fancy
「fancy」の基本的な意味
「fancy」とは、英語で空想、思いつき、気まぐれな思い、好み、趣向などのことを意味する表現である。動詞として使う場合には、「fancying(現在分詞)」、「fancied(過去形)」というように言い換えられる。名詞は「fancies(複数形)」、形容詞は「fancier(比較級)」「fanciest(最上級)」となる。イギリス英語では、「異性が気になる」「お洒落」といった意味で「fancy」を使うことが多い。「fancy」のスラングとしての意味
「fancy」は好みや趣向といった意味を持つ英語であるが、スラングとして使う場合には意味が異なる。主にイギリスでは「コスプレ」や「~が好き」といったスラング的な意味合いで使われることが多い。日本においては、「女性らしい可愛いデザイン」をしたものに「fancy」という言葉を使うが、これもスラング的な使い方で、アメリカ英語で使われることはあまりない。「fancy」と「luxury」の違い
「fancy」には「高級な」「豪華な」といった意味がある。しかし、アメリカ英語で「高級な」「豪華な」という表現をする場合には、「luxury」を使うことが多い。ただし、大きな違いはなく、「fancy」と「luxury」どちらを使っても問題はない。「高級なレストラン」を表現する時には、「fancy restaurant」とも「luxury restaurant」とも言うことができる。「fancy」を含む英熟語・英語表現
fancy youとは
fancy youとは、主にイギリス英語で使われる表現である。イギリス英語で「fancy」は「異性が気になる」という意味を持つため、fancy youは「あなたが気になる」という意味となる。アメリカ英語の「I love you.」と同義。
fancy meeting you hereとは
fancy meeting you hereとは、「あなたとここで会うとは思ってもみなかった」という意味を持つ表現である。日本語的な表現にすると、「奇遇ですね」といった意味となる。
fancy a cuppaとは
fancy a cuppaはイギリス英語で使われる表現で、アメリカ英語ではあまり使われることはない。「お茶でもどうですか?」という意味を持つ言葉だ。
fancy -ingとは
fancy -ingとは「fancy」の現在分詞で、気まぐれで自由な空想という意味を持つ。
ファンシーグッズとは
ファンシーグッズとは、女性向けの可愛らしい装飾品のことである。日本語でよく使われる言葉で、アメリカで「fancy goods」という表現はあまり使われない。しかし、日本の「カワイイ」という表現は文化の一つとして海外にも広まっている。そのため、ポップカルチャーの分野では日本のようにファンシーグッズという言葉が使われるケースもある。
「fancy(TWICEの曲)」とは
「fancy(TWICEの曲)」は、2019年に発売された韓国のアイドルグループ「TWICE」の楽曲である。アルバム「FANCY YOU」の1曲目に収録されている曲で、アルバムのタイトル曲になっている。韓国語と英語を合わせた歌詞となっているが、日本人向けに日本語訳された「FANCY -Japanese ver.-」も発売されている。「fancy」を含むその他の用語の解説
petit fancy(イベント名)とは
petit fancy(イベント名)とは、台湾で開催されている同人イベントのことである。台湾版のコミケとも呼ばれているイベントで、毎年5月と10月に開催されている。開催規模は1万人前後で、少数であるが日本のサークルも参加している。
fancy(イギー・アゼリアの曲)とは
fancy(イギー・アゼリアの曲)は、2014年に発売されたイギー・アゼリアの4枚目のシングルである。「The New Classic」の先行シングルとして発売された曲で、ビルボードチャートで1位を獲得した。2015年の「第57回グラミー賞」で、「最優秀ポップ・デュオ/グループ・パフォーマンス」と「最優秀レコード賞」にノミネートされている。
fancy hanks(レストラン名)とは
fancy hanks(レストラン名)とは、オーストラリアビクトリア州メルボルンにあるレストランである。主にアメリカ料理を提供しているレストランで、バーベキューが人気となっている。
「fancy」の使い方・例文
「fancy」の使い方・例文には以下のようなものがある。I can't fancy her saying that.:彼女がそんなことを言うとは考えられない。
I can't fancy a life without music.:音楽のない生活は考えられない。
We are going to have dinner at a fancy restaurant tonight.:今夜高級レストランで食事する予定だ。
Fancy
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/01 14:09 UTC 版)
企業形態 | Private |
---|---|
ウェブサイト |
www |
Fancyは Joseph Einhornによってつくられた、ソーシャルコマースサービスのこと。本社はニューヨーク。
サービス内では気に入った商品を「Fancy」することや、掲載されている商品の画像をアップロードしたユーザーを「フォロー」することができ、自分の趣味趣向に似たユーザーが好む商品を見つけられる仕組みになっている。
また、ユーザーがFancy上で見つけた商品を購入したい場合には、扱っている個別のECサイトに移動する必要なく、Fancy上で商品を購入することが特徴である。Fancy上で人気の商品は、毎日トップページに更新され、世界の最新のトレンドを一目でみることもできる。 各種SNSとも連携しているため、ソーシャル上の繋がりをもとにしてショッピングをすることも可能である。
2013年7月、Bloombergから発表があったように、約6億ドル(約600億円)の時価総額(バリュエーション)で約5,300万ドル(約53億円)の出資を受けた。[1]
ボードメンバーには、フランソワ・アンリ・ピノー(グッチやプーマなどを展開するケリングのオーナー)、クリス・ヒュージ(フェイスブック共同創始者)、ジャック・ドーシー(ツイッター創始者)らが就任しており、株主には、彼らに加え、ウィル・スミス、アメリカン・エキスプレスなどの一流企業やアーティストが名を連ねている。
アップルとグーグルにより2012年のBEST APPにも選出され、2013年春には日本オフィスを創設している。[2]
略歴
Thing Daemon,inc
Fancyの運営会社。[3] CEOであるJoseph Einhornは、会社のミッションを「世界中の全てのモノのデータベースを作りたい」とまとめている(2010年のTechCrunch USの記事より)。[4]Gucci のサングラスからコミックスまで、全てのモノのメタデータを集め、ウェブ上にモノのプラットフォームを作ることを目的にしている。[5]
創立と成長
5,000人規模のインフルエンサーやセレブのみが利用できる、完全招待制のフォトブログとしてサービスが開始され、その後、招待制を廃止し一般公開された。[6]
2012年10月、インターネット業界の分析データを提供するcomScoreは、Fancyが調査開始の2011年8月から252%の成長を記録しており、約100万ドル(約100億円)の価値があると試算した。[7]
その後、2013年7月には、約600万ドル(約600億円)の時価総額でアメリカン・エキスプレスやウィル・スミスなどから出資を受けた。[1]
2014年2月には、アメリカ社交界で活躍するソーシャライツであるOlivia Palermo[リンク切れ]が、FancyにてE-コマースサイトをスタートしたことで話題となった。[8]
ドメイン
2013年6月にFancyはドメイン「Fancy.com」を購入し、ブランド名を「The Fancy」から「Fancy」に変更。[9]
利用者
Fancyを最も利用しているのはアメリカからのユーザーで、全体の24.8%に及び、特に18~24歳の女性が多数派です。その他にもインド7.8%、フランス6.5%、中国5.2%など世界中に広がっている。[10]
特徴
基本機能
Fancyのトップページには、世界中の「Fancy」な商品が毎日更新され、世界のトレンドが一目で見られるようになっている。気に入ったアイテムは「Fancy」することで、お気に入りのアイテムをマイページにコレクションすることが可能。また、色別、カテゴリー別でお気に入りを探せる他、自分がフォローした人が見つけた商品だけがみられる閲覧方法もある。 好みが似ているユーザーやインフルエンサーを「フォロー」する機能もついている。好きな有名人、ブランドをフォローすることで、モノを通じてつながることが可能。 また、ユーザーは、ウェブブラウザに「ブックマークレット」をダウンロードするか、Fancy内の「アップロード」から画像URLまたは写真をドラッグ&ドロップすることで、お気に入りの画像を投稿することもできる。 アップロードの数やフォロワー数などに応じてランクが上がり、「エディター」や「アートディレクター」などの称号が与えられる。 対応機種は、 iPhone、iPad、 Android、Windows Phone。[11]
Fancy Box
Fancyのキュレーターが厳選したアイテムの詰め合わせが毎月届く、定期購入サービスのこと。通常のFancy Boxの他、ハリウッドスターはじめ、有名人がセレクトしたアイテムとコラボレートしたBoxも多数あり。
2012年9月に開始し、アメリカでは俳優のAshton Kutcherや、歌手のPinkなどとコラボレート。[12]
日本ではVERBAL Fancy Boxが第一弾としてスタート。[13]
《現在、FANCYがコラボレートしているBOX》
Pink[リンク切れ]
Coco Rocha[リンク切れ]
VERBAL[リンク切れ]
Snoop Dogg[リンク切れ]
ギフト
自分用ではなく、プレゼントとしてFancyBoxやFancyギフトカードなどを送ることもできる。ベイビー、フィットネス、アニバーサリー、冬の定番、などのシチュエーションやカテゴリー別のギフトガイドページも設置。さらに、相手の特性に合わせたオススメを紹介してもらえる「おすすめアイテム」ページもある。 また、友人へ複数名でギフトを贈ることができるグループギフト機能もある。贈りたいアイテムの詳細ページの「グループギフトを主催する」を選択し、友人を招待し「出資する」ボタンを押すと、招待した人数で購入金額を分け合って商品を購入できる。出資金が目標金額に到達すると、送付先に設定していた相手にギフトが贈られる。 ※未成立時は請求無し[14]
当日配達サービス
Fancy上で正午までに購入した商品を、その日の17時までに配達するサービスのこと。 ニューヨーク、ボストン、日本など世界全60都市で一斉にスタート。今後、エリア拡大をはかると共に、当日配達サービスで購入できる商品を充実させていく予定。 [15]
プロモーション
SNSにシェアした招待リンクから友人が新規登録したり、商品リンクから購入されたりすると、Fancy上で利用可能なFancyクレジットを獲得できるような、アフィリエイト機能も充実。 友人を招待すると、1人あたり1ドル分のFancyクレジットが獲得でき、さらにその友人が60日以内に商品を買うと10ドルのクレジットを受け取ることができる。
また、Fancyボタン使って、個人のブログやWebサイト上でFancyの商品をシェアできる機能の他、個人のブログやWebサイト上の画像に「Buy with FANCY」のカートボタンを付け加え、Fancyのページに飛ぶ事なくそのまま商品が購入出来る機能、Fancy Anywhereも提供。実際に個人のブログやWebサイト経由で商品が購入されると、購入金額の10%分のFancyクレジットが獲得できる。 Fancy AnywhereはTumblrと提携し、Tumblrのユーザーインターフェースに馴染むようなデザインでも提供中。[16] [17]
日本での展開
2013年10月23日より、伊勢丹オフィシャルページを開設。ISETAN DESIGN WEEKのイベントに合わせ、クリエイターや職人の手仕事によるオリジナルプロダクトからタイムレスな名品を紹介中。アパレル商品やファッション雑貨など、商品カテゴリーを拡大予定。[18]
ファイナンス
収益源
Fancyには広告収益はなく、商品を販売する場所をブランドや小売業者に提供することで収益を得ている。ブランドや小売業者は、商品の画像をアップロードするだけでなく、価格、追加画像、説明文等の情報を追加し、商品を販売することができる。(またはユーザーがアップして、既に一定数のFancy数を集めている商品の画像に、追加情報を紐づけて販売することができる)[19] また、Fancyが承認した一定のブランドや小売業者の商品については、Fancy上に登録した商品のリンクを貼り付け、ユーザーを自社のウェブサイトに誘導することもできる。その場合、外Fancyはアフィリエイト料金として10%の配当を得る。
資金調達
2009年6月9日、エンジェル投資家のJim Pallotta(取締役、Boston Celticsのオーナー)、Esther Dyson、Allen & Companyより、約200万ドル(約2億円)の資金調達を行う。
2010年5月、シリーズAラウンドにおいて、Art Samberg、Jeff Samberg、Maynard Webb、Bob Pittman、ツイッター創始者Jack Dorsey(取締役)、 Facebook共同創始者Chris Hughhes(取締役)らを含む複数の投資家による資金を総額約600万ドル(約6億円)へと引き上げる。
2011年11月にはPinault-Printemps-Redouteより約1,000万ドル(約10億円)の投資を受け、企業価値約1億ドル(約100億円)となった。
2013年7月、その他American Express、Len Blavatnik、Will Smithらによる約5,300万ドル(約53億円)の資金提供を受ける。
これにより、企業価値は約6億ドル(約600億円)となる。以後規模は拡大し2013年には月約300万ドル(約3億円)の売上を記録。
2013年9月には、Barneys NewYorkのオーナーRichard C. Perry、その息子でFancyで働いているDavid Perryにより約700万ドル(約7億円)の投資を受ける。
買収
2012年8月の時点で、AppleはFancyを買収する交渉を進めていた。Appleは急成長していくEコマース市場で自身の役割を確固たるものにしたいと考えたのだ。Fancyを買収することで、Appleは単純な興味を購買意欲に変えることができると期待されていたが、[20]この買収は実現せず、買収額も開示されなかった。[21] 2013年2月、Fancyは同社の食品事業を強化するため、オンラインの食品技工ベンダーSamplrs.comを買収した。[22]
Google+との提携
2013年2月、Google+はFancyと提携。これにより、Facebookの「ギフト」と同様のしくみで、ユーザーは同一プラットフォーム上で直接購入またはシェアができるようになった。[23]
脚注
- ^ a b Sarah Frier (2013年7月7日). “Fancy Said to Get Funding From AmEx, Will Smith”. Bloomberg. 2013年7月20日閲覧。
- ^ “2013年春 「FANCY」ついに日本上陸!=Sarah Frier”. PR TIMES (2013年2月13日). 2013年2月13日閲覧。
- ^ Kafka, Peter (2010年12月23日). “What Is ThingD, Why Did It Make Fancy and What's Up With Those Fancy Offices? Let's Ask Founder Joe Einhorn.”. All Things Digital. Dow Jones & Company. 2012年10月24日閲覧。
- ^ Robin Wauters (2010年11月10日). “thingd: The Super Ambitious, Low-Profile But Red Hot Startup You've Never Heard Of”. TechCrunch. AOL Inc. 2013年7月15日閲覧。
- ^ Benjamin Popper (2010年11月9日). “Creating the Facebook of Stuff”. New York Observer. Wordpress.com VIP. 2013年7月15日閲覧。
- ^ Ira Boudway (2010年11月29日). “TheFancy.com: a website for materialists”. San Francisco Chronicle 2013年7月15日閲覧。
- ^ Marion aan 't Goor (2012年10月10日). “Fancy: The Future Of Social Media?”. Viral Blog. SocialMedia8. 2013年7月15日閲覧。
- ^ Diderich, Joelle (2014年2月20日). “Olivia Palermo in Town for Milan Fashion Week”. WWD. 2014年2月20日閲覧。
- ^ Andrew Allemann (2013年6月22日). “TheFancy buys Fancy.com domain name, rebrands”. Domain Name Wire. 2013年7月20日閲覧。
- ^ “thefancy.com”. Alexa. Alexa Internet, Inc (2013年6月). 2013年7月15日閲覧。
- ^ “Mobile”. Fancy. Thing Daemon Inc (2013年). 2013年7月15日閲覧。
- ^ silverman (2013年). “Fancy Box”. Fancy. Thing Daemon Inc. 2013年7月15日閲覧。
- ^ PR TIMES (2013年). “人気急上昇中のサイトFANCY VERBALとコラボレートした「Fancy Box」をローンチ!”. Fancy. PR TIMES. 2013年3月21日閲覧。
- ^ “group-gifts”. Fancy. Thing Daemon Inc (2013年). 2013年7月15日閲覧。
- ^ “12時までに注文すれば、その日の17時までにお届け! ソーシャルコマースサービスのFANCYが、当日配達サービスをスタート!!”. PR TIMES. PR TIMES (2013年). 2013年8月12日閲覧。
- ^ Christina Farr (2012年7月9日). “Fancy gives you cash for sharing the stuff you love”. VentureBeat. VentureBeat. 2013年7月15日閲覧。
- ^ PR TIMES (2013年8月2日). “ソーシャルコマースサービスのFANCYがTumblrと提携 Tumblr経由の商品購入で売上の10%を還元する機能、Fancy Anywhereを提供!”. PR TIMES. PR TIMES. 2013年8月2日閲覧。
- ^ PR TIMES (2013年10月23日). “『FANCY(ファンシー)』に伊勢丹がオフィシャルページOPEN”. PR TIMES. PR TIMES. 2013年10月23日閲覧。
- ^ “""Fancy: People’s Insights Volume 1, Issue 24"”. MSLGROUP. MSLGROUP. 2013年7月15日閲覧。
- ^ Owen Thomas (2012年8月4日). “"Apple Wants To Buy Pinterest Rival, Fancy"”. Business Insider. 2013年7月15日閲覧。
- ^ “"So No Apple Acquisition, Then? Pinterest Rival Fancy Raises $26 Million In New Funding"”. TechCrunch (2012年10月29日). 2013年7月20日閲覧。
- ^ Ingrid Lunden (2013年2月22日). “"Confirmed: Fancy Acquires Samplrs.com To Beef Up Its Artisanal Food Business"”. TechCrunch. 2013年7月20日閲覧。
- ^ Alyson Shontell (2013年2月26日). “"Google+ Partners With Fancy To Bring E-Commerce To The Social Network"”. Business Insider. 2013年7月15日閲覧。
外部リンク
- Fancy[リンク切れ]
- fancyのページへのリンク