モンスターペアレント
別名：モンスターペアレンツ、モンペ
英語：monster parents
自己中心的な理由から、学校・教職員に対して非常識で理不尽な要求を突きつけてくる保護者。いわゆるクレーマーの一種。本来ならば児童の自助努力や親同士、コミュニティ間で解決が図られるべき事柄に対しても、一方的に学校に対応を押し付けようと圧力をかける。
こうした存在は「モンスターペアレント」という呼び名が定着した2000年代頃から特に顕著に多く報じられるようになっている。その背景には、従来の「教師は尊い職業である」という認識の希薄化や、少子化による過保護傾向、サービス業としての教育に消費者としての児童・親といった認識があるなど、複数の時代的な要因もあると指摘されている。
学校におけるモンスターペアレントの呼び名と同様、医療現場において自己中心的な過度の要求を突きつける患者はモンスターペイシェントと呼ばれる。
英語：monster parents
自己中心的な理由から、学校・教職員に対して非常識で理不尽な要求を突きつけてくる保護者。いわゆるクレーマーの一種。本来ならば児童の自助努力や親同士、コミュニティ間で解決が図られるべき事柄に対しても、一方的に学校に対応を押し付けようと圧力をかける。
こうした存在は「モンスターペアレント」という呼び名が定着した2000年代頃から特に顕著に多く報じられるようになっている。その背景には、従来の「教師は尊い職業である」という認識の希薄化や、少子化による過保護傾向、サービス業としての教育に消費者としての児童・親といった認識があるなど、複数の時代的な要因もあると指摘されている。
学校におけるモンスターペアレントの呼び名と同様、医療現場において自己中心的な過度の要求を突きつける患者はモンスターペイシェントと呼ばれる。
モンスターペアレント
(monster parents から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2023/07/19 08:34 UTC 版)
モンスターペアレント（Monster parent）またはモンスターペアレンツ[1]とは、学校などに対して自己中心的かつ理不尽とされる要求をする親を意味する。元小学校教諭の向山洋一が命名した造語（和製英語）[2]。略してモンペア[3]、モンペ[4]ともいう。
- ^ “モンスターペアレントツとは”. コトバンク. 2014年5月5日閲覧。
- ^ 「教室ツーウェイ」2007年8月号9ページ
- ^ a b c “文科省は困惑…“モンペア”に教諭が逆襲”. Sponichi Annex. (2011年1月19日) 2014年5月5日閲覧。
- ^ “「オワコン」、「モンペ」、「ナマポ」 この言葉の意味わかりますか?”. 週刊文春WEB (2012年6月9日). 2014年5月5日閲覧。
- ^ “親”だけじゃない「モンスターチルドレン」の実態
- ^ J-CASTニュース : 「私語は授業妨害」学部長が掲示 モンスター大学生が増えた！
- ^ Dr. Haim Ginott (1969), Between Parent and Teenager, p. 18, New York, NY: Scribner. ISBN 0-02-543350-4.
- ^ “小野田正利さん モンスター・ペアレント論を超えて in のつどい”. www.ymgtsu.sakura.ne.jp. 山口県教職員組合. 2020年1月28日閲覧。
- ^ a b 「小野田正利 講演「人と人が結びあえる社会であり続けるために」 (PDFファイル)」
- ^ 【やばいぞ日本】「お前ら全員辞めさせる」
- ^ 山下・岡田「学校教育に対する保護者意識の実態 ―ターゲット・プロファイリングによる『学校教育に対する保護者の意識調査』の二次分析―」
- ^ 星野ハナ、横山範子、横山さやか、水野智美、徳田 克己「幼稚園教諭の感じる「困る保護者」とその対応」日本保育学会大会発表論文抄録No.53
- ^ “膨大な時間を奪われてしまう”. www.scn-net.ne.jp. 仕事に関する資料箱. 2020年1月28日閲覧。
- ^ 「第5回基礎学力シンポジウム報告「学力問題と学校」（金子元久）」
- ^ 喜入、2007
- ^ 新任女性教員の自殺、遺族が公務災害申請へ 西東京の小学校
- ^ 埼玉の保育所長の自殺、公務災害に認定 モンスターペアレント対応原因 - 中日新聞 2008年1月10日付
- ^ “学校問題解決支援チーム - 京都市教育委員会”. www.edu.city.kyoto.jp. 京都市教育委員会. 2020年1月28日閲覧。
- ^ 東京海上日動「教職員賠償責任保険」保険規約を参照のこと。
- ^ 「読売新聞「理不尽な親、疲弊する先生 学校の苦情対応外注」」
- ^ 本間正人著『モンスター・ペアレント―ムチャをねじ込む親たち』中経出版 ISBN 4806129178
- ^ “TOSS代表メッセージ”. www.tosshoken.com. TOSS. 2020年1月28日閲覧。
- ^ 本田由紀・高橋睦子「崖っぷちの教育界を救うために今、私たちができること」（『論座』2007年12月号）
- ^ 内田樹「日本人が共同体からの利益を捨てるまで」、小野田正利「追い詰める親、追い詰められる学校」（いずれも『中央公論』2007年12月号）
- ^ a b c 「『クレームで不眠症に』 保護者訴えた教諭 敗訴」『読売新聞』2013年3月1日付朝刊（東京版）
- ^ a b “教諭が保護者を「モンスターペアレント」として提訴”. 教育ひろば (2011年1月). 2014年5月5日閲覧。
- ^ “モンスターペアレントと500万円提訴された小学生親が反論”. NEWSポストセブン (2011年1月31日). 2014年5月5日閲覧。
- ^ “教諭の慰謝料請求棄却＝保護者の苦情で不眠症―さいたま地裁熊谷支部”. 時事通信社. (2013年3月1日) 2014年5月5日閲覧。
[続きの解説]
「モンスターペアレント」の続きの解説一覧
- 1 モンスターペアレントとは
- 2 モンスターペアレントの概要
- 3 対策・提言
- 4 「モンスターペアレント」という用語の問題点
- 5 脚注
- monster parentsのページへのリンク
