ワイギグ【WiGig】
WiGig
別名:ワイヤレスギガビット
WiGigとは、WiGig Alliance(Wireless Gigabit Alliance)によって仕様策定が進められている、高速無線通信の規格である。
WiGigでは、60GHz前後の周波数帯域を用い、およそ10メートル程度の到達範囲で無線通信を行う。通信速度は約6Gbpsと、Wi-Fiのような現行の無線LANの10倍以上の高速化が目標とされている。WiGigが実現されれば、PCやその他のコンシューマ機器間で、ハイディフィニション映像などのデジタルデータを高速に転送できるようになる。
WiGigを推進しているWiGig Allianceは、Intel、Microsoft、NEC、Panasonicなどの企業を中心として設立された業界団体である。WiGigの最初の仕様は2009年第4四半期に発表される予定と発表されている。
ちなみに、WiGigのような屋内向け高速無線通信技術としては、WHDIやWirelessHDといった規格も登場している。
参照リンク
Wireless Gigabit Alliance - (英語)
Industry Leaders Form Wireless Gigabit Alliance to Promote 60 GHz Wireless Technology - (英語)
無線LAN: | WPS WAPI WDS WiGig Wi-Fi Direct Wi-SUN |
衛星通信: | インターネット通信衛星 |
WiGig
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/11 08:47 UTC 版)
WiGig (Wireless Gigabit、ワイギグ) は、主に60GHz帯の無線を用いる無線通信規格であり、無線通信仕様のMAC層および物理層を規定している。2009年12月に最初の正式仕様が決まった。 比較的利用の少ないミリ波に属する60GHzの電波帯を使用することで、7-9GHzもの広い帯域を使い、最大では7Gビット/秒の高速デジタル無線伝送を行う。 従来の無線通信方式に比べて通信可能な距離は10mほどと短く、HDTV動画の実時間での非圧縮伝送が可能な大容量・高速通信が特長である。60GHz帯は直進性が強いために遮蔽物を越えられず、複数のアンテナによる指向性制御を取り入れることで送受信特性を向上させる [1]。なお、60GHz帯のみを用いるシングルバンドの他に、デュアルバンド(2.4GHz + 60GHz または 5GHz + 60GHz)、トライバンド(2.4GHz + 5GHz + 60GHz)のマルチバンドが規定されている[2][3][4]。
- 1 WiGigとは
- 2 WiGigの概要
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