向きに踏み切り、後ろ向き着氷のため他のジャンプより半回転多く回らなければならずその難易度は最も高い。評価の基礎点も他ジャンプとは一線を画し最も高いものとなっているが、その分出来栄えによる加減点(GOE)幅も大きく設定されている。
ショートプログラム(SP)においてアクセルジャンプはダブル(2回転半)もしくはトリプル(3回転半)が必須要素となっている。なお、フリープログラム(FS)において、このジャンプのみ最低1回は入れなければならない(回転数は問わない)。
なお、1回転半に満たないアクセルジャンプ(単に半回転のジャンプ)はスリージャンプ(またはワルツジャンプ)と呼ばれ、フィギュアスケートにおけるジャンプの入門として教えられる事が多い。新採点方式の競技会においては無回転のアクセルとみなされ、採点表には「A」と記載され得点は0点となる。
歴史
1882年のウィーンで開かれた国際大会 (Great International Skating Tournament) でノルウェーのアクセル・パウルゼンが初めて跳んだのが始まりとされている[1]。このときフィギュアスケート用ではなくスピードスケート用のスケート靴で行った。1920年には同じノルウェーのソニア・ヘニーが女子選手として初めてシングルアクセル(1回転半)に成功した。
1948年サンモリッツオリンピックでアメリカのディック・バトンがダブルアクセル(2回転半)を成功させ、1953年には同じくアメリカのキャロル・ヘイスが女子選手として初めてダブルアクセルに成功した。
1978年にカナダのヴァーン・テイラーが世界選手権でトリプルアクセル(3回転半)を成功させ、1988年にNHK杯で日本の伊藤みどりが女子選手として初めてトリプルアクセルに成功した。
2006年にアメリカの井上怜奈&ジョン・ボルドウィン組がトリノオリンピックペア競技SPでもISU公式戦初となるスロートリプルアクセルを成功させた。
2010年に日本の浅田真央がバンクーバーオリンピックで、1大会に女子最多の計3回のトリプルアクセルを成功させたとしてギネス世界記録に認定された。
2022年USインターナショナルクラシックにおいて、アメリカのイリア・マリニンが史上初めてクワッドアクセル(4回転半)を成功させた。[2][3]
注釈
- ^ James R. Hines, "Historical Dictionary of Figure Skating" p.103
- ^ “Ilia Malinin (USA) lands first quad Axel”. 国際スケート連盟 公式サイト. 国際スケート連盟 (2022年9月15日). 2022年11月24日閲覧。
- ^ “Ilia Malinin”. 国際スケート連盟 公式サイト. 国際スケート連盟 (2022年11月22日). 2022年11月24日閲覧。
外部リンク
「トリプルアクセル」の例文・使い方・用例・文例
- トリプルアクセルはそのフィギュアスケーターの専売特許だ.
- 彼女はフリーの初めにトリプルアクセルで転倒したが,その後の演技で5回の3回転ジャンプを達成した。
- フリーでは,最初のトリプルアクセルで転倒したが,「座(ざ)頭(とう)市(いち)」の音楽に乗せた彼の凝(こ)った演技は高得点を獲得した。
- しかし,演技の冒頭で,トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)がシングルアクセル(1回転半)になってしまった。
- フリープログラムでは,中野選手は初めのトリプルアクセルを飛ばし,かわりにダブルアクセルを跳んだが,演技の残りの部分ではミスがなかった。
- 彼女はフリーの冒頭でトリプルアクセルを失敗したが,残りのジャンプ,スピン,ステップをうまく演じた。
- 彼女はフリーで,トリプルアクセルを2度試みたが,1つ目だけ成功した。
- だが,浅田選手はトリプルアクセルを2つとも完ぺきに決められなかったことに満足していなかった。
- しかし,2人はショートプログラムにトリプルアクセルを入れるつもりだ。
- しかし,彼女はトリプルアクセルジャンプを調整し,先月の全日本フィギュアスケート選手権で4連覇を果たした。
- フリーで,浅田選手はトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)に2度成功し,プログラム中に大きな失敗をしなかった。
- 彼女にとって完ぺきなトリプルアクセルを跳ぶことは欠かせないだろう。
- 最近の練習では,トリプルアクセルで成功することが多くなっている。
- 浅田選手はフリーの後,「トリプルアクセルジャンプに2回成功したことはよかったけれど,残りの演技にはまったく満足していない。でも,五輪は自分にとって初めてのことばかりで,すごく良い経験だった。」と話した。
- 浅田選手は「今日のトリプルアクセルは完ぺきだった。このまま3月の世界選手権までいきたい。」と語った。
- フリーでは,難易度の高いトリプルアクセルに挑まなかったが,他の要素で高得点をあげた。
- トリプルアクセルはかつて浅田選手のトレードマークだったが,彼女は2011年の四大陸選手権以来,トリプルアクセルを着氷させていなかった。
- しかし,ショートプログラムの冒頭で,彼女は美しいトリプルアクセルを着氷させた。
- 浅田選手は今年の四大陸選手権でトリプルアクセルに挑戦しようと決意していたため,その成功により彼女の自信は大きく高まったはずだ。
- 翌日のフリーでは,トリプルアクセルと3回転-3回転の連続ジャンプが回転不足と判定されてしまったが,浅田選手はそれでも高得点を獲得した。
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