ハイドロブレーディング
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/09/19 09:30 UTC 版)
ハイドロブレーディング(Hydroblading)はフィギュアスケートのムーヴズインザフィールドのひとつ。
概要
ハイドロブレーディングは、エッジを深く倒して体を非常に低い姿勢でほとんど水平に伸ばして滑る動作[1]。しばしばアイスダンスで行われる要素である。
さまざまなポジションの変化形が可能であるが、よくあるシングルスケーターの場合は膝を十分に曲げてバックインサイドエッジの上に体を載せて弧を描き、フリーレッグはスケーティングレッグの後ろ側からクロスさせて描く弧の外側に伸ばす。上半身は描く弧の内側にたたんで、片手または両手で氷をなでてバランスを取る。
このハイドロブレーディングをアイスダンスのプログラムで初めて実施し有名にしたのは、1990年代のカナダのアイスダンスチーム、シェイ=リーン・ボーンとヴィクター・クラーツである。彼らのコーチであるウシュイ・ケスラーが考案し、「ハイドロブレーディング」と名付けた。ハイドロプレーニング走法になぞらえて作られた言葉である[2]。
さまざまなハイドロブレーディングのギャラリー
ティモシー・ゲーブルのハイドロブレーディング
脚注
参考文献
|
ハイドロ・ブレーディング
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/03 15:39 UTC 版)
「ヴィクター・クラーツ」の記事における「ハイドロ・ブレーディング」の解説
エッジを深く倒し、姿勢を低く、かつほとんど水平に傾けた状態で滑る動作。ムーヴズインザフィールドのひとつ。いくつかの変化型がある。彼らが行ったもののうち、有名なものはお互い折り重なって体重を支え合いながら弧を描くもの。時に肘や手で氷面に触れてバランスも取った。この技は彼ら2人が開発したものではないが90年代に彼らがフリースケーティングでほぼ必ず取り入れた技で有名になった。
※この「ハイドロ・ブレーディング」の解説は、「ヴィクター・クラーツ」の解説の一部です。
「ハイドロ・ブレーディング」を含む「ヴィクター・クラーツ」の記事については、「ヴィクター・クラーツ」の概要を参照ください。
- ハイドロブレーディングのページへのリンク